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わたしたちの夢見るからだ

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ハンドポークタトゥー・絵・声・短歌・文章・踊りなど、様々な表現活動を行っている無さん(@naknar32)のエッセイです。 わたしたちの「からだ」とは何か。「からだが社会化され… もっと読む
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記事一覧

わたしたちの夢見るからだ【第八話】:タトゥーになれなかった傷についての覚え書き

 前回書いたことについて。  親愛なるねこさんがわたしの手につけた引っかき傷、そこにイン…

点滅社
7日前
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わたしたちの夢見るからだ【第七話】:タトゥーになった傷についての覚え書き

 ねこと暮らしている。  ねこという生き物に常に敬意を示さずにはいられないため、ねこさん…

点滅社
1か月前
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わたしたちの夢見るからだ【第六話】:タトゥー/多元的な美しさについて

※摂食障害についての記述があります。閲覧は自己責任でお願い致します。  人間がより美しい…

点滅社
2か月前
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わたしたちの夢見るからだ【第五話】:つくることのひらかれ(後編)

前編はこちらから。  踊りにおける身体表現について。  踊ることは、自ら(あるいは他者)の…

点滅社
2か月前
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わたしたちの夢見るからだ【第四話】:つくることのひらかれ(前編)

 前回書いたのは、わたしの踊りの原初体験のようなものだった。踊りをするものとしての個人的…

点滅社
3か月前
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わたしたちの夢見るからだ【第三話】:踊りの記録

 舞台に立ったことがある。纏うものはあっても、そこでは体ひとつの物語ることだけが唯一の声…

点滅社
3か月前
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わたしたちの夢見るからだ【第二話】:わたしと、身体と 〈後編〉

前編はこちらから。  もうひとつ、抑圧と管理の記憶について。  国立の中学校の入試を受けることについて、よく理由を聞かれた。  どう答えていたのだろう、はっきりとは思い出せないが、自分の中では明確な理由があった。わたしがもし受験をしなければ学区の公立中学校に通うことになる。その公立中学校には指定制服および指定ジャージがあり、それらを着て通学させられることに耐えられそうになかった。  入試を受ける国立の中学校は、生徒の自主性を重んじる教育方針だと聞いていた。授業の内容も大学の

わたしたちの夢見るからだ【第一話】:わたしと、身体と 〈前編〉

わたしの身体は、どのくらいわたしなのだろう。いつも思っている。ままならないもの。  自分…

点滅社
4か月前
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無さんのエッセイを連載します

今週金曜日の夜から2週に一回、無さんのエッセイを連載します。 X(Twitter) ・無(む) @nak…

点滅社
4か月前
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