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尾道ロケの『高野豆腐店の春』を観た!

尾道でのオールロケ作品の『高野豆腐店の春』という映画を
尾道の海辺の映画館で見た。ちなみに『たかの豆腐店』と読む。
佳品だあった。
私は『豆腐屋』だから『豆腐』しか作れないと語った『小津安二郎監督』。
娘の結婚を軸に豆腐一筋の頑固親父の物語。
小津さん好みのテーマだが調子は少し喜劇タッチだった。
さりげない『日常』の『誇張』から生まれる『涙と笑い』の120分。
主演の藤竜也さんはじめ、麻生久美子さん・中村久美さん・徳井優さんらの脇役人らの好演で味わい深い作品になっていた。
随所に馴染みのそして懐かしい『尾道の風景』が散りばめられていて感慨もひとしおだった。
監督は三原光尋さん。詳しくは存じ上げないが尾道か三原にゆかりの方なのかもしれない。
東京や大都会の映画館ではなかなか上映されにくのかもしれないが勿体無い。
小さな『宝物』を拾った様な気がした。
ちょっと歩いてちょっと決断すればこの世の中かけがえのないものに出会える機会が随所にあるものだなと改めて思った。
『義弟』の法事で尾道に行ったのだがあるいは『義弟』の導きだったのかもしれぬ。


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