るるゆみこ

米国シアトル在住。黒人ミュージシャンの夫とふたり暮らし。R&B、SOUL、BL…

るるゆみこ

米国シアトル在住。黒人ミュージシャンの夫とふたり暮らし。R&B、SOUL、BLUES、GOSPELなど、黒人音楽が大好き。MMジャーナルでブラックカルチャーについて執筆中。http://honobono.myjournal.jp/

マガジン

  • 【共同マガジン】LOVE,JOY&PEACE

    • 418本

    noteでお友達になった方々に、また別のお友達を紹介できる場を作りたくて始めます! 特に規則はないけれど、ベースはLOVE,JOY&PEACE。 お互いにサポート、応援することはあっても、批判はNo No Noでーす。 大人のクリエイターたちが作る、音楽好きの(音楽好きじゃなくてもいい)楽しいマガジン♬

  • チェンジ!ブラックアメリカ!

    ランダムになりますが、アメリカで暮らす黒人の歴史、現在起きている事件などを書いています。 彼ら黒人に平等と、安心して暮らせる社会が訪れること、ブラックアメリカに変化がもたらされることを願い、その真実を紹介していきたいと思います。

  • 老人ホームの住民たち

    2024年、老人ホームにウェイトレスとして就職しました。ホーム内のレストランに訪れる住民たちに、朝食、昼食、夕食をサーヴィスするお仕事です。そこで働く人々、老人たちの楽しい話、不思議な話を書き綴ってまいりまーす♬

  • その他エッセイ

    ちょこちょこ、日々のことを書いてます。

  • 音楽

    お気に入りの音楽、アーティストのビデオを紹介していまーす🎵

最近の記事

  • 固定された記事

🌸noteはじめます🌸

こんにちは。るるゆみこと申します!  2004年12月からアメリカで暮らしています。  今回は、簡単な自己紹介と、noteでやってみたいことをお伝えしたいと思います。 【自己紹介】 渡米  日本にいる頃から、R&B、SOUL、ブルース、ゴスペルが大好きで、ライブへ行くことが何よりも楽しみだった。  コンサートやライブを観るために、毎年、夏になると、アメリカを旅行した。  そして、36歳のとき、 「残りの人生は、音楽が生活に溶け込んだ町で暮らしたい!!!」  という、非

    • 再生

      GAVIさんプロデュース「岩からのメッセージ」

      写真家、清水恒治さんの作品を、お友達のGAVIさんがプロデュースしました。素敵な写真集なので、シェアしまーす! 平尾台のカルスト台地にある岩石群が写真集になりました。約40年前に撮影したアナログ写真を復刻したものです。何千年もの風、雨、太陽の力によって形作られた独特の岩石は、「生きたアート」として自然の息吹や生命の記憶を内包しています。本当に美しいです。 Amazon Japan⇩ https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGY2XB2B?ref_=pe_93986420_774957520 Amazon⇩ https://www.amazon.com/dp/B0DGY2XB2B?ref_=pe_93986420_774957520 写真集の中身が60秒で見れる⇩ https://www.youtube.com/shorts/Z9bXMStfIH8 関連記事はこちら⇩ https://note.com/tsb_project/n/n360aa5013cb3 2024年11月12日 北九州小倉のd³ギャラリーで写真展も開かれます。お問い合わせはアオイカメラ(083)234-4426まで。  シアトルからはちょっと遠いけど、もつ鍋、明太子、博多ラーメン、おきゅうと、いちご・・・博多観光がてらに行ってみたい。

      • ダンナがヴィーガンになった理由

        「俺は、今日からヴィーガンになる!」  2017年、ダンナは宣言した。体調が悪かったようだ。このアメリカで、シカゴで、黒人男性として生まれ、これまで生き抜いてきたダンナは、どんなときも「生きる」ことに全力を尽くす。  大統領選も近付いてきた。今回は、医療における人種差別について、noteに残しておこうと思う(過去に書いた記事を書き直してみました)。楽しい話ではありません。興味があればご一読ください。  さて、ダンナは、病院へは行かず、食事療法で治療することを決意した。どう

        • アメリカで暮らす、未来の若者のためにできること

           私はアメリカのシアトルで暮らしている。シアトルといえば、シアトルマリナーズのイチロー選手だ。日本人野手初のメジャーリーガー、生涯打率3割1分1厘の、あのイチロー様だ。現在のタイトルは、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターだ。彼は、偉大な野球選手のひとりとして、アメリカで認められた。 「イチローのおかげで、シアトルではビジネスがやりやすい」  彼は野球を通して、日本人のイメージを向上させた。  イチローほどの影響力を持つ人は稀だ。けれども、現在、日本人がシアトルで、アメ

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        • 老人ホームの住民たち
          31本
        • その他エッセイ
          27本
        • 音楽
          44本
        • 36歳でアメリカへ移住した女の話 Part.2
          26本

        記事

          恋の花咲くこともある IN 老人ホーム

           私は、シアトルにある、老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。住民の多くはシングルだ。シングル同士なので、恋が芽生えることもある。  エアフォース出身のドンは、自信満々で、ちょっとだけ女性を下に見ている。ウェイトレスに対しても、偉そうだ。けれども、サーヴィスをすると、きちんと「ありがとう」とお礼を言うので、許してあげる。そのドンが、半年くらい前から、ドリスと一緒にご飯を食べに来るようになった。  ドリスは糖尿病だけれど、自分が糖尿病だということがわからない。私たち

          恋の花咲くこともある IN 老人ホーム

          老人たちと2024年大統領選討論会

           私は、シアトルにある、老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。住民は、黒人のリズと、アジア人のキムを除いたら、全員白人のおじいさんとおばあさんだ。リズは、ほとんど食事に来ない。月に一度来ればいいほうだ。キムは、数か月前にスペシャルケアの部屋に移ってしまったので、リズ以上に会えない。とはいえ、今回のテーマは、リズやキムに会えるか会えないかではない。  春頃から、数人の住民(主に男性)が、11月に行われる大統領選について話をしていた。 「バイデンが、&$39@#*?!

          老人たちと2024年大統領選討論会

          19歳のジャネットに操られる56歳の私

           私は、シアトルにある、老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。1か月前、パートナーのヴィッキーが転職した。ヴィッキーの後釜は、彼女の娘で、大学1年生のジャネットだ。頭の良いジャネットは、すぐに仕事を覚え、テキパキと仕事をしている。パワフルなパーソナリティを持つヴィッキーとは違い、真面目にきちんと出勤するし、仕事中にいなくなることもない。  当初、ヴィッキーは、週末だけ、アクティヴィティ部で働くことが決まっていたけれど、この話はなくなった。フルタイムの人が見つかった

          19歳のジャネットに操られる56歳の私

          天罰は続く。痒いよ~

           8月のはじめだ。ものすごい汗疹ができた。ぎっくり腰予防のために、タンクトップの上に、腰痛ベルトをし、その上に制服のポロシャツを着て、仕事をしていた。日本ほどではないけれど、しばらく暑い日が続いた。しかも、キッチンには冷房がない。朝6時半から、午後2時半まで、ほぼノンストップだ。気が付かなかったけれど、体は蒸れていたのだろう。ある日、ちょうどタンクトップの下あたりに、胸から腹にかけて、ドバーッと汗疹ができた。子供みたい。  仕方がない。まずは汗疹を治そう。腰痛ベルトをあきらめ

          天罰は続く。痒いよ~

          テレンス・ハワードにはまってます

           テレンス・ハワード(Terrence Howard)は、好きな俳優のひとりだ。どの作品を見ても、どんな役を演じても、彼の中にある「黒人であることの誇り」を感じる。決して媚びない、黒人であることを、一瞬たりともあきらめない。その頑なさ、揺るがない姿がたまらない。  最初の作品は1992年、「ザ・ジャクソンズ(The Jackson's:An American Dream)」だ。マイケル・ジャクソンのお兄ちゃん、ジャッキーを演じている。その後、「ソウル・フード(Soul Fo

          テレンス・ハワードにはまってます

          ノーマとスティーヴと小さな喜び

           私は、シアトルにある、老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。シフトは朝食と昼食だ。  2週間前、ノーマが、息子のスティーヴに車椅子を押してもらって、ランチを食べに来た。彼女の、最後のダイニングルームでの食事だった。  ノーマは、ホームの中でもパワフルな存在だった。背も高く、迫力もある。シアトル人には珍しく、意見をはっきり言い、文句もきっちり言った。 「これがディナーなの?クックをここに連れてきなさい!出てこないなら、彼はチキン(弱虫)よ!」 「俺は出て行かない

          ノーマとスティーヴと小さな喜び

          「ザ・スーパー・ソウル・ツアー」中です😁

          「ティヴィン・キャンベル(Tevin Cambell)の「Can We Talk」が歌えなければ、本物のR&Bシンガーじゃない!」  こう言っている、シンガーのタンク(Tank)は、YouTubeで「Can We Talkチャレンジ」を開催(?)している。  色々なシンガーが、この歌にチャレンジしている中で、タンクが降参(賞賛)するシンガーがいる。アヴェリー・ウィルソン(Avery Wilson)だ。  彼の歌だけで、音の良い映像がなかったので、ショートヴィデオです⇩  

          「ザ・スーパー・ソウル・ツアー」中です😁

          ヴィッキーの大騒ぎと神様からの贈り物

           私は、シアトルにある、老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。シフトは朝食と昼食、パートナーは、メキシコ人のヴィッキーだ。エンターテイナーのヴィッキーは、ただオーダーを取り、食事のサーヴィスをするだけではない。おしゃべりはもちろん、歌ったり、踊ったり、いつも住民が喜ぶことを考えている。一方、私は、ヴィッキーをサポートして、裏方に徹する。チームワークは完璧だ。けれども、ヴィッキーの転職により、チームは今月末で解散する。   彼女の、次の職場は、歯科医院だ。給料も上が

          ヴィッキーの大騒ぎと神様からの贈り物

          みんな、ハッピーかーい!?

           私は、シアトルにある、老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。  私のシフトは朝食と昼食、パートナーは、メキシコ人のヴィッキーだ。ヴィッキーが、仕事の始まる6時半に出勤したことはない。ヴィッキーの友達で、ハウスキーパーのオルガが、毎朝私に尋ねる。 「ユミ!ヴィッキーは何時に来るの?」 「6時半」 「PMやな」  PMにはならないけれど、8時より早く来たら、こちらがびっくりする。 「おはよう!ユミ!来たで!」  彼女は、ゆったりとした足取りで、ダイニングルームに入っ

          みんな、ハッピーかーい!?

          ちょっとだけスローダウンしてみよう♬

           私は、シアトルにある老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。  色々問題のある職場だけれど、仕事そのものは大好きだ。別の部署へ変わったアンも、転職活動中のヴィッキーも、この仕事が大好きだ。彼女たちが辞めた、辞める理由は、キッチンを独裁するクックのアラーナと、その問題を放置する会社だ。私より長く働く彼女たちは、戦いに疲れてしまった。  二人がいなくなると、残る従業員は高校生と大学生だ。特に、二人の女の子は、仲良しの従業員とおしゃべりをするためだけに、仕事へ来る。私

          ちょっとだけスローダウンしてみよう♬

          ミゼラブルロイスがミゼラブルじゃなくなる日

           私は、シアトルにある、老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。この職場で働くようになって、約5カ月が経った。5カ月も働くと、住民のこともわかってくる。住人のほとんどは、穏やかで優しい。そんな中で、多くの従業員から煙たがられている人がいる。ロイスだ。  レストランに入ってくるや否や、私に向って、突進してくる。 「音楽を変えなさい!皆、快適な時間を過ごすために来ているのよ!食事をする時間に合った音楽にしなさい!」 「OK」  返事はするものの、これが難しい。ソウルやR

          ミゼラブルロイスがミゼラブルじゃなくなる日

          老人がヴィッキーにメロメロになった日

           私は、シアトルにある、老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。  先週は『ケアギヴァー(介護人)感謝ウィーク』だった。ケアギヴァーへの感謝を込めて、会社はイヴェントを開催した。  コスチューム・パーティだ!  コスチューム・パーティが、ケアギヴァーへの感謝を表すことになるのか???目立つことが、あまり好きではない私は、そう思った。けれども、このイヴェントを聞いて、ワクワク、楽しみにしている従業員は、意外と多かった。  月曜日は「スポーツ・デイ」、火曜日は「クレイ

          老人がヴィッキーにメロメロになった日