これだけはちゃんとやりてえね

東京に帰ってきました 楽しかった 福岡の皆さんありがとうです

行きたい本屋さんすべてを回ることができなかった 体力的に無理だろうと思ってはいたけど、できれば行きたかったな…


東京をちょっと離れたことで色々考えることができてよかった 大抵のことは「べつにだめでもいいじゃんね」と思っているのだけど、自分が「ここだけはちゃんとやるべきだ」と思ったところだけは、そこだけは一生懸命やらんとなあという気持ちになった これは経営がどうとかではなく、なんというか、人生全体の話です…急に人生の話をしてすみません…

もしかしたら10年後には変わっているかもだけど、とりあえずいまのところは「点滅社」が「自分のやること」だ なんとかやっていきたいな

同世代の人が活躍している姿を見るたび焦ったり沈んだりしているんだけれども、「もはやすべて手おくれ」のところからこの活動を始めたというのもあるし、もう無意味に見上げたりするのはやめて、居直って自分のやるべきことをがんばっていきたいですね …「人と比べるのはやめよう」みたいなこと言うてもそれが簡単にできたら苦労はないのだが まあでも粘り強く人生を続けていればいつかは解放される日がくるのかもしれない


鮎川信夫の詩集を買った 装丁、内容、著者近影、すべてがかっこいい

「おまえはからつぽの個だ
おまえは薄暗い多孔質の宇宙だ
おまえは一プラス一に
マイナス二を加えた存在だ
一プラス一が生とすると
マイナス二は死でなければならぬ
おまえの多孔質の體には
生が一ぱい詰まつている
おまえのからつぽの頭には
死が一ぱい詰まつている」

鮎川信夫『橋上の人 Ⅳ』

「今日も太陽が輝いているね
電車が走つているね
煙突が煙を吐いているね
犬は犬の中で眠つているね
やがて星がきらめきはじめるね
だけどみんな〈生きよ〉と言いはしなかつたね」

同上


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