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フォルクスワーゲンのID.4というBEVのオーナー。ユーザー視点なコンテンツを書いていきます。
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VW ID.4納車後、1年の充電記録

大晦日にID.4納車後1年のまとめ記事を書いたのだが、大事なことを忘れていた。充電記録だ。この1年間で色々な充電サービスで充電した記録を残していたので、それらをまとめてみようと思う。 ※ 以後に掲載する金額は全て税込とする。 日産ZESP3 シンプルプラン(旧)ID.4納車直後、PCAの充電器が設置されるまでの間は日産ZESP3の充電カードで運用していた。なぜなら、VWディーラーも私もVWの充電カードも無料付帯することを知らなかったからだ。2022年12月〜2023年1月

VW ID.4納車後、1年が経過した

昨年12月にVW ID.4が納車されてから1年が経過したので、EVライフのちょっとした振り返りをして2023年を終わろうと思う。 走行データまとめ 走行距離:13,704km 走行時間:468時間 平均時速:31km/h 平気電費:6.8km/kWh 通勤もなくただ週末ドライブだけにしてはたくさん走った1年だった。購入当初の目論見どおり、子供を連れて、箱根、白川、有馬などなどたくさんお出かけすることができた。仕事にもこの車がおおいに活躍してくれた。 平均電費は6

VW ID.4の充電戦略を考える(2)

昨年のID.4納車直後に充電戦略に関するnoteを書いたが、その後にいろいろ状況が変わってきたので再考してみることにした。前提条件として、私の自宅は集合住宅で充電設備がないため、基礎充電を外部の充電器に頼らなければならない。 この1年の状況変化前回の充電戦略の結論は次のとおりであった。 2023年はVW充電カード(eMP)とPCAの充電サービスの2つの無料分で賄う 2年目以降は日産ZESP3(eMP)のプレミアム10に切り替え ID.4購入特典のVW充電カードとPCA

VW ID.4に付帯する充電無料サービス

日本でVW ID.4のLaunch Editionが発表された2022年11月の時点では、購入特定として付帯する無料充電サービスについても発表があったものの、その内容は具体的ではなかった。僕が2022年12月にVW ID.4のLaunch Editionを購入した時点においても、ディーラーにおりてきている情報も不明瞭で混乱しているようだった。 現在はフォルクスワーゲンの公式サイトの情報も整備され、購入特典に関する詳細な情報も次のリンク先に掲載されている。今回はこの購入特典を

で、電気自動車って燃費いいの?

電気自動車の燃費を伝えるのは難しいVW ID.4に乗るようになって、周りの人からこんなことを聞かれるようになった。 これに対する回答はとても難しい。自動車の燃費というとkm/L、つまり燃料1リットルあたりどのくらいの距離を走れるか?という単位で表す(燃料消費率)。これはハイブリッド車(HEV)であれプラグインハイブリッド車(PHEV)であれ、燃料を入れて走る車はすべて同じだ。 これに対して電気自動車(BEV)には燃料を入れる必要はまったくない。車に搭載されているバッテリー

VW ID.4の不満なところ

ID.4との日々は楽しくて仕方がないのだが、全てが満足しているわけではなく、もちろん不満もある。今後、ID.4を検討される方のために僕が感じている不満なところを列挙する。 🙅 個人的に致命的なところNot Connected 本国ではID.4にもコネクテッド・サービスが提供されているが、日本ではまだ利用することができない。ネットワークを介してエアコンを付けるなどの車の操作は不要なのだが、車の充電状態や位置情報、そして充電履歴などはスマートフォンで確認したい。また、OTAで

VW ID.4で電費良く走るには?

ID.4が納車されてから早3週間が経過した。通勤のような日常的な利用がないにも関わらず、走行距離は1,000kmを突破。この間、電費を気を遣いながら走ってきたことで、効率よく走る方法がわかってきた気がする。 この週末は1月にも関わらず最高気温16℃と暖かかったこともあり、42kmの走行で 8.2km/kWh という優秀な数字を得られた。ID.4 Pro Launch Editionのバッテリー容量は77kWなので最大航続距離は631kmとなり、WLTCモードでのカタログ値5

VW ID.4の充電出力制限を解除するには?

前回のnoteでID.4の充電戦略が決まったので、この年末年始は運転しては充電するというのを繰り返し、充電戦略の妥当性を検証していた。しかし、当初思っていたよりも充電器の出力が小さく、思ったような充電量が得られていなかったので、その解決策と合わせてまとめる。 なお、充電器の出力については次のEVsmartの記事がわかりやすい。 普通充電器の場合3kW普通充電器で1.5kWしかでない 昨年秋に妻の実家に日産サクラが納車された(僕たちが日産アリアを契約したことには関係がなく

まとめ / 日産アリア契約からVW ID.4納車まで

日産アリアを契約してから、フォルクスワーゲンID.4が納車されるまでの、5回にわたるnoteのまとめです。

VW ID.4の充電戦略を考える

2022年末にフォルクスワーゲンの電気自動車であるID.4 ローンチエディションが納車された。 ただ、自宅はマンションで充電設備はないため、自宅以外での基礎充電を確立する必要がある。 前提条件充電戦略を立てるためには、まず自分たちのライフスタイルの中でどのくらい車を運転するのかが前提条件となる。 僕たちは夫婦二人で車は一台。僕は自宅でフルリモートで仕事をしており、妻もフリーランスで自宅で仕事をしているので、日常的に車に乗る必要はなく、月の走行距離は500kmくらいしかな

日産アリアの納車を待っていたらフォルクスワーゲンID.4が納車された

前回のnoteはこちら 10月初に日産アリアのグレードをB6からB6 limited e-4ORCEに注文を切り替えて約2ヶ月が経過しようとしている。その間、e-4ORCEが本当に価値のあるものかを確認するために、同じ技術を搭載した新型エクストレイルの試乗させてもらったり、新しい職場への出社も始めたりしていた。 納期情報がでてこない不安注文からこれだけ経過しても仮の納期情報すら出てこないことに正直なところ苛立ちを感じるようになっていた。全く情報がないことほど不安にさせるも

日産アリアB6をキャンセルした

前回のnoteはこちら 2022年5月に日産アリアのB6(というグレード)を契約した時、納期は2023年3月ということだった。昨今の半導体不足が原因とのことで、他のメーカーも含めて全体的に納期が長期化している。期間にして10ヶ月。待つとは決めたものの、その間に転職を決めてしまうくらいには長い時間である。 そして転職先ではEVの充電インフラに関する仕事になるため、早く充電に対するユーザーの視点を持ちたいと思うようになった。新しい職場は11月から。できれば現在聞いている納期は

日産アリアを契約したら転職することになった話

前回のnoteはこちら 5月に日産アリアを契約し、アリアのことやBEVの情報を仕入れながら、まだまだ先の納期のことを想う日々を送っていた。ソフトウェアの判断がモーターを介してタイムラグなくリアルタイムに自動車の動きが制御される、そんな世界を想像すると強烈なワクワク感がある。これはiPhone 3Gが日本に上陸した時以来かもしれない。 そんなある日、自動車に関するソフトウェアエンジニアのポジションでスカウトを頂いた。昨年にも同じ会社の同じ方からスカウトを頂いていたのだが、ど

BEVでの充電体験記

前回のnoteはこちら 日産アリアを契約したのは良いが、BEVに対する知識が乏しいことに不安が残っている。BEVがこれまでの車と最も異なるのが動力源の補給、つまり充電だ。ガソリンであれば数分で終わることが充電はそうはいかない。これはアリアの納車前に体験するしかない!と思い、近くにBEVをレンタルできるところがないか探してみた。 日産リーフ 1 day オーナー体験 僕のような一般的な人が感じる不安を払拭するためか、日産は丸1日リーフを借りて体験できる「1 day オーナ