見ろ、人が駒のようだ!~「人間将棋 姫路の陣」レポ 序盤戦
「人間将棋 姫路の陣」1日目に参加してきました。レポを書くのは初めてですが、どうぞお付き合いください。
■イベント参加まで
将棋イベントのうち、人間将棋については、いずれは参加したいと思っていました。NHK将棋フォーカス、将棋世界で取り上げられていて興味がありましたし、最近では将棋連盟アプリで棋譜中継されたり、ニコニコ生放送でも放映されていて、その楽しさが伝わっていました。
今回はツイッターで「人間将棋 姫路の陣」の告知をたまたま目にしていまして、「当日に気分が良ければ参加しよう」と思っていました。指導対局やこども将棋大会は事前申込が必要ですが、人間将棋の見学は申込は不要で気軽でしたから。
人間将棋 姫路の陣
話はそれますが、最近では将棋イベントの情報も手軽に入手できるようになりましたね。将棋連盟のイベントページには整理されて掲載されるようになりましたし、ツイッターで将棋連盟アカウント、東竜門や西遊棋をフォローしていれば自然に情報が流れてきます。また、有志の将棋サイトもありますし、数年前には考えられないほど情報が充実していると感じています。以下はイベント情報ページの一例を挙げますので、これから「イベントに参加してみたいけど、日程や内容が分からないの」という方は参考にしてみてください。
イベント|日本将棋連盟
大会・イベント情報- 関西将棋会館
将棋イベント情報 | 将棋さんぽ
■イベント会場に着くまで
さて、イベント当日ですが、朝から快晴が広がり絶好の人間将棋日和となりました。姫路にいくのは初めてだったのですが、電車に乗りながら「姫路駅から姫路城まで徒歩でいけるのか?バスに乗る必要があるか?」と考えたりしてましたが、要らぬ心配でしたね。姫路駅から出ると真正面に姫路城がみえるのです(笑)歩いて十分程度で姫路城に着きました。人間将棋の会場は、姫路城下の三の丸広場で、観戦者からみて主催者が姫路城を背負うような格好です。イベント写真をみるとそのような構図が多いのがお分かりになるでしょう。
関西将棋会館【公式】-Twitter
会場内のレイアウトを説明しますと、人間将棋用の盤面が描かれた舞台、その後ろにスクリーン、左右にマイク付きの高台が用意されていました。スクリーンは後述の影武者将棋や人間将棋の盤面を映すためのもの、高台は人間将棋の対局者用です。左側の高台のさらに左には、大盤解説のセットがありました。舞台と大盤解説のセットに向かって観戦者席のパイプイスが並べられており、数百人分はあったかと思います。また会場の横手には、テントが用意されており、将棋大会や詰将棋クイズ用となっておりました。
■オープニングセレモニー&詰将棋クイズ
会場である三の丸広場に着くと、出演棋士が一列に並び挨拶を終えるところでした。はい、安定の遅刻です。これが公式戦ならば持ち時間から遅刻した時間の3倍を引かれるところですが、遅刻した理由がおにぎりをゆっくり食べていたことなので引かれるのは一倍で大丈夫そうです。
この時点では観戦者はまばらで席にはかなり余裕がありました。観戦者は老若男女様々で、将棋ファンの裾野の拡がりを感じました。ひと昔前は将棋イベントはおじさん専用という感じでしたからね。最前列には女性グループが陣取っているところもあり、山崎クラスタかな?と勝手に予想してました。北浜係長もいいぞ。また、一眼レフのカメラを持っている方もかなりおり、撮る将強豪であることがうかがわせました。イベント写真の撮影は彼らに任せることにしました(笑)
司会のかたから、次のイベントである「影武者将棋」の開始時間についてアナウンスがあり、十数分の間がありました。この時点で私はイベントのタイムスケジュールを把握してなかったので、パンフレットと詰将棋クイズの回答用紙をもらいに会場横のテントに行きました。テントには、出演棋士が出題した詰将棋が貼り出されており、全部で6題用意されていました。回答用紙に詰将棋の回答を記入してボックスに投函、抽選で直筆色紙がもらえる仕組みです。ざっと問題を見渡すと、おおむね実戦形ではあるものの手数が最低7手以上と長く、早くも劣勢に立たされました。とはいえ、色紙が欲しい気持ちもあったので、何とか2問を解いてボックスに投函しました。わりと難しかったので「抽選で選ばれちゃったら困ります(>_<)」と妄想していましたが、これは後で錯覚ということが分かるのでした。
中盤戦に続く…?
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