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ニューイングランドIPAをニューイングランドで飲んだ話 [8]

Grimm Artisanal Ales

ブルックリンでもイースト・ウィリアムズバーグと呼ばれる、住宅地と商業地が入り組んだようなエリアにGrimm Artisanal Alesはあります。今回訪問したブルーパブの中でも、お洒落さはずば抜けています。

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これがバーカウンターですが、アメリカのお洒落なお店らしく、照明が暗いです。どう見てもIKEAなLEDのライトが多数ぶらさがっていますが、それさえかっこ良いです。

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バーガンディの緞帳のような幕で仕切っているのがまた良いです。ミラーボールも憎いですね。Other Halfとは対照的に、静かで比較的しっとりとした雰囲気ですが、フォーマル過ぎず、カジュアル過ぎずのバランスが素晴らしいと思いました。

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さて、僕はと言うとFinback、Other Halfでそこそこ飲んでの3件目だったので迷わずドライホップドのゴーゼを頼みました。画像の上半分は全て2%のローアルコールビールで、下はDIPAと極端に振ったラインナップなのですが、ここにきてゴーゼがミネラルウォーターのように優しく飲めて、逆に酔いが醒めていくようでした。

醸造家に聞くと、低アルコールで美味しく、長持ちするビールを綺麗に作るのは難しいそうで、ここGrimmは低アルコールながもドライホップドやバレルエイジドという技法とフルーツなどの副原料を使って飲み応えのあるビールを作っており、いわゆるIPAや苦いビールが苦手な層を上手に取り込んでマーケットを広げているように見えました。これも高い醸造技術のたまものでしょう。

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サワーのボトルを頼むとこんな感じで注いでくれるのですが、ビールの色とグラスのチョイスと相まって、飲む前から既に美味しいに違いないと確信が持てます。写真を撮り忘れていますが、背後には木の樽が大量に積み上がり、ビールがエイジドされていました。

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缶のデザインも良いですね。IPA以外にもピルスナーが2種類あるのがまた渋いです。

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Grimmから歩いて数分の場所にあるINTERBOROですが、残念ながら開いていませんでした。

さて、今回紹介したブルワリーのビールを飲める場所があります。こちらの3店になります。おそらく急激に減っていると思いますのでお早めに。幸運を祈ります!

Kamikaze
大阪市西区北堀江1-22-21

スタンドうみねこ はなれ
大阪市中央区心斎橋筋2-2-10 新日本三ツ寺ビル3F

NALU
奈良県橿原市新口町284-5

これで今回の旅で訪問したブルワリーの紹介は終わりますが、まとめとしてあと1回続くかも知れません。

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