てーだん

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マガジン

  • 将棋AIに学ぶ振り飛車

    将棋倶楽部24で対局しているコンピュータ将棋Hefeweizen(白ビール)を勝手に師事し、棋譜を並べてXに投稿しています。その投稿をテーマ別に並べて記事にします。

  • 将棋あれこれ

  • 「神の一手」を探して

    将棋の形勢とは、最善手とは、なんてことを考察しようと思います。着地できるかは不明。

最近の記事

将棋AIに学ぶ振り飛車⑤ 柔軟な銀の活用

振り飛車の序中盤では銀をどのように動かしてどこに配置するのかポイントとなります。白ビールが示した柔らかい銀の活用が参考になると思いますのでご紹介しましょう。ちょっと思い付きづらい異筋の活用もあるかも?

    • 将棋AIに学ぶ振り飛車④ 大胆な飛車転回策

      「戦いの起こっている筋に飛車を振る」…これは振り飛車の基本ともいえますが、時には「飛車を振りなおして戦いを起こす」ことも視野に入れたいところです。この記事では白ビールの大胆な飛車転回策をご紹介しましょう。

      • 将棋AIに学ぶ振り飛車③ ただやん

        「終盤は駒の損得より速度」という格言はよく知られているが、振り飛車を指す上では駒の損得より駒効率を重視した方がよいことがある。ここでは白ビールが速度と駒効率を重視して駒をただ捨てした手を紹介しよう。     △同飛には▲6五角で決まる。     4六にいた銀を前進。△同桂に▲4六角が厳しい。     △同金には▲6三飛成が詰めろで勝ち。     △同龍には▲5三角成とできる。     △7八龍に▲9六角が龍金両取りヘップバーン。     飛車を成ればより形だ。

        • 将棋AIに学ぶ振り飛車② 隙あらば端攻め

          白ビールの棋譜を並べていると、端攻めを積極的に採用しているように感じる。時には相手の攻めを無視して端攻めを続行することがあり、中盤でも駒の損得よりスピードを重視していることがうかがえる。参考にすれば攻めの手段が増えてペースを掴みやすくなりそうだ。

        将棋AIに学ぶ振り飛車⑤ 柔軟な銀の活用

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        • 将棋AIに学ぶ振り飛車
          5本
        • 将棋あれこれ
          3本
        • 「神の一手」を探して
          4本

        記事

          将棋AIに学ぶ振り飛車① 相手から狙われた筋の歩を逆に突く

          振り飛車からみると居飛車が角交換を狙う△6五歩(▲4五歩)は常に気になるところだが、白ビールは逆に▲6五歩(△4五歩)を突いて積極的に攻めることがある。人間の読みからは盲点になりやすいが、読みの候補に入れたいところだ。

          将棋AIに学ぶ振り飛車① 相手から狙われた筋の歩を逆に突く

          将棋あれこれ アマチュア将棋指しの思うこと②

           学生以来棋力が伸びないわ、それどころか低下しているわで悩む日々を送っています。もしかして師匠がいれば棋力が伸びるのでは?と思うこともありますが、弟子入りする相手は思い浮かばず特段の縁もゆかりもなく。コンピュータ将棋Hefeweizen(白ビール)を勝手に師事し、将棋倶楽部24での対局の棋譜を並べて勉強するのが精々です。  師匠や弟子といえばAbema師弟トーナメントが放映されていますね。一門の中の関係性や他の一門との違いなどを見ることができておもしろいです。そういえばスポ

          将棋あれこれ アマチュア将棋指しの思うこと②

          将棋あれこれ アマチュア将棋指しの思うこと①

          私がアマチュア「将棋指し」を名乗っていいかどうかはさておき、徒然と書き連ねてみようと思う。 最近は時間と気持ちに余裕が出てきたか将棋に時間をかけたいなーと思いつつ、駒を持つ手の重い日々が続いている。指しても強くならないと分かっているからか、学生時代から棋力が下がっている自分を認めたくないからか。とにかく最近はもっぱら指す将ではなく観る将化しているのが現実だ。 観る将という言葉自体が一般化して10年以上たっているだろうか。当初は中継サイトの棋譜中継とブログのみで、対象もタイ

          将棋あれこれ アマチュア将棋指しの思うこと①

          将棋あれこれ はじめに

          観る将&指す将として将棋と将棋界にそこそこ長く触れてきたため、自分なりに考えることも増えてきました。折角なので思考の整理、備忘録、提言などをかねてここに書き綴りたいと思います。まあ遅筆なので気長にお待ちください。 現在のところ記事の候補は以下のとおりです。 ①ゼロから始める観る将生活 ②棋士につけるべき敬称は先生?段位? ③将棋中継の未来予想図 あなたが脇息になる時代が来る?! ④ニュースの主語になるのは注目棋士か勝者か  ⑤将棋で勝ちたければ将棋を指すな 棋力って結局なに

          将棋あれこれ はじめに

          見ろ、人が駒のようだ!~「人間将棋 姫路の陣」レポ 序盤戦

          「人間将棋 姫路の陣」1日目に参加してきました。レポを書くのは初めてですが、どうぞお付き合いください。 ■イベント参加まで 将棋イベントのうち、人間将棋については、いずれは参加したいと思っていました。NHK将棋フォーカス、将棋世界で取り上げられていて興味がありましたし、最近では将棋連盟アプリで棋譜中継されたり、ニコニコ生放送でも放映されていて、その楽しさが伝わっていました。  今回はツイッターで「人間将棋 姫路の陣」の告知をたまたま目にしていまして、「当日に気分が良ければ

          見ろ、人が駒のようだ!~「人間将棋 姫路の陣」レポ 序盤戦

          「神の一手」を探して(4)

          「神の一手」を探して(1) 「神の一手」を探して(2) 「神の一手」を探して(3) 前回まで将棋の神さまへのインタビューを通して、「形勢」とは何かを明らかにしようとしましたが、神さまには局面の結論自体が分かるため、「形勢」という考え方がないということでした。前回のインタビューの最後で、少し光明が見えた気がしましたが... 神 (続き)2つの局面を比べて違うのは、局面から全探索をしたときの最終図での勝ち局面数/全局面数ぐらいだな。 ――それだ!ではこうしましょう。形勢と

          「神の一手」を探して(4)

          「神の一手」を探して(3)

           「神の一手」を探して(1) 「神の一手」を探して(2)  前回は将棋の神さまにインタビューしたものの、将棋の神さまは万能すぎて「瞬時に全探索できるため、その局面の結論が分かる」、またそのため「形勢という考え方がない」ということが分かりました。このシリーズの目的は「形勢とは何か」「最善手とは何か」突き詰めること。このままでは引き下がれません。インタビューを続けましょう(といっても逆に質問されてますが)。 神 (続き)そもそも「形勢」とは何なのだ?先手あるいは後手が「十分」

          「神の一手」を探して(3)

          「神の一手」を探して(2)

           「神の一手」を探して(1)  前回に引き続き、「形勢」「最善手」とは何か?を考えます。とはいっても、考えるのはアマチュア将棋指しの私。将棋歴は長くとも棋力は一向に伸びない身では手に余ります。そこで「将棋の神さま」に登場してもらい(本邦初、でしょうか)、色々教えていただきましょう。 ――将棋の神さま、本日はよろしくお願いいたします。 将棋の神さま(以下、神) うむ。 ――失礼かもしれませんが、神さまって強いんですよね? 神 当たり前だろ。神だからな。 ――なるほど

          「神の一手」を探して(2)

          「神の一手」を探して(1)

           将棋を指していると、「形勢はどうなんだろう」「次は何がいい手なんだろう?」ということを考えるようになります(考えずに指すことも可能ですが)。あるいは将棋を観る(NHK杯将棋、棋譜中継や棋譜並べなど)ときにも、「どちらがいいのか」「この手の意味は」「この局面の最善手は何だ?」なんて考えながら楽しむこともあるでしょう。  この「形勢」「最善手」...何気なく使いましたが、将棋を指すにしても観るにしても、この言葉を耳にしないことはないでしょう。将棋歴が浅くても、何となくイメージ

          「神の一手」を探して(1)