見出し画像

熊本地震の爪痕

熊本地震

 2016年4月14日21:26に起きたM6.5、16日1:25のM 7.3の地震。熊本市東部の益城町で震度7を2回観測。14日の地震発生以降、断続的に震度5弱以上の地震が発生。
 大分県、熊本県で死者252名の被害に。
 震災の爪痕は6年経った今でも各地で見られます。

阿蘇大橋

 旧阿蘇大橋は2016年4月16日に発生した地震で谷底へ崩落。原因は橋直下の断層が動き、地盤がずれたため。周辺の山々では土砂崩れが相次いで発生。
 今は跡地に石碑が建っています。
 新阿蘇大橋は2021年に開通しましたが、周辺の山々も崩れたあとが今も残ります。
JR豊肥本線、立野〜赤水間で新旧の阿蘇大橋を見ることができます。

新阿蘇大橋
旧阿蘇大橋
※画像が不鮮明で申し訳ありません

阿蘇神社

 豊肥本線宮地駅から徒歩15分。
 日本三大楼門の一つがある神社。阿蘇山の噴火を鎮めるために、祈祷されています。
 震災時、押しつぶされるように崩壊。社殿のほとんどが被災。
 本殿は再建完了、シンボルの楼門は2023年12月復旧予定。2022年5月現在は覆いで囲まれてます。小さな窓から再建中の楼門が少し見えます。覆いに描かれた楼門は、迫力を感じ、阿蘇神社のシンボルとなることがわかります。
 ご利益は厄払い、家内安全、安産、子授け、良縁、初宮参り、健康、学業成就、商売繁盛、病気平癒、工事安全祈願、五穀豊穣、牛馬安全など。

阿蘇神社本殿
再建工事中の阿蘇神社楼門


熊本城ミュージアムわくわく座

 熊本市電 熊本城・市役所前駅から徒歩7分。

熊本城下、桜の馬場 城彩苑にある博物館。

震災による被害状況が模型や映像から知ることができます。また、熊本城内部の被災状況もビデオ映像から見ることができます。震災直後は大天守の最上階の屋根瓦がほとんど落ち、お城の中はゴチャゴチャに…

開館時間 8:30~17:00
休館日  火曜日(祝日の場合は翌平日)、12月30日〜1月1日
観覧料  一般300円、高校生200円、小中学生150円 
     団体(20名以上)は2割引
二の丸駐車場〜桜の馬場 城彩苑間は8:30~17:00、20~30分間隔で無料シャトルバスが運行中。

熊本城

 天守閣は復興のシンボルとして最優先に復元し、2021年4月に天守閣公開を実現。復旧の際、最新技術も駆使して外見を忠実に再現しつつ、耐震性、長寿命化なども実現。
 内部は地震前と大きく変わり、バリアフリー対応に。階段も緩やかに、エレベーターもつきました。
 震災前は内部も忠実に再現されてましたが、復旧後は建設当時の雰囲気は残しつつ、現代風の博物館のような熊本城内部に生まれ変わりました。
 熊本城創建から現在までの歴史が分かります。
 今でも全壊したままの櫓、一部壁が損傷した櫓など震災の爪痕は消えてません。ビニールシートで覆われた箇所も何か所も見られます。
 震災直後は瓦が石垣も30%は損傷、10%が崩壊していました。現在も復旧作業が続いており、完全復旧まで後30年かかると言われてます。また、コンクリートやブルーシートで崩壊した部分が覆われているのも見られます。

熊本城天守


館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料  大人800円、小中学生300円 
     団体(30名以上)は2割引




震災から6年が経ちましたが、まだまだ復興は途中。
壊れるのは一瞬、再生までには時間がかかります。

よろしければサポートお願いいたします!いただいたサポートは、よりよい記事の作成、クリエイター支援などnoteのクリエイター活動に利用させていただきます!