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てんまめ映画レビューVol.1〜 「マトリックス」18年ぶりの新作は前代未聞のセルフパロディ映画‼️😂‼️

「マトリックス レザレクションズ」は、マトリックスファンの既視感を逆手にとる前代未聞のセルフパロディ映画だった❗️

1999年に今は無き渋谷パンテオンで「マトリックス」を見て衝撃を受けてから22年も経った。

あまりに久しぶりの劇場マトリックス体験だ。

賛否両論の否が多いがIMAXで堪能できてまずは満足。

お世辞にも傑作とは言えないが、、

解説とあらすじを簡単に記してから、ネタバレ無しのレビューをしようと思う。

【解説】※映画.comより引用

1999年に公開され、革新的な映像技術とストーリーで社会現象を巻き起こしたSFアクションの金字塔「マトリックス」。2003年に公開された続編「マトリックス リローデッド」「マトリックス レボリューションズ」で3部作完結となった同シリーズの新たな物語を描く、18年ぶりとなるシリーズ新章。主人公ネオを演じるキアヌ・リーブスが過去作と変わらず同役を担当するほか、トリニティー役のキャリー=アン・モス、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット・スミスらが続投。シリーズの生みの親であり、過去の3作品を監督しているラナ・ウォシャウスキーがメガホンをとった。

【あらすじ】

3部作のゲーム「マトリックス」をつくったクリエイター・アンダーソンは、夢と現実の境界が曖昧になる症状や度々生じる既視感に悩まされていた。社内では新作「マトリックス4」の企画が持ち上がり、その制作に追われる。そんな中、彼は自身がつくったゲームのキャラクター・モーフィアスと遭遇する。そしてアンダーソンが生きる世界が仮想世界であることを告げられる。やがて彼は「ネオ」として荒廃した現実世界に覚醒。人類を支配するAIとの戦いに身を投じる。


【てんまめレビュー】

ということですが、、まあ、賛否両論です。

ただ私にとっては、、これでもか!というセルフパロディと自己批評の極致の果てに、嗚呼、監督のラナはこう解釈して欲しかったのね、こう落とし前つけたかったのね、と妙な納得感があった。

あとマトリックスを揶揄する世間や安易な企画が横行する映画界にこんなに不満があったのね、と感じた 笑

自身がネオであることを忘れたアンダーソンが「マトリックス」トリロジーのゲームを作ったクリエイターという設定は最初やり過ぎと思ったが、そうすることでラナの言いたいことが伝わるとも思える。

だからこの作品は、マトリックスを劇中で批評的に語る3重入れ子構造になっている(現実世界とマトリックスとそこで作られたゲーム「マトリックス」)。更に、観ている私たち観客も共犯関係のように感じられるので4重構造とも言える。

噂では1作目の続編と聴いたが、ちゃんと3部作トリロジーをふまえて、その先を描いているのは嬉しい。

人間と機械の関係性もよりわかりやすく説明されている。共生と力関係の変化を感じさせる。

ラナの言いたいこと全部詰め込んで、1作目に限定回帰している。

アクションもCGよりも肉弾的にして、肉体の痛みと現実の痛みを強調していた。

トリニティをキーパーソンにしているのもこれしかないと思える。

クライマックスのアクションは見ていてカタルシスは無かったが、最後の抜け感は良かった。

狙ったようなギャグが多いのは蛇足だけど。。

そして、ネオとトリニティに刻まれた皺と白髪交じりの頭を見て、22年の月日に想いを馳せつつ、ふと思う。

これは私たちの物語ではないかと。

そう、個人的に感じた裏テーマは「使命と情熱と本当の自分を忘れて眠ってしまった中年(ネオとトリニティと私😌)よ、もう一度目覚めて、美しい夢を見よ❗️」笑

でも、まあ一言でまとめれば、

やりたい放題、遊びすぎ‼️笑

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