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翻弄される主体、潔癖症-『ナミビアの砂漠』-
以下は『ナミビアの砂漠』の雑感である。不安定な身体に翻弄される主体の話、などなど。西島大介などと関連させつつ考えてみた。
映画中盤以降で、主人公:カナは双極性障害、いわゆる躁鬱のきらいを指摘されるが、ADHD(注意欠如・多動症)的なきらいも見られる。当然、両者の疾患には重なっている部分もあるし、劇中でも説明される通り、そういった疾患は綺麗に線引き出来たり、パッケージング出来るものでもないので
曖昧な主体-『マッド・マックス:フュリオサ』-
『マッド・マックス:フュリオサ』について(もしかすると他の人も既に言及しているかもしれないが)非常に感心した部分がある。面白い視点だと思うので軽くまとめてみたい。
フュリオサは賛否両論あった作品だったが、やはり前作の方が上であるという意見が大半を占めると思う。個人的にも、完成度という点では前作に遠く及んでいないと思う。進行も編集もやけに緩い。プリクエルとして『FR』とのプロット的な接合もそれ
【殴り書き】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
公開から本日でちょうど2年経ち、今作が物語としてどう機能しているのか、自分なりに考えてきたことをどこかに出力しようと思い立ってここに記すことに決めた。ただ、諸々の検証・履修が全く追いついていないので一旦まとまっている全体像をなんとなく書くだけ、という感じで。散文的ですが付き合える方はどうぞ。
これほどまでに貧弱で出鱈目な映像とプロットラインで走っていながら成立している映画にはこの先一生出会え