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ABEMA を始めとするサイバーエージェント系メディアから考える、気をつけたいメディア表現

今回もタイトル通り、メディアのタイトルについてです。
同じ事件を取り扱っても、違う言い回しをすれば、読者は違うように受け止めてしまいがちです。

自分の頭で考えられる人ならまだしも、世の中の人の全員が全員、考えらられるわけではないのです。



タイトルで読者が読み取るもの

そんな中、例えば、こんな言い方があったとしたらどう思いますか?

例)「●●の仕事をしているから、いじめにあったっていい」その理由

あなたはこの文章を読んでどう思いましたか。●●っていじめに遭うこともあるんだな、と思ったかも知れません。でもそんなモデルを見て、●●っていじめてもいいんだ、弱者なんだと考えて嫌がらせをするような人もいるかもしれません。


最後まで記事を読む人は少ない


メディアとは、タイトルが一番大事で、内容を最後まで読む人は決して多くはありません。それは統計にも出ています※
それをわかっていて仕事をしているひとたちが、
「●●の仕事をしているといじめに遭いそうな」タイトルをわざわざ表立ってつけるのはどうでしょうか。

たまたま、ネットサーフィンをしていたら見えた言葉でも、無意識に影響を与えるのです。

問題を感じるメディアタイトル記事一例


・100職の人と性行為しよう 紗倉まな(珍しい仕事の人と性行為しよう)



元記事はサイバーエージェントグループである新R25の記事ですが、NewsPicksなどサイバーエージェントと仲が良いメディアで転載されていました。裁判など問題になったからか、記事は削除されています。
ビジネス系メディアで、多くの職種の人(それも100人・・・)とセックスしようと説いた記事を堂々と掲載。
それでは少ない職種の人(女性エンジニア、女医、女性起業家、男性心理学者、男性保育士など)は餌食にされるのでは・・・?と問題視されました。


・盗撮について

こちらは盗撮についてのタイトル。


ABEMA 「あざとくて何が悪いの」 より

盗撮してもいいんじゃないか、と煽るような記事タイトルはやめた方が賢明でしょう。メディアとしての意識も低いように感じました。
こういう記事タイトルを子供が見ると思うとゾッとします。「人によっては盗撮してもいいのか」などと間違った認識を与えてしまうことはメディアとして影響力の使い方を誤った方向に使っているもので、犯罪を助長しないように配慮が必要です。


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