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昨年サウナで体験した運命的な偶然

 去年広島の実家に帰った時、近所の日帰り温泉に行ったんですね。

 そこはサウナ設備もあったので、サウナ好きの私は扉を開けてサウナへ。

 そこにいた先客は、高校の同級生

 卒業以来ご無沙汰だったのに、こんなとこで会うとはびっくり。お互い驚きながら再会を懐かしみサウナでしばらく歓談。

 しかし、サウナなので連絡先を交換する方法が無い、一旦温泉から出て連絡先を交換するまでの温度感では無く、また会おうと言いつつサウナで別れたんですね。

 帰り道で「テクノロジーの進化に抗い、情報交換を妨げる最後の秘境、それがサウナ」とかどうでも良いことを考えたり「もう会うことはないだろうなぁ、これが一期一会か」とかプチ感傷に浸りながらその日を終えました。

 それから数週間後、大阪出張で一仕事終えたサウナ好きの私は、大阪サウナの殿堂「サウナ&スパ カプセルホテル 大東洋」へ。

 早速サウナに入ると、

 そこにいた先客は、高校の同級生(前回と同じ人物)

 ほんの数週間の間に、何十年も会ってなかった同級生と、サウナで2回会う。

 かなりの偶然、そこに第三者がいれば、その驚きを伝えるだけで10分くらい喋れるが、お互い当事者なので逆に「へー、あー」くらいしか言葉が浮かばず。前回の歓談でネタは出し切ってるので社交辞令的な会話も見つからず。

 早々と「じゃあ、また」と別れる。前回と同じ理由で連絡先交換はせず。

 帰り道「あの同級生は全国のサウナで増殖してんじゃないか」と非現実的な想像をしてしまうほど珍しい出来事でした。

運命じゃない

  題名に「運命的」って付けてますが、これ運命的なだけで、実際は運命な訳じゃない、偶然ですね。こっからは運命と思うような偶然が起きる理由を考えてみたいと思います。

長い人生生きていればそんなこともある
 
人間長く生きてれば珍しい偶然に遭遇することもあります。そしてその偶然は記憶に残る。だから単なる偶然を運命と思ってしまう。

世の中には宝くじに連続当選する人、雷に二回打たれてしまう人、いろんな偶然に遭遇している人がいます。どんな人の人生にも一度はちょっとびっくりするような偶然が起こるのは何の不思議もありません。

人間は何らかのパターンを発見してしまう

 実際はランダムに起こっている出来事に対しても、存在しないパターンを発見(というか思い込み)してしまう。

勝負事になるとこういう人いますね。勝った時の服ずっと着てるとか、ルーチンワークを決めるとか。ハトをカゴに入れてランダムにエサが出るようにしておくと、ハトはエサが出てくる時に自分がしていたしぐさとエサを関係づける実際は存在しないパターンを発見し、そのしぐさを繰り返すようになったという実験結果もあるようです。

推薦図書

 「運命的に見える偶然」に興味を持たれた方にはこちらの書籍がオススメです。



 

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