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どんな環境でも東大は目指せる

昨日に引き続き、今日も少し厳し目のことを言います。

昨日言ったように、僕は「才能」それ自体は、その道でプロになるのでも無ければ個人の人生を大きく左右するほどの影響を与えないものであると考えています。
それと同じくして、「環境」についても、そのように考えています。

そもそも、環境や才能はあなたの進む道をそれとなく誘導するだけのもので、決定づけるものではありません。
環境が悪いから、才能が無いから、それで自分の道がそう決まると信じているのであれば、そうするのがよい。

例えば、現在の東京大学の入学者はほとんどが名門校出身です。
しかもそういった上位校に子供を入れるような家庭は、多くが教育に資金を投入している、詰まる所が裕福な家庭です。

「底辺校」出身の田舎者が、東大に入って絶望した理由 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/55353 

難関大合格率No.1高校は? 「東大一極集中」の超有名校! (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット) https://dot.asahi.com/wa/2019041000015.html

先日、「水曜日のダウンタウン」という番組で「親が中卒の東大生はいない」というような説を検証していました。
結局、番組内では「中卒の親を持つ東大生はいるが、それでも近い親戚に東大出身者がいる」という結論で結ばれていました。
東大生は、結局近くに東大生がいるような環境でしか育たないのだ、と。

しかし、それで良いのでしょうか?
生まれという先天的な要素には、自分自身には全く責められるところが無いというのに、「自分の生まれた家は裕福でもないし、東大生の親類がいるわけでもないから、自分は東京大学のような上位大学に行くことは難しいのだ」と考えさせられることは不公平だとは思いませんか?
そして、本当に「環境」は個人の運命を決定づけるのでしょうか?

それは違います。
先ほども述べたように、「環境」は個人の運命をある程度誘導するものであって、それだけで決定されるようなことがあってはならないはずです。
もしそれが本当なのであれば、僕は今頃東京大学には通えていません。

なぜなら、私の母親は中卒です。
そして、私が母方、父方共に一族初の東大生です。
さらに貧困家庭です。外食にもほとんど連れていってもらった覚えがありません。
そんな状況でも不自由なく育ててくれた両親には本当に感謝しています。
環境や遺伝子、そんな先天的なものに人生を左右されてはたまったものではありません。そんなものは肥溜めにでも捨て置けばよろしい。

僕が東京大学に合格することができたのは、才能に恵まれていたからでもなく、裕福であったからでもなく、単に努力を適切な量だけ、適切な時期に、適切な方向へ向けて行ったからです。
誰であっても、どんな境遇からでも、東京大学程度なら十分合格することが可能です。

しかし、僕は現状は異なる。僕はこの状況が嫌いです。
当然上位校から来た彼らも、家庭が太い彼らも努力はして来たのでしょう。
しかし、それは環境が大きく作用した結果であって、もし僕と同じような環境に落とされたのなら、一体何人が東京大学に合格できるでしょう。

全ては嫉妬です。それは受け入れましょう。
しかし、どんなことがあっても、どんなバックボーンがあろうとも、一度「あの大学に入ろう」と思えばどんな人にでも門戸は開かれ、機会が平等に訪れ、実現可能な夢であるべきなのです。

そういう意味で受験勉強で全てが決まる学歴社会は平等です。
もし学歴社会が成り立っていなかったら、コネも何も無い僕は一生うらぶれていたでしょう。
どこからでも逆転可能であるべきです。
格差の固定化は、最も避けるべき事態です。

しかし格差の固定化自体は誰のせいでもありません。
富裕層の親は為すべきことを全力で行った結果ですし、貧困層の家庭は教育投資を金銭事情から行えなかったり、あるいは教育投資の価値を知らなかったりさえします。
このような状態では、「東大生の子が東大生」という図式を崩すことはできません。
多くの、地に埋もれる天才を発掘することなどできません。

僕は今の東京大学が嫌いです。

東大生の子がまた東大生になるという構図は絶対に避けるべきです。
今の東大生のほとんどは話をしていて全くつまらない。
何を言っても御坊ちゃまお嬢様ばかりで、僕はどんな顔をして彼等の小綺麗なお話を聞けば良いのでしょうか。

もちろん、東大生の中にも、いわゆる「天才」のような人は沢山います。
そういった人たちは、きっとどのような状況からでも自分にできる最大限の努力を行って、自分が最良だと思った選択肢を選ぶのでしょう。
しかし、名門校出身の人の話を聞いていると、「その学校に行かなければこの人は東大や京大を目指したのだろうか?」と思うことも多々あります。

出来るなら、東大を地の底まで引きずり降ろしたい。
今の天上の存在のように扱われている現状に吐き気さえします。
どんな人でも、どんな所からでも東京大学に入れるんだ、そのためのチケットは環境に恵まれていることでも、才能に溢れていることでもなくて、ただ「入ろう」と思うだけで良いのだ、とみんなが思えるような社会にしたい。

しかし、僕だけでは東大を地の底まで引きずり下ろすことは無理です。
僕も東大を貶めたいというわけではない。
天上に在るものを堕天させるのが無理だというのならば、僕が為すべきことは、地の底を天まで引き上げるということです。

そのための武器、勉強方法については僕が用意します。
僕の東大合格メソッドは簡単で、最低合格点を上回るように必要最低限の勉強を必要なだけ行うというものです。
僕が他の受験生と違うところを敢えて挙げるなら、「他の受験生が単に勉強に必死になっているのに対して、僕は勉強における戦略や入試の研究などに多くの時間を割いた」という特徴を挙げられるでしょう。

ただし、いくら道具が揃っていても、まず始めに「天を目指そう」というような意見が無ければこれは成り立たない。
それにはあなたの協力が不可欠なのです。

見えもしない「才能の壁」に怯えないで、全部取っ払おう。
まずは自分の目で空を眺めることが、全ての始まりとなるのですから。

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