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UK photos 番外編 - “曲からチャレンジ” Love song for a Vampire (Annie Lennox)

素晴らしき歌声を持つ世の中のシンガーたち 自分にないものに憧れてしまう 嫉妬する気持ちがないわけではない

そんな嫉妬心を一蹴する声色が無数にある

スコットランドの”至宝”の声が頭に浮かんだ

やや硬めのトーン 透徹? はじめて触れたとき 得も言われぬ感動に包まれた

この曲が某映画の主題歌であることは知っているけれども 実は未だその映画を観たことがない

こんなことがあったわ
"また妄想話?" フフフ いつもの暖かい苦笑いをありがとう
しつこいけど それなりの時間を生きていると ドラマめいた瞬間に出会うものよ

ある日のパブでの邂逅 聞けばトランシルヴァニア出身という
珍しい出会いというのは単なる主観に過ぎない 一期一会
ベタな質問はするまいと平静を装った だけどその佇まいにどこか気持ちが昂ぶる
会話を続けるにつれ その黒い瞳に吸い込まれそうになっていく
その印象が強過ぎて会話の内容を思い出せない・・・
ひとつ思い出した トランシルヴァニアは ハンガリーでもない ルーマニアでもない独自の文化がある地域で 近隣の人でさえも言葉を理解できないことがあると
ほどなくしてわたしの呑み仲間は完全に出来上がってしまい 送って行かざるを得ない状況となり 後ろ髪を引かれる思いでその場所をあとにした

ふりかえるとひょっとしてひょっとして・・・
そのままパブにいたら自分はもう人間でなくなっていたかもしれない
呑み仲間が救ってくれたのかしら?

"作り話にしてはよくできている 30点!"
あら今日はいつもと比べてお優しい 少し嫉妬させちゃったせい?
しかも一杯くださるのね "あいかわらずの自信に乾杯!"

“ふたたびこの腕の中へ来てほしい そして身を委ねて
震える鼓動はドラムビートのように
雨は降り続け 夜の帷が下りていく
あなただけのものになりたい あなたを寒さから守るために
煌めく星に照らされた天上はすぐそこに
ふたたびこの腕の中へ来てほしい そしてこの魂を解き放って”

今度スコッチを呑みながら その映画の世界感に浸ろう
もどかしい気持ちが鎮まらず 一杯あおって眠りについた あの夜を思い出しながら

⭐️ピリカさんの企画にチャレンジ⭐️


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