昨日の猫。

工事現場に取り残されて。
（また会いにゆくよ）

それは油をさすという

　私は刺繍をする。刺繍作家というほどの者でもないけれど、自分の書いた小説や童話からモチーフを縫い上げ、それを表紙とする。絵を描けない私が、それでも本を作りたいと願った時に思いついた手法だ。
　通信講座で、ひと通りステッチを習い、あとはひたすら縫うばかり。
　そして、それは刺繍缶バッジとなり、こんな風に物語に添えられる。

　物語のことは、今は置いておこう。
　刺繍について続ける。
　刺繍に必要なも

ユニコーンベーカリーへゆく。