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松山で食べ比べのできる通りを挟んだ鍋焼きうどん

 四国でうどんといえば、香川県の「さぬきうどん」が有名です。しかし、愛媛県松山市にも、ローカルフードとして「鍋焼きうどん」が存在します。今回は、松山市の鍋焼きうどんの名店2軒のうち、1軒を訪問しました。ちなみに、その2軒のお店は通り1つ挟んだところにあり、徒歩1分あれば到着します。

鍋焼きうどん(愛媛県松山市)

松山市で昔から親しまれている鍋焼きうどん。特に近くにある2店の老舗が有名です。それは、「アサヒ」と「ことり」。一本通りを挟んだだけの位置にあります。徒歩30秒でたどり着く距離。今回は、「アサヒ」に行きました。「ことり」に行かれたことのある方は、感想や印象をコメントに残していただけると嬉しいです。

「アサヒ」と「ことり」の共通点

店内は民家を改造して作られており、1960年代の懐かしい雰囲気。
鍋焼きうどん、いなり寿司のみのシンプルなメニュー。
終戦直後の食糧難の時代、人々の空腹を満たしたいという思いから創業。

鍋焼きうどん

アルミの鍋、透き通った甘めのつゆ、柔らかな麺が特徴。アルミ鍋で提供する理由は、当時、貴重な砂糖を

アサヒ

 1947年誕生の鍋焼きうどん発祥のお店。当時、貴重だった甘いものを提供したいという創業者の思いから誕生しました。アルミ鍋で熱々の状態で提供されます。イリコと昆布からとった甘く透き通ったつゆ。ツルツルと入り、噛まずに食べられるほどの柔らかめの麺。具材はちくわ、かまぼこ、油揚げ、ねぎ、甘辛い牛肉のみとシンプル。追加でたまごをいれてもよし。たまごを入れることでよりマイルドな味に変化します。どこかノスタルジックでやさしい味わいです。いなり寿司は1個から注文でき、甘さ控えめのあっさり味。

鍋焼玉子うどん 800円

ことり

 アサヒから通りを挟んで30秒ほどで行くことができます。アサヒが創業して2年後の1949年創業。戦後の食糧難の時代、子どもたちに温かいごはんを食べさせたいという願いから創業。いりこと昆布を使っただしと柔らかなうどん、具材から出る甘みで、こちらも優しい味とのこと。行ったことのある方がいらっしゃれば、ぜひコメントください。

 30秒で名店巡りができるのも魅力な松山の鍋焼きうどん。両方行って食べ比べしたいと思える優しい味わいでした。特に冬のこの時期に味わいたいです。

まとめ

・愛媛県松山市で食べられている「鍋焼きうどん」。
・アサヒ、ことりの2店が有名で、通り1本挟んだ場所にあり、ほぼ同期。
・鍋焼きうどんは一人用アルミ鍋に盛られており、優しい甘さのあっさりスープと柔らかめのうどん、ネギ、甘辛く煮た肉、油揚げなどシンプルな具材が、懐かしさを感じる。

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