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3月のイギリス光景観察日記


電話を切った後、午前中は重たく灰色だった空は薔薇色の夕暮れにすっかり姿を変えて見せてくれた。友人と気づいたら3時間も話していた。

あの頃、慣れない外国の地で赤子を育てながら殺伐と生きていた私が必死に天に願っていたことは
「神さまどうか魂と魂で対話のできる人々と出会わせてください」だった。

自分が未熟だったからまわりに心を開けなくて、いつも孤独がべったり背中に張り付いていた。外に出るとおどおど、自分の城の中ではプライド高く。葛藤が渦巻きしんどかった。

今は声が枯れるほど話ができる人たちと出会えた。今後もそれほど大きな事は無し遂げられない人生かもしれないが、縁してくれる周りの人を、たとえそれがたった一人でも幸せにできるような人間でありたいなと思う。残された人生があと何年かわからないけれど、これからはそうやって生きていきたいのだ。

感じるものを、自分の先入観で決めつけず、観察と客観的な姿勢を保つ。フィルターを掛けずに、全てを素直に観て受け入れる。人間も、起こることにも、全てには様々な局面があり、それを観察する。

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