最近の記事

異文化世界をおもしろがるのだ

優先席の優先されるべき人たちは、お坊さんと子どもも含まれる。 大切の価値観が日本とは違うのだな。 こどもは未来。お坊さんは心と生活の安寧の源? 電車に乗るときはホームに粛々と列に並ぶ。 混み混みなのに、むりやり乗り込もうとはしない。 だからある程度、車内はいつも余裕がある。 障がい者シニア女性の私は何度も席をゆずってもらった。 ほんとうに、すっと席を立ってくださるのだ。 私に限らず、お年寄りや、ときに子どもに、当たり前のように席をゆずる。 乗り換えを熟知するにはまだ時間が

    • 親への期待と恨みについて

      彼女=80代半ばの母は、娘の悩みの表面さえも理解しない。 「そんなの大したことないじゃないの。もっと大変なひとはいるでしょ」の一言で片付けるのがいつものパターンだ。 一方「世間体」「常識」「おとなの事情」「親戚への顔向け」にかかわる事柄には、しつこいほど追求したがる。 ただ、おかーさんなぜ私の気持ちを理解してくれないの?とは今は思わない。 ある意味開き直った。「もーいーや。この人になにか期待するのは時間の無駄だー」といつしか考えるようになった。 もう認知度も低下してい

      • 雨季のバンコクから暑い東京へ

        雨季の始まろうとしているタイへいってきた。 今の、蒸し蒸し高温サウナ状態の日本よりも格段に過ごしやすい。2月に行った時は暑くて大変だなぁって思ったけれど、今回はバンコク市内をテクテク歩いた。 もっとも、モールをはしごしたので涼しい場所にいる時間が長かったかなあ。 過ごしやすいから、ご飯もモリモリ食べた。 そんななか、早朝に日本に帰ってきてしばらく部屋にいたらぐんぐんむしむしほかほか。 自宅で作業があったから、パワーが必要だわ!と思い、バンコクにいたときから、チラチラ浮かんで

        • 妻の役割、夫の自覚

          ラジオでよく過払金支払いサポートのCMを聴く。 なかで、妻(母)が息子の結婚のために借金をして何年かかかって返済、その後夫に「過払金請求」をすすめられ、試しにしかるべき弁護士事務所に相談したところ、支払われた。 支払われた過払金で夫と旅行した、というストーリー。 夫はすすめたってどゆことだろう。 夫は、自分の息子の結婚式の資金にノータッチだったということ? 借金は妻だけが支払い続けたの?どうやって? 何度も聞いているはずだけれど。 都知事選の結果とともに、なぞがわき、深ま

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          感覚って大事だ

          バラの道、ゆりの道、なるものがある。 通った高校は女子校であり、「ゆりの道」なるものが校内にあった。 どこだったか忘れちゃったけど。 女性としての体をもって生まれたら、多くの人は男性を恋愛対象とするけれど、「ゆりの道」を歩む人は、女性のからだで女性の体を持つ人に恋愛感情を抱く。 バラの道、はその反対。 定期的に参加する読書会でこんど、おそらく「ボーイズラブ」というジャンルに分類される漫画作品を読んでいくことになった。 わたしはよくわからなくて小説版を、まず図書館で借りてしま

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          偉大なるものたち

          豚肉のビタミンは偉大だと信じて豚の角煮をチョイス。 おとなりの席は、先輩女性おふたりがお食事中。 おふたりとも「おひとりさま」のようだ。 聞き耳頭巾。 おしゃべりは大切だ、豚肉より偉大かも。 お昼は何を召し上がっている? テレビは何を見るの? おでかけもなさるの? ご一方の方がお相手に盛んに質問をされている。 世間トーク尋問仕様だ。 ただ、尋問(笑)される側が、いやそうかというとそういうわけではなく、ちゃああんとお話しは軽やかに展開されているようだ。 どちらの方も、一緒に

          偉大なるものたち

          「オバサン」がいまを生きる

          からだが動けるうちに(笑)行きたい場所に旅行に行く。一人でも気の合う友人とも! みたい映画を見る。そのあと美味しいお昼ご飯を食べる。 居心地の悪い場所、関係性、取り組み、活動、頼みごとからは離れる(離れたい) 50代女性ふたりがおしゃべりを展開するポッドキャストの番組をよく聞いている。 本音全開トークだ。 しなやかで自由な活動を自らが実践し、いろんな事象をおもしろがり、ときにゆるりと休み、真剣にお肌ケアやヘルスを思考する。 マンスプや家父長制は思想的に唱えるのではなくて、

          「オバサン」がいまを生きる

          穴子一本煮へのあこがれがかなう(笑)

          穴子一本煮へのあこがれがかなう(笑)

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          金目鯛のアラ煮をむごんでワシワシ!

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          むりしないでくださいねとわがまま

          体調がときどき不安定になったこともあり、仕事の仲間からは「無理しないでくださいね」とお声かけいただくことがある。 あ、メンタルではなくて、内臓系なんです。 その言葉をとてもうれしくありがたく受けとめる一方、言っている側は「むりしてもらって面倒なことになるのは避けたい」とか「こっちのせいになったらまずい」なんていう気持ちが少しあるんじゃないのかなと思ってしまう。 とてもブラックな思いだなって自分でも思う。働かせていただけることはとてもありがたいし幸せなことだ。なにより働く場は、

          むりしないでくださいねとわがまま

          あこがれの彼女のこと

          友人のひとりへのメールが宛先不明となってしまっている。 私の,知りうるアドレス2つとも。 潔いな、彼女らしいな、と思い、泣けてしまう。 何年か前に、彼女はすっぱり仕事をやめて療養生活にはいった。 このことは、だいぶ前からわかっていて、彼女もそのことを周囲に伝えていた。 私だって分かっていた。 でももしかしたら、なんらか返信があるかも、とにわかに思ったのだ。 彼女は、私の中では、他にどこにもいないキャラの持ち主だった。 はっちゃけた、とか、個性的、とか、枠からはみ出てど

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          ちょっと内容/映画「関心領域」

          冒頭。 のタイトルの文字が徐々に色を失う。 あとに続くのは濃い灰色一色。 映画中盤。 画面は真っ白になる。 その後。 画面は真っ赤に。 灰色は、無関心、虚無を表すのか。 白は煙か。 赤は血液か。 冒頭の灰色一色に続くシーンは、湖水浴や野いちご摘みを楽しむしあわせな一家のピクニック風景だ。 裕福な、家族睦まじい家庭。 広い庭や自家農園を有し、子どもたちは健康で活発だ。 父親の誕生日を、嬉々として祝う。 プレゼントはカヌー。 ドラマチックなBGMは流れない。 血も戦

          ちょっと内容/映画「関心領域」

          不適切のほど、にある前提を考える

          ドラマ「不適切にもほどがある」を面白くみていた。 クドカンの脚本はおもしろいよな、やっぱり。 なんて。 そうそう、コンプラも行きすぎるとがんじがらめになるよ、などとも、思っていた。 非常にものわかりのよい素直な視聴者の一人だった。 だがある、Pod castのフェミトーク番組で、アンチコメントを聞いて、えりを正す。 まず「このクソばばあ」「なんだよバーカ」と返す、このドラマの定番である@「不適切ほどあり」トークについて。 女性は「ババア」であることを前提にそれに対して反

          不適切のほど、にある前提を考える

          深く強い愛と絆、そして呪いと悲劇

          映画アイアンクロウをみた。 「強い」一家の大黒柱である父親を尊敬し、愛する息子たちは、父の出すミッションに忠実に従い、己をころしてまで鍛錬する。 ミッションはただひとつだ。 ある者は、パフォーマンスに優れ、年長の兄弟よりも先に晴れの舞台に立つも日頃から抱えていた体調不良の急激な悪化で死去。 ある者は、自らが目指していた世界を諦めて父親のミッションに従い、成功を収めるもこころがいつしか蝕まれていく。 その心を鎮めようとした行動がもとで身体に障害を持つことになる。 ある者は、まっ

          深く強い愛と絆、そして呪いと悲劇

          猿島という場所で

          逗子に泊まりに行き、美味しいお魚とゆったり時間を満喫したのち、帰路、横須賀へ。 というのも、遺跡めぐりと軍港巡りのツアーがあると知ったからだ。 船の出る港には、新人さんめいた若き自衛隊員さんたちが、年嵩男性に連れられてぞろぞろ歩いている。 セーラー姿の一団もあれば、丈の短い詰襟の一団もある。 入隊してからの経年による違いだろうか。 米国軍基地もある。ちなみに地元の方は「ベース」という言葉をフツーに使う。 横須賀は、自衛隊と基地の街、という言葉が思い浮かぶ。 まずは船にのっ

          猿島という場所で

          カレイの煮付けランチ

          きょうはパンにしようかなーとうろうろしていたのに、こちらのお店のランチの看板を見て、「さかなだわ」と。 海鮮丼系が美味しそうだなとおもいながら、にわかに煮魚が食べたいと思い注文してしまいます。 あっさりふっくら、そして、骨がほぼない。カレイは骨が多いというイメージが翻ります。 きっと丁寧にさばいてくださっているのだなー。 とても美味しい。 ドリンクバーもついていて1000円。わたしはご飯少なめにしましたら50円引いてくださいました。 ゆっくり過ごせてお料理はどれも安定の味わい

          カレイの煮付けランチ