見出し画像

UCバークレーにて量子力学を教える教授が考えるAI(人工知能)とは?



今回はUC Berkley大学にて量子力学の教授をされているエドワード・フレンケルさんが人工知能に関してお話しされていたので、共有したいと思います。

アインシュタインが言った。「想像力は知識よりも大切だ」と。

まず最初にエドワード・フレンケルさんが人工知能に関しての見解を話すのに、アインシュタインの言葉を借りたい、とのこと。
「想像力は知識よりも大切だ」そして、知識には限界があるが、想像力には限界はないと。そして、彼の研究に関してもそのアイデアが通用するものだと。

数学には、意識や自由意志などの主観的経験を厳密に研究するための手段がない

続けてフランケルさんは教育問題についても関わりがある、とのこと。
上記のように、想像力について大切だ。ということが、皆なんとなく分かっているが、それをしっかり教える教育というものはとても少ないのではないか。と。意識、自由意志、主観的な現実の捉え方などを厳密に論じるための数学的手段がほとんどない。そしてそれを我々は適切に教育されていないため、そうした手段を持っていないと考えてしまうのではないか。

主要な発見は、しばしば既存の知識から飛躍するような想像力を伴う (例: 複素数)

例を挙げると、複素数(負の平方根)の発見があるそう。発見や創造的な改革は過去の知識に縛られずに想像力を発揮し、既存の常識から飛躍することで大発見が生まれてきた。発見プロセスは線形的なデータ蓄積ではなく、非連続的な飛躍が伴うのだ、と。

創造的プロセスは非線形で不連続であり、データを蓄積するだけではない

続けてフランケルは、確立された知識の枠を超える"バカげた"アイデアに挑戦し、遊んでみることである。複素数の発見も、その当時は"負の平方根"という概念が存在不可能とされていたが、数学者が思い切ってそれを受け入れ検討したことから生まれた。

ある謎が解けると、新たな フロンティア が開け、さらに深い謎が現れる

最後にフランケルは、数学教育には、数学の神秘的で想像力豊かな側面への評価が欠けている。と述べている。
ある謎が解けても、それによって新たな疑問が浮かび上がり、さらに深い謎へと遭遇する。複素数理論の確立によって、8次元までの幾何学的構造に関する新たな謎が見つかった。

(アメリカ)高校の数学教育では、数学の神秘的で想像力に富む側面が十分に評価されていない。そうした側面の重要性を伝える必要がある。

まとめ

今回は量子力学の教授をされているエドワード・フレンケルさんが人工知能、AI、そして想像力に関してお話しされていました。
どうだったでしょうか?
筆者は理数系好きでしたが、好き、嫌いに波があったので、こんな人が先生だったら面白かっただろうに、、、と思うばかりです。。

もしよろしかったらサポートお願いします☆ いただいたサポートは次の活動に使わせていただきます!