るるゆみこ

米国シアトル在住。黒人ミュージシャンの夫とふたり暮らし。R&B、SOUL、BL…

るるゆみこ

米国シアトル在住。黒人ミュージシャンの夫とふたり暮らし。R&B、SOUL、BLUES、GOSPELなど、黒人音楽が大好き。MMジャーナルでブラックカルチャーについて執筆中。http://honobono.myjournal.jp/

マガジン

  • 【共同マガジン】LOVE,JOY&PEACE

    • 363本

    noteでお友達になった方々に、また別のお友達を紹介できる場を作りたくて始めます! 特に規則はないけれど、ベースはLOVE,JOY&PEACE。 お互いにサポート、応援することはあっても、批判はNo No Noでーす。 大人のクリエイターたちが作る、音楽好きの(音楽好きじゃなくてもいい)楽しいマガジン♬

  • 老人ホームの住民たち

    2024年、老人ホームにウェイトレスとして就職しました。ホーム内のレストランに訪れる住民たちに、朝食、昼食、夕食をサーヴィスするお仕事です。そこで働く人々、老人たちの楽しい話、不思議な話を書き綴ってまいりまーす♬

  • 音楽

    お気に入りの音楽、アーティストのビデオを紹介していまーす🎵

  • その他エッセイ

    ちょこちょこ、日々のことを書いてます。

  • 36歳でアメリカへ移住した女の話 Part.2

    「音楽が暮らしに溶け込んだ町で暮らした~い!!」  という理由だけで、アメリカへ移り住んだ女のお話。  Part.1では、音楽との出会いから渡米、黒人ミュージシャンとの出会い、そして結婚までのストーリーです。  英語での失敗、他国の人々との出会い、シカゴという町、人種差別についても綴っております。 https://note.com/tender_clover951/m/mbe4f816c601a  Part.2は、緑豊かなシアトルでの暮らしです!  シアトルとシカゴの違い、アメリカでの就職、好きな音楽のない町で、ダンナと二人奮闘する様子を綴って参ります。

最近の記事

  • 固定された記事

🌸noteはじめます🌸

こんにちは。るるゆみこと申します!  2004年12月からアメリカで暮らしています。  今回は、簡単な自己紹介と、noteでやってみたいことをお伝えしたいと思います。 【自己紹介】 渡米  日本にいる頃から、R&B、SOUL、ブルース、ゴスペルが大好きで、ライブへ行くことが何よりも楽しみだった。  コンサートやライブを観るために、毎年、夏にはアメリカを旅行した。  そして、36歳のとき、 「残りの人生は、音楽が生活に溶け込んだ町で暮らしたい!!!」  という、非常にシ

    • ヴィッキーの大騒ぎと神様からの贈り物

       私は、シアトルにある、老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。シフトは朝食と昼食、パートナーは、メキシコ人のヴィッキーだ。エンターテイナーのヴィッキーは、ただオーダーを取り、食事のサーヴィスをするだけではない。おしゃべりはもちろん、歌ったり、踊ったり、いつも住民が喜ぶことを考えている。一方、私は、ヴィッキーをサポートして、裏方に徹する。チームワークは完璧だ。けれども、ヴィッキーの転職により、チームは今月末で解散する。   彼女の、次の職場は、歯科医院だ。給料も上が

      • みんな、ハッピーかーい!?

         私は、シアトルにある、老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。  私のシフトは朝食と昼食、パートナーは、メキシコ人のヴィッキーだ。ヴィッキーが、仕事の始まる6時半に出勤したことはない。ヴィッキーの友達で、ハウスキーパーのオルガが、毎朝私に尋ねる。 「ユミ!ヴィッキーは何時に来るの?」 「6時半」 「PMやな」  PMにはならないけれど、8時より早く来たら、こちらがびっくりする。 「おはよう!ユミ!来たで!」  彼女は、ゆったりとした足取りで、ダイニングルームに入っ

        • ちょっとだけスローダウンしてみよう♬

           私は、シアトルにある老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。  色々問題のある職場だけれど、仕事そのものは大好きだ。別の部署へ変わったアンも、転職活動中のヴィッキーも、この仕事が大好きだ。彼女たちが辞めた、辞める理由は、キッチンを独裁するクックのアラーナと、その問題を放置する会社だ。私より長く働く彼女たちは、戦いに疲れてしまった。  二人がいなくなると、残る従業員は高校生と大学生だ。特に、二人の女の子は、仲良しの従業員とおしゃべりをするためだけに、仕事へ来る。私

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        • 【共同マガジン】LOVE,JOY&PEACE
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        • 老人ホームの住民たち
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          26本
        • 36歳でアメリカへ移住した女の話 Part.2
          26本
        • 36歳でアメリカへ移住した女の話 Part.1
          80本

        記事

          ミゼラブルロイスがミゼラブルじゃなくなる日

           私は、シアトルにある、老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。この職場で働くようになって、約5カ月が経った。5カ月も働くと、住民のこともわかってくる。住人のほとんどは、穏やかで優しい。そんな中で、多くの従業員から煙たがられている人がいる。ロイスだ。  レストランに入ってくるや否や、私に向って、突進してくる。 「音楽を変えなさい!皆、快適な時間を過ごすために来ているのよ!食事をする時間に合った音楽にしなさい!」 「OK」  返事はするものの、これが難しい。ソウルやR

          ミゼラブルロイスがミゼラブルじゃなくなる日

          老人がヴィッキーにメロメロになった日

           私は、シアトルにある、老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。  先週は『ケアギヴァー(介護人)感謝ウィーク』だった。ケアギヴァーへの感謝を込めて、会社はイヴェントを開催した。  コスチューム・パーティだ!  コスチューム・パーティが、ケアギヴァーへの感謝を表すことになるのか???目立つことが、あまり好きではない私は、そう思った。けれども、このイヴェントを聞いて、ワクワク、楽しみにしている従業員は、意外と多かった。  月曜日は「スポーツ・デイ」、火曜日は「クレイ

          老人がヴィッキーにメロメロになった日

          私たち、5ドルです。

           私は、シアトルにある老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。  ここのところ、アルバイトの学生をカヴァーして、ずーっと働いていた。彼らは、前夜に突然テキストを送ってくる。 「明日のディナー、代わりに働いてくれない?」  もちろん「ノー」だ。こちらは朝の6時半から、ノンストップで働いている。家に帰ったら、ほぼボロ雑巾だ。これでディナーまでこなしたら、本当のボロ雑巾になる。前夜に交代を頼むのだから、重要な予定ではないはずだ。  そもそも、ノンストップで働かなきゃならない

          私たち、5ドルです。

          アラーナから悪魔はいなくなるのか?

           私は、シアトルにある老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。  先日、ウェイトレスのヴィッキーが作ったチーズケーキを、クックのアラーナが、黙って捨てるという事件が起こった。  チーズケーキ事件が起こるまで、ヴィッキーは、アラーナの独裁に腹を立てながらも、きちんと会話をしていた。けれども、今回は違った。その後、数日間、ヴィッキーは悪魔のアラーナと、ほとんど口をきかなかった。朝食と昼食を担当するアラーナと、顔を合わす時間を少なくするため、朝食は、私ひとりでサーヴィスし

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          かっこいいよー。

          Tiny Desk Concert. ゲストはチャカ・カーンでした。御年71歳とは思えない。カッコいい!バンドもタイトで楽しすぎるー!シェアしまーす♬

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          ヴィッキーのチーズケーキと悪魔のアラーナ

           私は、シアトルにある老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。  学生アルバイトは、必要最小限の仕事しかしない。けれども、私と同じ時間帯に働くアン(リーダー)とヴィッキーは働き者で、住民のことを考える優しい人たちだ。彼女たちと一緒に働ける私は、とてもラッキーだ。  ところが、つい最近、アンはウェイトレスのポジションを捨て、受付嬢に変わった。ヴィッキーも転職活動中だ。彼らが仕事を辞める、辞めようとしている理由のひとつは、クックのアラーナだ。  月曜日から金曜日まで、朝食

          ヴィッキーのチーズケーキと悪魔のアラーナ

          終戦です。撤退です。

           私は、シアトルにある老人ホームのレストランでウェイトレスをしている。仕事は好きだけれど、我々ウェイトレスは、キッチンを支配するクックのアラーナや、目障りな従業員を退社に追い込む上司、ベッツィーとの戦いを強いられている。 「リーダーのアン、同僚のヴィッキーと力を合わせて戦うぞ~!」  こんな風に書いておきながら、5月は長期休暇をとった。その間に何か起こることは予想できたけれど、聞いたところで何もできない。休みの間は誰とも連絡を取らなかった。  休暇を終えて出社すると、なんと

          終戦です。撤退です。

          美しく、美味しい料理を住民に食べてもらいたい😊

           私は、シアトルにある、老人ホームのレストランで、ウェイトレスをしている。  ここのところ、「ウェイトレスとクックの戦い」、「クックのボイコット」、施設のボス、ベッツィーが「目障りな従業員を退職に追い込む」、このような事件が連日起こり、不穏な空気が流れている。  つい最近、ディレクターに昇進したジャックは、ベッツィーのパペットだ。そのジャックが、我々の周辺をウロウロしている。ウェイトレスのリーダー、アンを監視しているらしい。  アンは、クックのアラーナがキッチンを独裁し、住

          美しく、美味しい料理を住民に食べてもらいたい😊

          まだまだ続く、会社との戦い。ボスはイエスマンが大好き♬

           私は現在、シアトルにある、老人ホームのレストランでウェイトレスとして働いている。  前回、職場の改善とグッドラックを願ったけれど、現状は悪い方向へ進んでいる。  これまでは、クックのアラーナとウェイトレスとの戦いだった。けれども、アラーナと戦っても、一向に解決する気配はない。   この問題は、マネージャーのベルナルドから、施設のトップ、ベッツィーまで報告するに至った。  ところが、ベルナルドはもちろん、ベッツィーも動く気配がない。我々ウェイトレスのリーダー、アンは、転職

          まだまだ続く、会社との戦い。ボスはイエスマンが大好き♬

          老人ホームで働く理由を考えてみた

           私が働く老人ホームは、ここのところザワザワバタバタしている。  ヴィーが退職、クックのアラーナが1日ボイコットをした。リーダーのアン、そしてヴィッキーが部署移動を志願した。  上の記事を書いた翌日、リーダーのアンから「新しい仕事を見つけた」という報告があった。ヴィッキーは「木曜日は別の仕事をするから、月、火、水曜日しか働かない」と言った。  皆、それぞれの生活がある。アンの再就職、時給のいい仕事が見つかったヴィッキーを祝福した。  ほぼ同じタイミングで、以前履歴書を送った

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          ホイットニーの「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman)」

          1994年ブラジル公演でホイットニーがダンナ様のボビーに捧げたナチュラル・ウーマン。ホイットニーのソウルが感じられるご機嫌の映像です。

          ホイットニーの「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman)」

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          ヴィーの退職と職場のバタバタ色々♬

           職場の一番の古株、ヴィーが退職した。  ”ダウンタウンへ行くこともなくなったから、家賃の安い田舎暮らしを始めよう!”というご主人のアイデアに、ヴィーも同意し、彼らはずっとアパートを探していた。  退職のニュースを聞いたとき、ようやくアパートが見つかり、ハッピームーヴィングだ!と私は喜んだ。  ところが、話を聞いてみると、そうでもないらしい。 「家賃ってかなり安いのー?」 「100ドル安いだけ」 「部屋は大きくなるの?」 「同じくらい。今のところはポーチがあるけど、新しいアパ

          ヴィーの退職と職場のバタバタ色々♬