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【若手社会人向け】結構わかりやすい給与の話

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社会人になって以来、コンサルタントとして様々なクライアントの人事制度改定をご支援してきましたが、同期や友人と飲みに行くと話題にあがるものの、意外とあまりよく知られていない(けど誰もが気になっている)「給与」の話。

今回は、そんな「給与」について、若手社会人向けに簡単に説明してみようと思います。
※ポイントを絞ってシンプルにまとめていますが、若手社会人の方以外も、「ビジネス書をわざわざ買うほどではないけど、人事制度についてライトに知りたい」という方皆さんにお勧めです。


1. 給与って何?

そもそも、給与とは何でしょうか。
いざ聞かれると、なかなかパッと答えられないものですよね。

給与とは会社から支給されるすべてのお金を意味する言葉です。
基本給・残業代・通勤手当など、会社から金銭で支払われるものすべてを含んでいます。
所得税法第二十八条では、給与について以下のように定められています。
ーーーーー
給与所得とは、俸給、給料、賃金、歳費及び賞与並びにこれらの性質を有する給与(以下この条において「給与等」という。)に係る所得をいう。
ーーーーー
このように給与の範囲は非常に広く、基本給だけではなく、各種固定的手当や残業代やインセンティブ、さらには賞与といった一時金に加えて、社宅の貸与など金銭以外の形で与えられる「現物給与」も、給与に含まれることがあります。

スタンバイplus:給与とは何?実はよく知らない給与と給料の違いや手取りの確認方法

上記の通り、月々の基本給や各種手当、賞与やその他金銭以外の現物給与も含めた、「会社から支払われる報酬すべて」を指します。
ちなみに、似た言葉の「給料」とは以下のような違いがあります。

給与からボーナスや各種手当などを差し引いたものが給料です。
一般的には『基本給=給料』と考えてよいでしょう。
給与が労働状況や会社の業績により変動するのに対し、給料は基本的に一定の金額が保たれます。
昇給やベースアップなどが行われない限り、給料の金額は変動しません。

スタンバイplus:給与とは何?実はよく知らない給与と給料の違いや手取りの確認方法

2. 給与は何で決まる?

では、給与は何で決まるのでしょうか。
「会社から支払われる報酬すべて」だと考えにくいので、あえて単純化するために、
基本給
手当
賞与
の3つで考えてみましょう。

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