ドラクエに学ぶ、決断する方法
どうも、ワイティー(@waithiii)です。
私には、ドハマりしたゲームが2つあります。
それはポケモンシリーズとドラクエシリーズです。
とりわけ、ドラクエは大人になった今でも、新作が出ればテンションが爆上がりし、寝る間も惜しんでプレイしてしまいます。
このnoteでは、私の中でも特に思い出深い、ドラゴンクエストV 天空の花嫁について書いていこうと思います。ちなみに、当時プレイしたものは、ニンテンドーDS版としてリメイクされたものです。
1. ドラクエにのめり込んだ中学生時代
ドラゴンクエストV 天空の花嫁は、名作中の名作だと思います。
ドラクエを愛する方なら、誰に聞いてもTOP3にランクインするのではないでしょうか。
私も例に漏れず、中学生時代にドハマりしました。よい子には真似してほしくありませんが、学校の授業中、塾で講習を受けているとき、部活が始まるまでの空き時間、暇さえあればプレイしていました。
このゲームに影響を受けて、親父のことを仲間内で、「パパス」と呼ぶのが流行りました。お母さんなら「ハハス」もしくは「ママス」、おばあちゃんなら、「ババス」、おじいちゃんなら、「ジジス」といった具合です。
ムカついたときは、頭に「クソ」と付けていました。
「クソジジス...」
モンハンで出てきそうですね。
よい子は、こんな言葉を使うのはやめましょう。
私だったら、こんな風に言われれば泣いてしまう自信があります。
2. なんて残酷なんだ
プレイした方ならご存知だと思うのですが、主人公は中々ハードな人生を送ります。
幼少期には、パパス(父親)と母を探すべく冒険の日々を送るのですが、ある日、魔王の幹部に自身が人質として囚われてしまいます。パパスは半端なく強いのですが、自分の息子が人質にとられてしまったことで、身動きが取れずにボコボコにされます。そして満身創痍のパパスは、敵の炎魔法メラゾーマで塵にされてしまいます。
「ぬわーーっっ!!」
これがパパスの最後の言葉でした。私は子供ながらに衝撃を受けました。
パパスは2回攻撃ができ、HPも400を超えていたように思います。
「コイツがいれば、余裕でクリアできるやん。」という私の目論見は完全に外れました。
その日以降、主人公は敵のアジトで奴隷としてこき使われる日々を送ります。私の記憶が正しければ、10年ほど奴隷として過ごしていたと思います。ただ、ずっと奴隷として過ごして物語が終わるわけもなく、ある日看守のモンスターたちの隙をつき、奴隷生活から逃れます。
その後も、主人公の人生には数々の苦難が訪れますが、幸せを掴むビッグイベントもあります。
次項では、当時このゲームをプレイしていた野郎たちを、大いに悩ませた運命の決断について書いていきます。
3. 決断することの難しさ
主人公はある時、サラボナという街を訪れます。
そこには、街一番の富豪ルドマンがいました。彼は娘の結婚相手にふさわしい勇敢な男を求めており、モンスターが跋扈する洞窟から炎のリングと水のリングを手に入れられる屈強な戦士を探していました。
そして、当然主人公は両方のリングを手に入れるわけです。
ここで運命を変える決断をしなければなりません。
そう、嫁選びです。
ルドマンの娘フローラ。彼女は心優しく穏やかですが、芯の強い女性です。
そしてもう1人の娘デボラ。彼女はわがままで、ツンが強すぎるツンデレ女性です。
最後に幼馴染のビアンカ。彼女は幼少期からの幼馴染で、主人公とは10年以上ぶりの再会でした。サラボナから少し離れた村で、病弱の父親と2人で暮らしており、水のリングの入手も彼女が手伝ってくれたおかげといっても過言ではありません。
多くのプレイヤーたちが頭を悩ましたことでしょう。
「何なら全員と結婚したいけどな..」
私はそんな気持ちでした。
しかし選べるのは、1人だけです。
ただ正直に申し上げると、私は逡巡しませんでした。
迷わず、ルドマンを選択しました。
すみません、嘘です。選んだのは、フローラです。
なぜなら、第一印象から決めていたからです。
ただただ一番タイプでした。それに尽きます。
4. 決断する上で、大事なこと
同時期にプレイしていた友人たちは、もれなくビアンカを選んでいました。
・幼馴染という設定
・彼女の父親からもお墨付きをもらっている
・金髪スレンダーでとても美しく、それでいてケバくない
・見た目からは想像できないほど、家庭的で思いやりがある
・主人公の苦しみを理解してくれる
選ばない理由が、どこにもないですね。
上記を理解した上でフローラを選んだ私は、仲間内で尋常じゃないほどディスられました。ただ、意思決定はお情けでするものではありません。ビアンカを選ぶことも、当然考えの中にありました。しかし、私はルドマンの財力や彼が所有している天空の盾に注目しました。
勇者の目的は何でしょうか?
幸せな人生を歩むことでしょうか?
違います。
魔王を討ち、世界に平和をもたらすことです。
その目的のためには、ルドマンの娘のどちらかと結婚しなければなりません。
とはいえ、ビアンカも捨てがたいです。一番思い入れが深く、戦闘経験も豊富なので、魔王との戦いでも活躍してくれる可能性が高いです。
それでも決断せねばなりません。
前項でも申し上げた通り、私はフローラを選択しました。
理由は、第一印象から決めていたからです。
決断する上で、様々な材料があり、デボラを選ぶという選択肢もあれば、大穴でルドマンを選択するということも当然あります。ただ、最後は自分の直感に従う。これが決断のあるべきプロセスだと、私は信じています。
漫画「約束のネバーランド」の中で、こんなパンチラインがあります。
大切なのは判断の後 下した判断を正解にする努力 たとえ下した判断で悪い結果を招いてもそこから何ができるか 如何に足掻くかこそが大切なんだ 判断だけで決まるのなら人生は賭け事になっちまう
~ 約束のネバーランド 13巻より ~
決断を下した後は、それを正解にする努力が大切なのです。
決断とは文字通り、決めて断つということなのだから。
5. "ドラゴンクエストV 天空の花嫁"の魅力は何か?
ここまで長々と書きましたが、今更ながらこの作品の魅力について語りたいと思います。この作品が何よりも素晴らしいのは、主人公が1人の人間として成長する過程を見られることです。父のパパスに助けられながら冒険していた少年が、最終的には、自分の子供たちを守りながら魔王を討つ、という完璧な着地を見せるのは見事としか言いようがありません。
途中幾度となく、「いつになったらコイツは幸せになれるんだ!?」と思います。
幸せというのは、辛抱強く続けた先に待っているのかもしれませんね。
stand.fmでお話しているので、ぜひ音声でもお楽しみください!
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