英単語は"食べる"もの

こんにちは。布施川天馬です。

さて、受験を意識してきた人も多いのではないでしょうか?
もう春休みだから授業がなくてだらけてしまっている人はいませんか?

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自習を選択される方は取り組みやすい英単語や文法の自習から始める方が多いのではないでしょうか。
それでも英単語って覚えにくいものですよね。

どうやって英単語って覚えれば良いのだろう?
今日はその問題に対して考えて行きます!

悪い覚え方

まずはいつものように、「どうすれば英単語を覚えられない」のかということを考えてみます。

英単語を覚えたいのに覚えられていない人たちは、僕の見た限りだと次のような特徴を持っているように思います。

・だらだら読んでいる。
・黙読している。
・復習が甘い。

1つ目について。
これは「メリハリがついていない」ということです。

英単語は一見すると集中力的な意味で負担が少ないように思えます。
これは、「とりあえず目に入れておけば何とか覚えられるだろう」という幻想に由来します。

しかし、目についたものが全て頭に入っているというわけではありません。

例えば、あなたが駅に来たとして、ふと目に入った時刻表の数字を1つでも覚えているでしょうか?
または、電車内の壁や天井に貼り付けられている広告の内容を覚えているでしょうか?

STEP1:タイムを計る

目に入れれば頭に入るというわけではなく、ある程度意識的に読まなければなりません。
また、時間を区切るというのも大事です。

なぜ時間を区切るのか。
それは、自分の時間当たりの単語記憶量をハッキリさせるためです。

1日で100単語覚えたらそれはすごいことです。
それでも、単語の暗記に12時間かけて、単語暗記以外の勉強ができませんでしたでは話になりません。

単語の暗記のような、「終わりのない勉強」については、とにかく効率を重視して極限まで効率の良い方法を模索していかなければなりません。
でなければ、時間を無駄に溶かしてしまいます。

限りある時間を有意義に使うためにも、ここで必要なのは「最小限の時間で最大限の収穫を」という意識です。
時間を区切って自分の単位時間当たりの暗記量をハッキリさせることは、この意識を強めるために有効な施策です。

必ず、「時間を区切って」「集中しながら」暗記勉強をしましょう。

でも、それでは、集中するってどうすれば良いのでしょう?

STEP2:集中する

集中しよう!と思っても集中できないのが人間です。
勉強を始めれば集中できる人もいますが、ではできない人はどうすればいいでしょうか。

できませんでは話になりませんから、どうにかして集中するしかありません。
それでは、無理やり集中させる方法を考えてみましょう。

集中とは意識を向けることから始まります。
思うに、集中できない人は意識が拡散してしまっている人が多いように思います。

それなら、意識を拡散しないようにすればいいのです。
意識が拡散しないように、具体的な行動をノルマとして課し続ければ良いのです。

つまり、「音読」しましょう!
それも割と大きい声でです。

普段話すときくらいのボリュームが良いでしょう。
なるべく発音を間違えないように、書いてあることをそのまま読むように意識しながら、噛みしめるように音読しましょう。

なぜ上のような注文をつけるかというと、流し読みを防止するためです。
一文字一文字にまでしっかり意識を集中させなければなりません。

なので、ゆっくりハキハキと読みましょう。
声に出して読むことで、それ以外に意識が向いてしまうことを半強制的に防止することができます。

それで覚えたら、最後のSTEPに移ります。

STEP3:テストする

人間は忘れる生き物です。
どうしても忘れることは防げません。

なので、いわゆる暗記物を相手にするときには、自分が忘れることを前提とした上で計画を立てなければなりません。

僕のオススメするテスト頻度は3回+αです。
1回目は暗記直後に、2回目は暗記した日の寝る前に、3回目は暗記した日の起きた後に行います。

この三重のチェックによって、ある程度は覚えられると思います。
しかし、これは「暗記するための」テストです。
「思い出すための」テストではありません。

なので、ある程度の周期で定期的に復習のためにテストを課す必要があります。
僕のオススメテスト頻度は、初回は3日後、2回目は1週間後です。

これをクリアできたらしばらくは良いでしょう。
忘れてきた頃にまた触ってみてください。

英単語は「食べる」もの

以上のように、英作文は「ただ口を開けていれば摂取できるもの」ではありません。
自分で口を動かして意識的に噛み砕いていかなければ頭に入っていかないものです。

ですので、英単語は「食べる」ものと言えます。
美味しく食べて、英単語マスターを目指してください!

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