【第20話】36歳でアメリカへ移住した女の話 Part.2
ダンナの息子が高校1年生になったある日、珍しく、息子のママから電話がかかってきた。
ニヤニヤしながら受話器を置いたダンナが、元気に言った。
「息子に会ってくるわ!あいつ、部屋で彼女とセックスしてんて!メリー、めっちゃ怒ってて、俺からも話して欲しいって言うてるねん!」
すっごく楽しそうだ。
「高校生になったら、友達が最優先やから・・・。わかるねんけど、俺、なんのためにシアトル来たんやろ・・・」
ここのところ、ダンナはしょんぼりしていた。
ところが、息子がセック