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【山の心得】~野生動物編~

こんにちは!みーちゃんです!!

本日は「とある放送」を聞いてとても納得した話があります。
「あなたは現在、安心感を感じて働いていますか?」
「他人へ安心感を与えられていますか?」
という内容でした。
子供たちが公園でよく、親御さんをチラチラと気にしながら砂遊びをしてたり、近所のお友達と遊んでたりすると思うんですが、あれって安心感から来ている行動なんだなと納得しました。
子供って親が近くにいるだけで安心感から自ら進んで行動する生物なんですよね。「後ろに親が居る安心感。何かがあったときにすぐに助けてもらえる状況。」に安心を覚えて行動しているんだな。
これって大人でも同じ話で、失敗できない資料の作成を行う場合、原動力って「上司に怒られる」とか「先方に怒られる」などだったりします。ただ、それってとても不安を抱えたまま仕事をしているので、むしろミスをしてはいけないと思えばしてしまうもの。で、結局上司に怒られるという事があるかと思います。
そんな時は作業に取り組む前に上司が
「責任は僕が取るから好きにやってみな!」と一言もらえるだけで心の持ちようは天と地の差がありますよね。
そんな素敵なマネージャーが居たら部下からの信頼も上司からの信頼も得られますよね。
そんな親のような安心感を持てる、バックボーンのしっかりした人間になりたいと思った次第でございます。

【山の心得⑯】~野生動物編~

と言う事で今回は野生動物に関して記事にしていきます。

登山に行った際に野生動物と遭遇した事のある方は非常に多いのではないでしょうか?
と言うより、登山と言わずに田舎暮らしをしていれば何度も遭遇した事があるはず。
特に登山は野生動物に遭遇することは珍しく無いどころか、獣道や野生動物の縄張りに入っていく事が多く、非常に確立の高い行動とも言えます。
自然の中で出会う動物たちは美しいですが、一方で危険も伴います。今回は、登山中に遭遇しやすいイノシシ、熊、鹿、カモシカ、猿などの動物と、ヤマビルなど小さい生物に関しても対策についてお伝えします。


・鹿との遭遇

鹿は比較的おとなしい動物ですが、繁殖期(秋)には攻撃的になることがあります。
高い声で「ピュッ!」っと鳴き声が聞こえたら鹿の警戒音です。

対処法
静かに観察
鹿に近づきすぎないようにし、静かに観察します。
小鹿に注意
➡子鹿がいる場合、母鹿が攻撃的になることがあります。子鹿を見かけたらその場を離れましょう。


・カモシカとの遭遇

カモシカは珍しい動物で、見かけると幸運と言われますが、あまり近づかない方が良いでしょう。
おとなしい性格の個体が多く、近寄っても中々逃げなかったりしますが、近寄らないのが吉です。

対処法
距離を保つ
カモシカを見かけたら遠くから静かに観察します。
ゆっくり後退
近づいてきた場合はゆっくりと後退してその場を離れます。


・猿との遭遇

猿は群れで行動し、人間の食べ物を奪うことがあります。特に観光地では猿が人間に慣れているため、注意が必要です。
基本は逃げていきますが、気性の荒い猿は襲ってくることもありますので注意が必要です。

対処法
食べ物を見せない
食べ物を見せないようにし、バッグにしっかりとしまっておきます。
目を合わせない
猿と目を合わせると攻撃的になることがあります。目を合わせず、静かにその場を離れましょう。


・イノシシとの遭遇

イノシシは日本全国の山林で見られる動物です。
主に夜行性ですが、日中に出会うこともあります。
イノシシは非常に敏感で、威嚇すると攻撃してくることがあります。
走るのもかなり早く、歯もとても鋭く、襲われると大けがに繋がります。

対処法
距離を保つ
イノシシを見かけたら静かに距離を取り、興奮させないようにします。
背を向けない
➡背を向けて逃げると追いかけられることがあります。ゆっくり後退しながらイノシシを視界に入れて動きましょう。
音を立てる
➡音を立てることでイノシシを追い払うことができます。例えば、鈴を鳴らしたり手を叩いたりしましょう。


・熊との遭遇

熊は特に北海道や山岳地帯で見られます。熊に遭遇すると非常に危険です。
熊は視覚よりも嗅覚が発達しているため、食べ物の匂いに引き寄せられることがあります。犬よりも7倍ほど嗅覚が良いです。
北海道は体格の非常に大きいヒグマが生息しており、本州には主にツキノワグマが生息しています。
1メートル程度の個体が多いツキノワグマに対してヒグマは2mを超える個体も多く、時速50キロで走れるので、遭遇した場合刺激は絶対にNGです。

対処法
事前準備
熊鈴を持参し、熊がいる地域では音を立てて歩くことで熊を避けることができます。
落ち着いて行動
➡熊を見つけたらパニックにならず、ゆっくりと後退しながらその場を離れます。死んだふりは絶対にNGです。
荷物を置く
最悪の場合、食べ物を入れたバッグやリュックを熊に向かって置いてその場を離れると、熊がそれに気を取られて逃げる時間を稼げます。
クマよけスプレーも大事ですが、クマの食べ物(所有物)への執着は物凄いです。バッグやリュックが狙われていると感じたら置いて立ち去りましょう。


・ヤマビルの対策

ヤマビルは湿った場所に生息し、登山中に足元から侵入して血を吸います。
梅雨時期などは大量発生し、気づいたら靴に沢山ついていたりします。
熱センサーやCO2センサーを持っており、体に寄って来て皮膚の薄い部分から吸血します。

対処法
長袖・長ズボン
長袖・長ズボンを着用し、靴下の中にズボンの裾を入れてヤマビルの侵入を防ぎます。
ヒル忌避剤
ヒル忌避剤を使用し、靴や服にスプレーしておくと効果的です。
チェック
登山後は身体をチェックし、ヤマビルが付いていないか確認します。付いていた場合は無理に引き剥がさず、塩をかけるなどして取り除きましょう。ライターなどの火を近づけるのも有効です。


・マムシとの遭遇

マムシは日本に生息する毒蛇で、森林や草原、山地などで見られます。
見分ける特徴として、茶褐色のずんぐりした体と三角頭、それと銭形模様とよばれる「丸描いてチョン」の独特の迷彩模様です。

対処法
ハイカットブーツ
山や草むらを歩く際は、長靴(登山以外の時)やハイカットブーツを履いてマムシから身を守ります。
草むらに注意
草むらや岩の隙間にはマムシが潜んでいることがあるため、注意して歩きます。
噛まれた場合
速やかに医療機関に行き、噛まれた部位を心臓より低い位置に保ちます。できるだけ動かさないようにして、毒の拡散を防ぎます。
マムシ咬傷の死亡率は、約0.3%と言われております。


・ハチとの遭遇

スズメバチやアシナガバチなど、刺されると危険なハチも登山中に遭遇することがあります。
オオスズメバチは約4センチほどある大型の蜂です。近寄っただけでその大きさにびっくりすると思います。

対処法
香りを避ける
甘い香りの香水や食べ物は避け、ハチを引き寄せないようにします。
静かに対処
ハチに遭遇した場合、パニックにならずに静かにその場を離れます。ハチを刺激しないようにしましょう。
刺された場合
刺された場合はすぐに刺された部位を冷やし、必要に応じて医療機関に行きます。アナフィラキシーショックの兆候がある場合は速やかに救急車を呼びます。
※アナフィラキシーショックの兆候=皮膚のかゆみや、赤い発疹、のどの違和感、ふらつきなど全身のさまざまな部位に症状が現れます。とくに息苦しさや立ちくらみは特に危険な症状となります。


・マダニに注意

ダニは草むらや低木に潜んでおり、登山中に衣服や肌に付着することがあります。特にマダニは刺されると重篤な病気を引き起こすことがあります。
マダニに刺されることで「SFTSウイルス」というウイルスによる感染症に
感染する可能性があります。
6~14日の潜伏期間を経て発熱や消化器症状(吐き気や腹痛・下痢)など中心に、筋肉痛や神経症状など多彩な症状を生じます。致死率は10~30%程度と非常に高いのが特徴です。

対処法
長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を避けます。
ダニ忌避剤
ダニ忌避剤を使用し、衣服や靴にスプレーしてダニの付着を防ぎます。
チェック
登山後は身体をチェックし、ダニが付いていないか確認します。付いていた場合は無理に引き剥がさず、専用のツールを使用して取り除きます。

と言う事で色々な生物に関して対策や対応方法を記載いたしました!
登山は自然と触れ合う素晴らしい機会ですが、野生動物との遭遇には十分な注意が必要です。
最低限の準備と知識を持って、安全に楽しみましょう!

という訳で今回の【山の心得】は
「野生動物の扱い」
に関して記事に致しました。

今回も最後までご拝読頂きありがとうございます!

また次回もご拝読頂けると幸いです。!

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