【高校生Teeの映画館】No.17 シェフ 三ツ星フードトラック始めました [あらすじ,見どころ,感想]
皆さんこんにちは、愛知県で高校生をやっているTeeです。
昨日の投稿にスキしてくれた方、ありがとうございました!
母が言った「あんた太ったね」って。絶対に言われたくなかったひとことです。自分では気付いていたけど大丈夫大丈夫って思いながらここまで来たのに…。ついに言っちゃった「あんた太ったね」って。ひょっとしたら俺太ってるかもって思ってたけど、認めたくなかった。
でも、これで運動するきっかけが出来ました。次は「えっ!あんたムキムキじゃん!」って言わせるんで、母にこのセリフ言われたらまた、報告します。
あ、そういえば母いつもありがとう。これからもよろしくお願いします。
それではいきましょう!
今日紹介するのは2014年公開のコメディ映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』です。
僕、週一ぐらいの頻度で自分がこれから観る映画というのをまとめているんですが、この『シェフ』って映画いいなぁって思ってチェックしたタイミングで丁度父がレンタルしてくれました。いつもありがとうございます。監督はあの『アイアンマン』シリーズを手掛けたジョン・ファブローさんで、マーベル作品で共演したお馴染みの面々も数多く登場してきます。最後まで読んでいただけると嬉しいです。
【監督】ジョン・ファヴロー 【時間】115分
《あらすじ》
カール・キャスパーは超一流の腕利き料理人。自分の作ったものをお客さんが喜んで食べてくれればそれで満足。そんなカール現在ロサンゼルスの有名レストランでシェフを務めています。キッチンのことはオーナーから任され、充実してる毎日を送っていました。
しかしプライベートでは、数年前に離婚して、今では週に何度かの10歳の息子に会う日を楽しみにしている。息子は料理をしている父親のことは、好きだし尊敬もしているが、肝心のカールはそのことに気がついていません。なんとなくすれちがっている親子の様子が手に取るようにわかります。
そんなある日、以前カールの料理を絶賛した有名評論家が店にくることになりました。張り切るカールは、オリジナルの新メニューを提供することにします。しかし、そんなカールの張り切りを空振りにしたのがオーナーの「いつものメニューを出せ」という意見。職のため、給料のため仕方なく応じるカールでしたが、結果それが裏目にでてしまいます。
評論家の評価は低く、酷評されてしまう。プライドを傷つけられたカールは、それでもなんとか平静を保っていました。息子との何気ない会話からツイッターのやり方を教えてもらい、とうとう評論家にネットで、新メニューを食べに来いと公開の喧嘩を売ってしまうのです。
当日もりあがるネット住民、レストランは普段の平日では有り得ない満席状態。しかし、またしてもオーナーが定番料理を提供するように言い出します。オーナーと喧嘩したカールは、店をクビになり評論家には、敵前逃亡といわれ、カールは評論家とも店内でけんかしてしまう。
その動画がネットで流れてしまい、カールは職もプライドも何もかもを失ってしまいます。
そんなカールでしたが、別れた奥さんの尽力で、ボロボロのフードトラックを手に入れます。
ここから、三ツ星シェフのフードトラック人生が始まるのでした。
※これより先は、ネタバレ要素を含みます。
《見どころ》
⚫︎超飯テロ
シェフってタイトルなだけあって、めちゃくちゃ美味しそうな料理が次々と出てきます。イライラしてる時でも悩んでいる時でもどんな時でも完璧な料理を仕上げるカールはさすが一流料理人です。
料理評論家のラムジーと喧嘩するシーンでは、感情的になってショコラケーキを潰したり投げたりしてしまいますが、カールの料理人としての料理・客・仲間に対する熱い思いがストレートに伝わってきます。
物語の展開を作るのが、このTwitterです。ラムジーがカールを酷評したのもTwitter。2人の喧嘩の原因になったのもTwitter。カールの失言が世界中に広まったのもTwitter。カールが有名になったのもTwitter。そして、キューバサンドウィッチを世界中に拡散させたのもTwitterでした。
SNSに慣れていないカールは世界中が自分のことを叩いていることに腹が立ち、仲間のシェフが止めたにもかかわらず煽るようなツイートをしてしまいます。そして、カールのツイートは全世界へ。。。
誤った使い方をすると取り返しのつかない事になる。とSNSの怖さも伝えられています。
映画としてもTwitterを投稿しているのが視覚的にわかるようになっています。入力している投稿画面を各々の人物の上に写して、投稿をするとTwitterの青い鳥が飛んでいくという描写、これが面白いなと思いました。
⚫︎マーティンに惚れる
カールの助手で友人シェフのマーティン。カールがレストランをクビになった後、マーティンが「俺はどこまでもあんたについて行くぜ」とカールに言うシーンがあります。
ですが、マーティンはカールが抜けたレストランのスーシェフ(2番手)に昇格します。そのことを話すとカールは大喜び。カールもこれからはフードトラックでやっていくと伝えるとマーティンも喜ぶのでした。
カールがトラックを整備していると、なぜがマーティンがやってきて、こう言います「俺も一緒にやらせてくれよ、俺はここのスーシェフやるぜ!!」。
その言葉に喜ぶカール、ですがまだ始めていないから給料は払えないというと「そんなの余裕だぜ!」と陽気に返すマーティン。
そして極め付けは、お礼にと、ボロボロだったトラックに無料でピカピカの塗装をしてくれます。
こんな戦友がいることは本当にいいなと思いました。お互いのやっていることに尊敬しあえ、同じ方向に向かって一緒に戦えるのはとても楽しいことなんだろうなって思います。
何をやるかも大事ですが誰とやるのかもすごく大切なことだなと思わせてくれました。
⚫︎Yes chef. No chef.
僕の中で一番印象に残っているのは
はじめてトラックで作ったサンドをお客さんに提供する際に、カールが息子のパーシーに自分の気持ちを伝えるシーンです。
そこでパーシーは焦がしたサンドをそのまま提供しようとします、「だってタダだし、いいだろ」と。
それを聞いたカールは作業をやめさせ裏に移動します。
そこでカールは自分はいい大人でも、いい夫でも、いい父親でもないが、料理に対しては誠実に一生懸命やってきたと伝えます。またそれで知ったことをパーシーに伝えたいんだと。
料理は楽しいことであり、食べる人を幸せにすることで自分も幸せになれる。そしてきっとお前もそうだと。
それを聞いたパーシーは真剣な顔で「yes、chef」と答え、
最後にあのサンドを出すのかと聞かれ「no、chef」と答えるのです。
一緒に作業をしていくこと、そして想いを伝えることで何かパーシーに変化がみえるこのシーンはとても好きになりました。
《高校生なりのまとめ》
ただのグルメ映画と思ってみてたら、親子の関係、夫婦の関係、仕事へのプライドや感謝などいろいろな見方ができる奥深い内容の作品でした。それこそ“口に入れた瞬間に芳醇な香りが立ち込める料理のように、とても味わい深い映画”です!!!あっ、また上手い(美味い)こと言っちゃった♡
サウンドトラックも最高で、何よりテンポがめっちゃ良かったので2時間がとても早く感じました。カールのように環境が思いっきり変わることで人生における大切なものは何かを見直すことができたのかなと思いました。
たった一本の映画ですが、とても笑えて、とても元気をもらいました。一流シェフたちが、きっと皆さんのお腹と心を満たしてくれますよ!ぜひ、観て下さい!!!
“美味しい人生は止まっていたら見つからない!”
【予告はこちら】
親切に最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
次回も、お楽しみに!
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