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中編まとめ

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義姉で推しの飛鳥さんの本音を聞いた日。

義姉で推しの飛鳥さんの本音を聞いた日。

飛鳥:私、部屋で食べるから。

〇〇:え、あ...はい。

バタンッ 僕の義姉の飛鳥さんは、夕飯を持って自室へと消えていく。

いつも怒っているのか、顔を赤くしながら。

〇〇:はぁ....

何故こんな状況に...

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1ヶ月前

〇〇父:〇〇。大事な話があるんだけど、いいか?

〇〇:なに?そんな改まって。

〇〇父:お

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妹が一日だけ姉になりました。

妹が一日だけ姉になりました。

〇〇:誕生日おめでとう!理子!

理子:あーりーがーとー! りーの誕生日覚えてたんだ!

〇〇:当たり前だろ笑 誕生日一緒なんだから。

双子として生まれた僕と理子。僕の方が先に生まれたから僕が兄で、理子が妹。

〇〇:誕プレありがとうね。理子は誕プレ何が良い?

理子:えーっと...りーはねー・・

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学校

理子:はい!

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彼女が積極的になったのには可愛すぎる理由があった。

彼女が積極的になったのには可愛すぎる理由があった。

〇〇:好きだよ。さくら。また明日。

さくら:んにゅう// わ、私もモゴモゴ

〇〇:ん?

さくら:な、なんでもない!ばいばい!//

〇〇:じゃあね〜。

今日も楽しいデートだった。いつも通り彼女のさくらの行きたい場所と、僕の行きたい場所を一箇所づつ回る。別れ際に好きを伝えてから帰る。これが僕の中のルーティン。

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受付嬢の大園さんに見透かされて溶かされた。

受付嬢の大園さんに見透かされて溶かされた。

上司:おいー。〇〇が作った資料、ミス多いぞー?

〇〇:すみません!以後気をつけます!

上司:疲れてんのか? 〇〇にしては珍しい.....でも、ミスは良くないぞー。

上司が眼前でごちゃごちゃと説教を垂れている。まぁ、オフィス内ではよく見る光景だ。

上司:ま、今後気をつけるように。

〇〇:はい。すみませんでした!

一応、頭を垂れてから自分のデスクに座る。

後輩:す、すみません....本当

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学園祭で再会した幼馴染は、大人っぽくて。

学園祭で再会した幼馴染は、大人っぽくて。

〇〇:.....レポート終わった?

△△:え、俺お前に見せてもらおうと思ってたんだけど....

〇〇:俺もやってねぇよ....あー...めんどくせ。

今年の春。俺は大学に進学した。割と偏差値が高い大学に入学し、辛い受験生活を乗り越え、後は楽しいキャンパスライフを送れる。そう思っていた。

△△:あー....彼女欲しい...

〇〇:それなー....はぁ....大学生って楽しいんじゃないのかよ

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義理か本命かわからないほどツンデレな幼馴染に困ってます。

義理か本命かわからないほどツンデレな幼馴染に困ってます。

〇〇:明日バレンタインだなー。

蓮加:....そだね。

〇〇:今年も俺は一個かなぁ。

蓮加:だ、誰からの一個!?

〇〇:え?蓮加毎年くれるじゃん。

蓮加:.........良かったボソッ

〇〇:え?

蓮加:なんでもない。ほら早く学校いくよ。

〇〇:へーい。

こいつの名前は岩本蓮加。生まれた病院も一緒で、幼稚園から今の高校までずっと一緒。いわゆる幼馴染というものだ。

幼馴染だか

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恐怖と愛情は表裏一体

恐怖と愛情は表裏一体

〇〇:さっみぃ.....

とある冬の日。僕は一人寂しく登校していた。

〇〇:彼女と手繋いで登校とかしたら、寒くないんだろうな....

この世に生を受けて、17年。今まで彼女ができたことがない。珍しいことではないと思うが、欲しいと思うのは当然である。

そんな気持ちが強くなるほど、より彼女ができなくなるのは、もはや自然の摂理だ。

仕方なく冷え切った手をポケットに入れながら歩く。

〇〇:ん?

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