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僕の想い この人生から得たもの

僕の人生の記録を読んで頂けたでしょうか?
決して、前向きになったりするようなものではなくひょっとしたら気持ちが暗くなってしまうかも知れません。しかし、この人生経験が今の自分を形成し、施術家として僕の最大の武器になっているものです。なので、包み隠さずにブログとして形に残しました。

この経験が世の中の人達に役に立てれたらと強く思っています。
このブログの一番下に今までの人生記録のリンクを貼っていますので是非読まれてください。

さて、振り返ってみると物心がついた頃から常に、
なんで自分はこんな人生なんだろう』と思いながら生きていました。

しかし、今ではその経験が自分の最大の武器となっています。

29歳で病死した父親が命を懸けて、自分に対して大きな宿題をくれたと思っています。
『人生を懸けて、人間とは何なのか?』と言う事を学べという事だったんだと。

もし、父親が健在で、両親と共に生活していたら、全く違う人生を歩んでいたと思いますし、ひょっとしたら、薄っぺらい人間になっていたかも知れません。

では、一体何をこの人生で学んだのか?
まだまだ、途中経過ですが今現在自分なりの答えは見つけました。

人は口で言う『痛い』『辛い』などの言葉の奥には本当はもっとこういう事に困っている、悩んでいるから気づいてくれと言うサインが隠れていると言う事。

考えてみてください。

自分の事を話したり、伝えるのって苦手じゃないですか?何か恥ずかしかったり、何て思われるんだろうって考えたりして表面上では話しているけど、本音や本心を伝えるってなかなか出来ない。
だから、自分の本音や本心に気づいてくれって願いながらそのヒントになるような言葉を使ったり、話し方、表現を無意識にしていると思います。
特に、自分が弱っていて助けてほしい時は。

そう言う時ってとにかく自分の話を聞いて欲しいんです。それに対する答えより共感し、自分が辛いと言う事を理解して欲しいというのが大きいと思います。その安心感が欲しいんです。そして、その次に問題に対する答えや解決策が欲しいと願う。

人はまず自分を理解してくれて共感してもらい、安心したいんです。

これは、僕自身、身近に自分の事を理解してくれる人がいなかった事で話しても無駄という風になり、どんどん本音や本心を出せなくなり何を考えているか分からないと言われてた時期もあります。そして、素直になれず、ヘルプサインが怒りという感情で表れたりして感情のコントロールも難しい時期がありました。
その時は自分の事を理解してくれる味方が欲しかったと思っていました。何かどうしようない時に頼れる人、場所が欲しかった。安心したいと言う気持ちがあったのだと思います。

でも、この仕事していたら、患者さんの話をしっかり聞く、共感してあげることは凄く大事だし当たり前のこと。って言われるかも知れません。
それはあくまで、施術者と患者という立場でいかに信頼関係を作るか?症状やその状態を把握するためのいわゆる『手段』として捉えているのではないでしょうか?

患者さんの信頼を得るための手段では本当の意味で共感して安心感なんて与えられません。

だから、この共感力が僕の最大の武器なんです。自分が生まれてきて30年ずっと一人で人生の底辺の底辺を彷徨って生きてきたから。
このからだに染み付いた経験で人の痛みや苦しみ、悩み、世の中の不条理などこの世のネガティブなものを受け入れる大きな大きな器を得ることができました。

そして、人の表情や雰囲気、立ち振る舞い、話し方、言葉、声などで患者さんが何を伝えたいのか、今話しているのは本心でなく、もっと深い悩みがあるのじゃないか?などを感覚で察する事ができるようになリました。

何より、施術者と患者ではなく、人と人と言う立場で最大の敬意を持って接することが何より大事だということ

相談できる相手がいない、自分の理解者がいない、自分の事を真剣に受け入れてくれる人がいない辛さはよく理解できます。

辛いだけでなく人生をどう生きて行ったら良いか分からなくなる。
という事です。

なぜなら、自分の自己世界だけでは人生の選択肢がなく、どうしたら良いか分からないから助けてもらいたいのにそういう人がいないからです。

決して、大袈裟ではありません。ただの肩こり、腰痛、足が痛いと言っても当の本人からしたら大きな大きな問題なんです。その痛みによって仕事を辞めた人もいます。毎日毎日、肩こりが辛くて精神的に疲れている人もいます。逆にその症状が改善したことで新たに仕事に就き社会生活に復帰できた人もいます。これって人生に影響していませんか?
痛い、辛いは当の本人しか分かりません。

人は他人に頼り、甘えなければ生きていけません。
からだの不調は必ずココロに影響し、ココロの不調はからだの我慢の限界のサインで不調が表れています。

これがココロ+からだ=人間です。

施術家としての信念
『あなたの人生そのものを温かく受け入れる整体師でありたい』

これが今までの人生経験で得たものです。そして、そんな大きな宿題を命をかけて与えてくれた父親に感謝。

皆さんの頼れる人、安心できる場所であるようこれからも日々、精進していきます。ぜひ、頼って甘えてください。 

ココロとからだのセラピーサロン テルケル 
栗山 秀明

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