はじめに
ミステリー要素のある作品なので、他の作品以上にネタバレ要素があると思います。これから購入予定の方はご注意ください。
概要
問題を抱えた男女5人がシェアハウスすることになります。共通ルート後、3人のヒロインのルートの中からどのヒロインのルートをプレイするか選択できます。3人のルートをクリア後にセンターヒロインの透子のルートで事件の全貌が明らかになります。
構成上、他の3人のルートでは事件は解決しません。犯人が野放しだと思うとなんかモヤモヤする⋯⋯。
伊鶴ルート
何だか人気出そうなビジュアルだな、と思い最初に選択。彼女は自分が犯人になる気なのでそこを何とか思いとどまらせるのが主な内容です。
しかし、透子ルートをプレイすると彼女はこのルートでは最後まで自分の知ってるところを伝えてはいなかったみたいですね。他のヒロインを庇っていたのかもしれないですが。
犯人は野放しですが伊鶴が可愛かったので良かったです。
みおんルート
彼女は事件の真相に関わっていないので調査はしたけど真相には辿り着けず、という無念なルートです。でも最後は10年後に透子を迎えに行くという内容なのでハッピーエンドといっても良いと思います。
最後のCGで喋ってる男の子、息子2人とも赤ちゃんにしか見えないですけど⋯⋯。
夜ルート
この作品における最大の被害者と言っていいキャラ。彼女だけ選択肢でバッドエンドがあります。
バッドじゃない方でも指名手配されてはいないとはいえ、逃亡生活を送っています。そもそもバッドエンドがあるせいで事件の犯人がある程度予想ついてしまいますね⋯⋯。
透子ルート
センターヒロインである透子のルート。作品の集大成であり、みんなで協力して事件を解決するという内容は良かったです。しかし、真犯人も被害者も立ち絵が無いしトリック自体も有ったもんじゃ無かったのでなんだかミステリーとしては微妙なところがありましたね。とはいえ犯人が捕まっただけ、犯人が野放しで終わった他のゲームよりはマシでしょうか。
とにかく仲間たちの絆が良かったです。
総評
毒親に育てられた子供の解像度がやたら高い。そうだよね、ちゃんと育てられてないから周りから見ると変な行動が多かったりするんだよね⋯⋯。
ミステリー要素よりそういった問題に関するシナリオが良かった気がします。
余談
買った時は500円でした。現在もFanzaで500円で売られています。少なくとも500円の価値はある作品だったと思います。