ノンシリコンシャンプーにはやられたね。
こんにちは。タダユキです。
以前にシャンプーの話をさせて頂きましたが、今回はノンシリコンシャンプーについてマーケティングの視点でお話します。専門家の視点ではありません。
シリコンとはなんぞや?
簡単にいうと、コーティング剤。油溶性と水溶性の2種類があります。詳しくはWikipediaやその他のサイトで。
毛髪化粧品においては髪のすべりがよくなる、ツヤが出る、柔らかい手触りになるといった特徴があります。
ある程度のベテランの方なら「枝毛コート」という80〜90年代に特大ヒットを放った2,000円前後の商品をご存知のことでしょう。油溶性のシリコンを使った商品で今ではとっくにありません。
当時はロングのストレートパーマが流行ったので、多くの女性たちが綺麗なストレートヘアーにされてました。
しかし今現在どういうわけかトリートメントにはシリコンはほとんどのケース、入ってます。成分名は◯◯メチコン、◯◯ジメチコンなど。
不思議ですね。シャンプーはノンシリコンなのにトリートメントはシリコン入りなんて。
ちなみに今は水溶性シリコンが主流です。
ただ、悲しいかな「シリコン」という言葉だけが民衆の頭に残ってしまったんです。!
ノンシリコンの戦略家たち
※写真はイメージです。
あれから数十年経った現在、ノンシリコンシャンプーなるものが誕生しました。少し前までテレビCMも見かけられるようになりました。今ではノンシリコンが当たり前のように商品棚に陳列されています。
手触り良くなって柔らかくなるのに何でノンシリコンに?
女性にとっては嬉しいことばかりなのに。
では一体なにが起こったのか?
①シリコンというコーティング剤により、パーマがかかりづらい、カラーが染まりづらいという美容師さんの声がバズり日本中で多発。資生堂のツ◯キシャンプーが槍玉に上がるなど。
②シリコンは生分解性が低く環境汚染に加担。時代は環境保護の観点で敬遠気味に。(油溶性シリコンね)プリウスが販売された時期あたり。
このような声の裏に、驚愕の事実が!
マーケッターが、
『共通の敵』
という存在を利用した心理操作😱です。
人を惹きつける民衆の共通の敵という心理操作。
これは詐欺師も使う手口の一つとしても有名です。なのでマーケッターや経営者は正しい使い方をしてください。
シリコン→悪の代表
美容師さんにとってパーマやカラーなど技術の邪魔(本当はシリコンは技術の弊害はありません。パーマもかかるし、カラーも染まります)と認識されました。よって
→ノンシリコン推奨
環境汚染に加担したくないエコの参加意識→ノンシリコン購買。よって生活者は「このシャンプー、シリコン入ってるかしら?」
→ノンシリコン購買
実際水溶性シリコンに害はありません。科学的根拠も論文で掲載されてますね。
では他の代表的な「共通の敵」例は?
⚫️食器の油汚れ、⚫️子供の敏感肌、⚫️そして国家的に行ってるのが、
反日🏴☠️
目的→現政府の指示獲得
マーケティングとしては実は優秀な戦略
民衆の心の中にある気持ちを代弁するモノ、ヒト、団体は必ずと言っていいほど共通の敵を作ります。
美容師さんの共通の敵はシリコン。
野党の共通の敵は与党。
主婦の共通の敵は油汚れ。
悪の存在を倒すという同盟を作ることで民衆を味方につけようとします。
しかし、今は潮目が変わってきました。
それは敵と戦うというより、
共感による人との繋がり
ですね。
これは明日記事で書きたいと思います。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!😊
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