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母子の手紙

母から子へ
産んだ時から
あなたの声が聞けなくて、
内緒話もできないね

子から母へ

そうだね。
でも気づいてた?
手話分かる人少ないから、毎日が内緒話だったんだよ。

『日本一短い手紙 一筆啓上 家族殿』より


僕の生まれ故郷、福井県で始まった「一筆啓上」。
毎年テーマを変えて、全国から短い手紙が集められ、本として刊行されています。

冒頭の手紙は、「家族」がテーマの年の作品の一つです。

僕は、この手紙を読んで、愛についてしみじみ考えてしまいました。

うまく言えないですが、悲しみの中に愛があると言うか。
母子の間の、深い絆を感じました。
「愛って何ですか」と聞かれたら、このやり取りを紹介したいぐらいです。

この手紙は、一歩通行ではなく、お返事込みで、一つの作品として成り立っています。
つまり「コールアンドレスポンス」です。

最初のお母さんからの手紙だけなら、お母さん一人だけの悲しみで終わってしまいます。
でも、お子さんからのお返事があることで、最初の手紙が、全く違ったものに感じられます。

レスポンスがあるからこそ、コールが生きる。

人がより良く生きるには、他の誰かからのレスポンスが必要なんだ。
自分らしく生きたいなら、大事な人にこそ、自分の感情を素直に出さなくちゃ。

そんなことを思いました。

寂しい時に寂しいと言えるか
怖い時に加えているか
本当はこうして欲しかったと言えるか


感情を素直に出すということは、すごく簡単なようなことでなかなかできないこと。
とても怖いこと。

あんなこと言うなんて、恥ずかしいし、
あんなこと言ったら、嫌われてしまうかもしれないし、
自分が求めていた反応が返ってこなくて、傷ついてしまかもしれないし。


でもそうやって感情のやり取りを繰り返すことことでしか感じられない、絆やつながりって、あるんですよね。

その瞬間は相手とぶつかったりして、 お互いにとっても悲しい思いする事もあるけれど、それでも相手の事はとっても大事だから、 そこからもうひと踏ん張り、歩み寄ってみる。

同じことの繰り返しかもしれないけれども、それでもやっぱり繋がっていたいし、離れたくない。

そうやって積み重ねていくことの先にしか感じられない、喜びや幸せがあるんですよね。


GOOD&SHARE代表 / パーソナル・コーチ
牧野彰邦


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