藍間レオ

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藍間レオ

Noteで寓話を現代風にアレンジした短編小説を書いてます。 捻くれ者なので、現代風刺的でシニカルな作品が好き。 クリエイターが報われる世の中を目指して。 ネット物書き|仕事は色々(研修とかコンサルとか)|それなり年齢|日本在住|

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【短編小説】魅惑る因果【イソップ寓話:鷲と狐】

魅惑る因果 ~和洋彩る錯綜物語~優華の指先が、桜の葉を丁寧に巻き付ける。 ほのかに香る塩漬けの葉の香りが、春の訪れを告げていた。 老舗和菓子店「月のしずく」の厨房に立つ優華の表情は、真剣そのものだ。 「よーし、これで最後」 仕上がった桜餅を眺めながら、優華は満足げに頷いた。 和菓子作りの腕前は20歳とは思えないほど熟練していた。 「お母さん、今日の分できたよー」 奥から母のさくらが現れた。娘の作品を見て目を細める。 「あら、今日のは特に綺麗ね」 さくらの目には、娘

    • 【短編小説】エコ・クライ・ウルフ【イソップ寓話:羊飼いの悪戯】

      エコ・クライ・ウルフ ―信じられない欺瞞の警鐘―薄暮の研究室で、緑川大樹はスマートフォンの画面を凝視していた。環境科学専攻の3年生である彼の目に映るのは、次々と更新される環境関連のニュースフィード。その一つ一つが、彼の心に重くのしかかる。 「まただ...」 大樹は思わず呟いた。画面には、痩せ細ったホッキョクグマの姿が映し出されている。氷の上で必死にバランスを取ろうとする姿に、大樹の目から涙がこぼれた。「このままじゃ、彼らは…」大樹の胸に、怒りと悲しみが入り混じった感情が渦

      • 8/13 進捗状況「あつはなついですね」

        夏生まれなのに夏嫌いでへたり込んでいます。 しかし、「あつはなつい」は「なつはあつい」ですが 「夏は暑い」ってどういう意味でしょう? 少なくとも余程の気候変動が起こらない限り、夏は暑いもの。 前年と比較した時系列的な相対性? そうすると「夏は」という言い方に違和感。 時節の挨拶的な使い方かな? 要するに余白を埋めるための存在。 更にそれが変換されての「あつはなつい」 余白を埋めるために存在する言葉を、少しだけ変えて 本来の機能を使わず、別の用途に使用する。

        • 【短編小説】インビジブル・ジャッジ【イソップ寓話:狼と仔羊】

          インビジブル・ジャッジ ~変えられない運命の輪~ 初夏の陽光が道場の窓から差し込み、畳の上に黄金色の矩形を描いていた。高橋みのりは、その光の中に佇み、地方紙の若い記者と向き合っていた。 記者の目には、取材対象への好奇心と期待が浮かんでいる。 大学の練習試合で目覚ましい活躍を見せ、来る地方大会での躍進が期待されるこの新星に、一足先に取材の機会が訪れたのだ。 みのりが柔道着の襟元を整えると、記者は思わず目を見開いた。 その仕草には、先日の練習試合で見せた鮮やかな一本勝ちの余韻

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          【短編小説】並木の君から【イソップ寓話:旅人とプラタナス】

          並木の君から ~森がくれた未来の調べ~ アスファルトが陽炎で揺れる真夏の午後。 市役所の窓ガラスには日差しが容赦なく射し込む。 地域開発課に配属されて3年目を迎えた月島穂花(つきしま ほのか)は、エアコンの風に身を委ねていた。 同僚たちの会話が、遠くからぼんやり聞こえてくる。 「このままじゃ、この町も先が見えないよな」 「ほんと。もう人口も減る一方だし」 「あ、そういえば聞いた?メガソーラー計画の話」 穂花は思わず身を乗り出した。 メガソーラー。 その言葉に、何か引っ

          【短編小説】並木の君から【イソップ寓話:旅人とプラタナス】

          【短編小説】氷結の湖面下 【イソップ寓話:ライオンを見た狐】

          氷結の湖面下 ~溶ける心、凍る真実~ 東京の喧噪が潮のように引いていく金曜の夜。 新宿の片隅に佇むBAR「クリスタル・ムーン」。 それはまるで都会の海に浮かぶ孤島のようだ。 赤城アカネは、その扉の前で立ち尽くしている。 まだどこか幼さの残るその顔は、新宿のBARという大人びた空間ではひときわ浮いた存在だ。 都内のIT会社に勤める彼女の心は今、暗く深い闇に覆われていた。 その上には分厚い氷が張っている。 まるで、凍りついた湖のように。この凍てついた心の様は、彼女が歩んでき

          【短編小説】氷結の湖面下 【イソップ寓話:ライオンを見た狐】

          何故寓話を小説にするのか

          作品をNoteに出し始めて幾日か経ちました。 こんな駄文に反応頂けるのは有り難い限りです。 さて、あるクリエイターさんたちの集まりと接したことが、小説としてちゃんと書こうとしたきっかけではありますが、色々なことが定まらないまま書き始めているのも事実です。 そうでもしないと書かずに終わりますからね^^; そんなこんなで、寓話を元ネタにしながら書き始めたわけですが、私自身の物書きとしての経験でいうと、一番多いのが脚本、台本といった類です。ちなみにプロではありません^^;

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          【短編小説】協創の回路(サーキット)【イソップ童話:ロバとラバ】

          協創の回路(サーキット) ~失敗は成功のマザーボード~ 東京の喧騒が徐々に沈静化する夕刻、渋谷のシェアオフィスに残された光の粒子が、二つの影を壁に映し出していた。 榊葉ロウの指先が、キーボードを軽快に叩く音が静寂を破る。 彼の瞳に映る画面には、クラウドファンディングサイトの数字が躍っていた。 その数字は、希望の光のように明滅し、ロウの心を高鳴らせる。 「やったぜ、ラン!目標額の200%だ!」彼の声は、シリコンバレーの起業家たちの熱気を帯びていた。 その声に呼応するように、

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          【短編小説】ダブルブッキング・クライシス【童話アレンジ】

          ダブルブッキング・クライシス ~プレミアムな友情の賞味期限~出典:ご馳走に招待された犬 東京の一等地に佇む高級レストラン「SHISHIDO」。 その厨房の片隅で、アルバイトの犬塚舞が黒い封筒を手に取った。 周囲を気にしながらそっと開けると、中から金色に輝く2枚のカードが現れた。 「VIPチケット」 舞は息を呑んだ。 SHISHIDOの周年記念イベントで、特別な客にのみ配られるという幻のチケットだ。 「まさか、私に2枚もくれるなんて...」 獅子堂シェフの厳しい目が、

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          【短編小説】シュレディンガーの檻【イソップ寓話:肉と犬】

          シュレディンガーの檻 ~スクロールの果てのワタシへ~青白い光が犬井真琴の顔に落ちる。 その光は、彼女の表情に不自然な陰影を生み出していた。 真琴はスマートフォンの画面を無意識にスクロールする。 親指の動きは、まるで呪文を唱えるかのように規則的だ。 「またリリー...」 その呟きには、羨望と苛立ちが混ざり合っていた。 画面に映るのは、満開の桜の下でピクニックを楽しむリリーの姿。 「#春爛漫 #親友とお花見」というハッシュタグが、挑発的に真琴の目を捉える。 真琴は自身の最新の

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          ある場所からの…

          はじめまして。 藍間レオといいます。 ずっと使っていなかったnote。 今日「ある場所」で大勢のクリエイターさんに触れて なんとなく書いてみたくなりました。 古のネット民でもありながら 基本的にはSNSにもあまり触れてこなかった自分ですが クリエイティブな世界を離れ、全く違う世界で生きている現状から また半歩でも横にずれてみたいと思った次第です。 斜に構えて、歪んだ視点で世の中を見ている自分には何ができるだろう そう考えて、寓話を現代風刺小説にしたいなと思

          ある場所からの…