稼働率50%理論
祝日が多いなあと思う。個人事業主になってからは、毎日仕事をしている。きっちり朝夕働いているわけではないが、何かしらしている。リズムを守りたいのだ。だが、休みの日は娘の保育園が休みなので、そうもいかない。四連休とかになると、リズムがダダ崩れだ。仕方ないと割り切るしかない。
今朝は発送作業だけ済ませた。やりたいこともあるが、それは諦める。そう、諦めが肝要だ。稼働率50%理論と呼んでいる。何事も半分できればいい、としておけば無理をしないし、イライラすることが減る。要は「思い通りにいかないことも仕方ない」と割り切る訓練だ。固執を減らす。
YouTubeでいつでも好きな時に好きな番組を好きなところだけスキップして観ていると、テレビとのギャップが大きく感じる。待つことが減り、嫌な物に触れたり我慢したりすることが減る。欲しいものを欲しいときに手に入れることが良しとされる世の中にどんどんなっている。Amazonはエリアによっては当日届くし、数時間で届く。
こんな日常で生活していると、望むものは手に入って当然という感覚が育っていく。望むものを早く無駄なく手に入れることが正解のような、それに近づくことが「進歩」のような価値観が生まれてくる。それに侵されると、自分への固執が強まる。自分の欲望への固執だ。自我の肥大化である。
メンタルヘルス分野がどんどん伸びているのは、自我への固執が一因ではないかと思っている。固執は良くない。固執は、目の前の現実を見ずに、幻想の世界(こうだったら良かったのに、という世界)に意識をとどめ続けるということだ。我、ここにあらずの状態。おーい、聞いてるか、オレ!という状態。
「ほんとうは、こうしたかった」よりも、今目の前のことに目を見開き、いまからどうしたら楽しめるかだけを考え、やる。シンプルに生きる。
それをするための、稼働率50%理論。
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