【乳がん/温泉】両胸乳首ない、でも温泉入りたい。そんな時に思い付いた方法。

【乳がん患者さん向けの入浴着や、患者さん同士で温泉を楽しむイベント】
手術後、予想がつかなったものが色々あったけど、そのうちの1つ「温泉」。

むちゃくちゃ温泉大好きで、週末ごとに温泉地に行くほどだったけど、手術しちゃうとおっぱい両方なくなるし、もう行けなくなるのかなあ…なんて考えていました。

しかし病院の退院オリエンの場で『バスタイムカバー』と呼ばれる胸を隠せる温泉着の話や、"ピンクリボンのお宿"という乳がん患者の方がこれを着用して気兼ねなくどうぞ!と公言しているお宿がある事を教えてもらったりしました。

↓こちらがそのバスタイムカバーと呼ばれる、胸を隠してくれる入浴着。
すぐに乾いたりして、機能性も良いそうです。

有志の患者さんたちで、温泉宿のお風呂を借り切って温泉を楽しむ!という催しもある事もその場で教えてもらいました。

【ただ、私はコミュ障。会話や食事もかなり苦手なのに、一緒に温泉に入るとか、多分ムリ】
すごく素敵なイベントや取り組みだなあ…と心から思ったのですが、問題もあって。

それは私のコミュ障っぷり。
基本的に、仕事は別として、普段の人間関係では自分が本当に好きでないと一緒に時間を過ごす事がめちゃくちゃ苦痛なので、あまり知らない方や、自分がめちゃくちゃ好きな方以外とは会話をしたり、一緒に時間を過ごす事がとにかく苦手…というコミュ障(まあ単にワガママって話でもあるんですが…)

という訳で、多分"乳がん"という共通事項はありながらも、入院中にそれだけでは会話が盛り上がれないなあ…という事を実感したので、「気兼ねなく温泉に入りたい」という気持ちはありながら、「他の患者さんとのふれあい」も漏れなくセットになると少しツライな…というのが正直な所でした。

【結論:まあ、気にしないで、普通の温泉に入れば良いか】
ただ、そもそも「何で温泉に入れない」と思い込んでいたのか。
確かに胸は膨らんでるけど、両方マネキンみたいに乳首がない。

この特殊な胸を晒し、温泉にいる人から興味本位でジロジロ見られたりしたら、それはそれで不愉快だし、多分ちょっと初見だとビックリさせちゃうんじゃないか(ちなみに私は手術前見た写真、正直に衝撃映像レベルにかなりビックリした)

とはいえ、まあ、今や12人に1人がなる病気だし…と色々考えて、結局半年くらいは温泉行けてなかったんですが、ある時めんどくさくなって、

湯船に入ってない時はこんな感じでタオル肩から下げて、下半身隠さず、このスタイルで過ごしていますが今の所特に問題なく、快適にお風呂入れてます。

もちろん、胸が気になりお風呂に何年経っても入れない方や、気持ち的に沈んでいらっしゃる方、様々な事情があります。
私も半年悩んで、やっとの思いで、このタオルぶら下げて大浴場のお風呂に足を踏み入れたんですが…

意外とまあみんな気にしてねえなーというのが第一印象で。
そりゃそうで、そこまでいる人全員の胸ジロジロ見てる人なんかいないので、タオルでぱぱっとかぶしちゃえば、それで乳首ないのはクリアされました。

洗い場も、足折り曲げちゃえばまあ胸見えないし。
(たまに見えちゃって鏡越しにめっちゃ凝視してる人とかいなくもないが)

湯船は使っちゃえば、まあ見えないし。

あれ、これイケるやん、という手ごたえを初回の大浴場で得ました。
でも無い物はしょうがないし、世の中色んな人がいるから、こんな胸の人がいてもいいやん。

というわけで、今はほぼ毎週休み事に近所の温泉巡りを復活させています。

ちなみに脱毛とか、アカスリとかも形成の先生曰く、エキスパンダー圧迫させると痛いから、そこ配慮しつつ、クリニックの先生と相談しながらやってください、との事(そりゃそうか)

意外と人は気にしてないし、自分の妥協点次第では、入れちゃうな、というのが個人的な感想でした。

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