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雇用形態にとらわれない柔軟な組織を支えるさらなるITインフラを|急成長のテックビズを支える辻内のビジョン

辻内 繁佳(Tsujiuchi Shigeyoshi)/管理本部 部長

1989年、奈良県生まれ。近畿大学卒。

2012年、株式会社キューブシステムに新卒入社。Slerとして流通系プロジェクトの開発・運用保守を担当。2014年、友人と会社を共同創業するかたわら、株式会社リクルートスタッフィングの派遣社員として理想科学工業株式会社へ転職。フィールドエンジニアとして技術営業・システム運用保守に携わる。

2015年、株式会社NKC ASIA設立直後の代表中島と出会う。株式会社アジアクリエイティブコンサルティング、アローサル・テクノロジー株式会社に籍を置き、ベトナムでオフショア開発のディレクターを経験。2017年に帰国し、NKC ASIAの正社員に。フィリピン拠点の開発マネジメントに従事後、現在は、管理本部の部長としてコーポレートITや労務、経理など、組織全体の統括を担う。

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01/成長できる環境を探して。エンジニア・起業家・派遣社員・ホームレスの顔を持つ辻内繁佳の過去。

ーーテックビズでは、バックオフィス全般の統括を担う辻内さんですが、社会人1年目はエンジニアとしてキャリアをスタートされたそうですね。

そうなんです!大学で情報系の学部に通っていたので、新卒ではSlerの道を選びました。元々、新しいことや未経験のことに挑戦するのが好きな性格で、就職を機に関西を出て上京しようと決めていたところ、株式会社キューブシステムと出会い、入社を決めました。

ーーSlerとしてどんな業務を担当されていたのでしょうか?

流通系プロジェクトの開発・運用保守を担当していました。実際に仕事をしてみると、思った以上にルーチンワークが多いことに気付き、好奇心旺盛だった僕は、日々の業務に物足りなさを感じるようになって......。

仕事を通じて成長したい気持ちが強かったので、当時の僕が思い描いていたエンジニア像との乖離を感じ、このままキャリアを積んでいくイメージが湧かなかったんです。

こうして、入社2年目に退社を決意しました。

ーー成長できる環境を追い求めていたんですね。さらなる成長を追い求め、次はどのような道に進まれたんですか?

実は起業して事業をつくりながら、派遣社員としてエンジニアの仕事をしていました。都内でたまたま知り合った仲間と共同創業という形で会社を創ったんです。

とは言っても、明確な事業戦略があったわけでも、僕に経営の知識があったわけでもなかったので、舵取りは仲間たちに任せながらスタートした起業でしたね。「またエンジニアの道に戻りたければ、いつでも戻れる」と考え、思い切って挑戦することにしたんです。大学生向けに自動車免許合宿サイトを開発、運営していました。

ーー辻内さんにそんな過去があったとは。また、起業と並行して派遣社員として勤務もされていたんですね。

そうですね。1社目を退社したタイミングで人材派遣サービスに登録し、印刷機メーカーでフィールドエンジニアとして務めることになりました。主に、技術商談の同行や、印刷不具合の技術調査、初回導入時のネットワーク設定や帳票出力設定を担当しました。
一方、起業した会社の事業はというと、現実と事業計画との乖離が大きく最終的に事業を畳むことに。そのままチームも解散しました。
ちょうどこの頃、共有の知人を通して中島さん(代表)と出会ったんですよ。中島さんはテックビズを創業したばかりで、まだ事業が定まっていない頃でしたね。2015年のことです。

02/代表 中島との出会いが運命を変えた。何でもやった創業期。

ーーここで中島さんと出会うんですね!その後、辻内さんはどのような道に進まれたのでしょう?

株式会社アジアクリエイティブコンサルティングに籍を置き、オフショア開発に取り組みました。テックビズの親会社であるNKC ASIAとアジアクリエイティブコンサルティング社が共同でベトナムでラボ開発をするという話が持ち上がって。中島さんと相談の上、僕が渡越してベトナム人エンジニアのマネジメントを担当することになったんですよ。

ーーなんとベトナムに。環境が大きく変わりましたね。

仕事も暮らしも一気に変わりました(笑)。その後、アジアクリエイティブコンサルティング社のメンバーと経営陣の間で方針の違いが生じ、当時の同僚達と共に別の会社を立ち上げ、僕もそちらに籍を移すことに。
このタイミングでベトナムから帰国し、一時的にホームレスになりました(笑)。友人の家を転々としながら暮らしていた時、定期的にやりとりしていた中島さんから「うちに戻ってきなよ」とお声がけいただいて、NKC ASIAに正社員として入社することにしたんです。当時は私が結婚したばかりで、一家の大黒柱としての自覚が芽生えたことも入社を後押ししました。2017年のことでしたね。

ーー日本で別の企業に転職するという道もありながら、なぜNKC ASIAを選ばれたのでしょうか?

僕の経験を活かして役に立てる環境だと思ったからです。
当時、NKC ASIAのエンジニアでフィリピンに滞在しているメンバーがいて、この状況を事業に有効活用しようという話になって。僕はベトナム滞在経験があったので、多少の英会話と現地メンバーのマネジメントなら役に立てる自信がありました。中島さんに「僕にやらせてください」と伝えましたね。
その結果、NKC ASIAに転職し、フィリピンを拠点とする開発マネジメントを担当することになったんですよ。

ーー現在は、テックビズ(2019年、事業成長に伴い、株式会社テックビズをNKC ASIAから分社化)のコーポレートITや総務、労務、経理、採用にと組織統括を担う辻内さんですが、開発マネジメント業務から現在の業務に切り替わったきっかけは何だったのでしょうか?

何か大きなきっかけがあったというより、スタートアップならではの「何でもやる」環境が僕をそうさせたと言えるかもしれません。
入社当時のNKC ASIAには、組織全体の管理・統括を担う部署がなく、法務や労務などのバックオフィス業務を中島さんが一人で全て対応している状態でした。会社全体が営業組織だったと言っても過言ではないほどでしたので、コンサルタントも社内システムのことは何もわかっておらず、使えそうなツールをなんとか使いこなしている状況だったんです。

ーーなんと......!

入社してすぐにフィリピンへ行くことにしたため、僕とフィリピンメンバーだけでは、業務フローや開発要件もわかりません。日本側でどんな人たちがどんな仕事をしているのか、どんなことで困っているのか、フィリピン側から日本側へ密なコミュニケーションを取りながら、フィリピンで開発業務にあたっていました。僕もエンジニアとして土日も関係なくひたすら開発していましたね。
仕事漬けの毎日を送っていたので、当時僕が住んでいた家には、ベッドと机とPCしかありませんでした(笑)。
子どもの誕生を機に帰国した後は、リモートではできなかった業務も担当するようになりました。そこで、法人営業やバックオフィス業務なども担当するようになりました。

ーーここでバックオフィス業務に携われるようになったんですね!

そうですね。営業先からオフィスに戻ってくると、中島さんから「これどうにかできないかな」とバックオフィス関連の相談を持ちかけてくださることもしばしばでした。システム構築に限らず、採用や法務、労務など、あれやこれやと本当に何でもやっていましたね(笑)。
中島さんと二人三脚だったバックオフィスも、今や約10名のチームに(2022年10月現在)。頼もしい仲間が増えてとても嬉しく思っています。
思い返せば、この時にバックオフィスや法人開拓、コンサルタント業務などを経験できたおかげで、会社全体の理解が深まり、視野が広がった貴重な時間だったと思います。

03/「テックビズの相談所」僕がメンバーの拠り所であり続けるワケ

ーー仕事のやりがいや大切にしていることはありますか?

仕事のやりがいは、「経験の有無に関係なく挑戦させてもらえること」と「常に変化し続け、変化の速度が早いこと」です。

1点目は、入社当時から現在まで変わらないテックビズの特徴だと思っているのですが、未経験であろうと、本気でやりたい気持ちとポテンシャルがあればまずは任せてもらえるカルチャーがあります。僕自身、テックビズで多くの事に挑戦させてもらってきました。常に伸び代と成長を感じられる点が、やりがいに繋がっていますね。

2点目は、常に意思決定のスピードが速く、さまざまなバックグラウンドを持った志の高いメンバーと一緒に仕事ができることで、モチベーションアップに繋がっています。変化に合わせて柔軟に組織体制も変わり、変化し続けられる点もやりがいです。

私が担当するコーポレートIT分野でも、全社的に業務効率化や自動化に課題意識と改善意欲のあるメンバーが多いことが、モチベーションアップに繋がっています。マンパワーで一時的な解決に走らず、中長期的目線で組織のために動いてくれる人が多いんですよね。

ーー辻内さんがテックビズで働く上で、大切にしていることはなんでしょう?

1点目は、メンバーの雇用形態に一切捉われることなく接すること。2点目は、事業の支柱であるコンサルタントが、より業務に集中できる環境を作ることです。

テックビズは、雇用形態に関わらず正社員や業務委託、インターンなど、それぞれ柔軟な形で働けることが魅力です。正直、日本ではあまり見られない組織編成の会社だと思います。

だからこそ、メンバーの雇用形態によって接し方を変えることは一切ありませんし、全員が仲間だと言い切れます。

ーーたしかに、テックビズは誰もがフラットに意見交換し合っている印象です。

そうですよね。特に、僕たちの事業の柱であるテックビズフリーランスには、コンサルタントの存在が欠かせません。創業以来、事業も組織も右肩上がりで成長し続けられているのは、彼らの功績が非常に大きいと思っています。

だからこそ、コンサルタントがより業務に集中できる環境を作るために、バックオフィスが頭を悩ませることが大切だと思っているんです。僕たちが巻き取れる業務はないか、システムを構築することで簡易化できる業務はないか、と常にアンテナを張って助け合っています。

ーー「テックビズの相談所」と言っても過言ではないほど、辻内さんは各方面からの信頼が厚いなと感じます。

そう言っていただけて嬉しいです!というのも、リモート文化が根付いているテックビズで、僕があえて毎日出社しているのには訳があって。即時即対応できるのがリモートのよさだと思うのですが、時にはテキストで相談したり聞いたりしづらいこともあると思うんですよね。

誰にも言えないまま抱え込むのではなく、いつでもメンバーから声をかけてもらえるように、できる限り出社するようにしているんですよ。

ーーそうだったんですね!

とはいえ、フルリモートのメンバーも多いので、Slack(社内コミュニケーションツール)に「その他管理」というチャンネルを用意して、「誰に聞いたらいいかわからないことは、とりあえず僕に聞いて」と声をかけています。社内の機能やメンバーが増えれば増えるほど、誰に何を聞いたらいいのかわからなくなることも多いと思うので。

気軽に質問できる場作りを心がけることで、メンバーが困っていることを即解消できるようにしています。

04/みんなが手を取り合えば、僕らはもっと早くもっと遠くへ行けるはず

ーーテックビズで働く魅力は何だと思いますか?

ポジションが豊富にあることと、情報がオープンかつ誰でも意見し合えるカルチャーがあることでしょうか。

まだまだベンチャーなので、個々の希望に応じたポジションを用意できることは、戦略的にキャリアを歩みたい方にとって非常に魅力的だと思います。プロフェッショナルになりたい方もゼネラリストになりたい方も、どちらもテックビズの中でキャリアマップをひけると思いますね。

また、ITフリーランスが数千名、コンサルタント100名、僕たち管理部も人数が増えましたが、それでも情報が常にオープンなところも魅力の一つだと思います。経営陣の視座を身近に感じられますし、方針に納得できない場合はいつでも誰でも意見を伝えることができます

ーーここもまた、雇用形態に関係なくオープンですよね。

おっしゃる通りですね。仮に手元に情報がなかったとしても、質問すれば必ず誰かから回答が返ってきます。ダイバーシティが当たり前に存在していると言えるかもしれません。

ーー辻内さんが感じるテックビズの課題はありますか?

2点あります。1点目は、チーム単位の結束を会社全体でさらに強固にしていく必要性、2点目は、メンバークラスと責任者クラスの視座の乖離が広がっている点です。

1点目は、テックビズならではの組織編成が起因していると思うのですが、業務委託の比率が圧倒的に高いので、どうしても「個」や「チーム」に対する意識が強くなることがあるんですよね。メンバーの数が増えれば増えるほど売上が伸びることは、歴史を見れば明らか。

テックビズは「ITフリーランス業界のトップ」を目指しているからこそ、個人やチームのことで手一杯になるのではなく、横の繋がりを深めていくことができれば、もっと早く目標を達成できると思うんです。

一人ひとりの働くモチベーションが高いからこそ、チームとしてさらに一致団結していきたいですね。

ーーなるほど。

2点目は、組織が拡大したことで見えてきた課題です。第二創業期のテックビズを共に創る仲間として、責任者クラスの視座を現場クラスのメンバーにも持たせたいと思っています。人材育成にも力を入れていきたいですね!

ーー創業期から現在を振り返って、今、何を思われますか?

オフショア開発に法人営業にバックオフィスにと本当にたくさんのことに携わらせていただきましたが、無駄なことは何一つなかったと言い切れますね。

創業間もない頃は、現場のトラブル対応で営業担当と一緒に取引先へ謝罪に行ったこともありました。開発したシステムがうまく機能せず、全く使われなかったことも......。当時は大変に思うことも多々ありましたが、あの時の全てが今に繋がっていると実感しています。

05/「やっぱり、テックビズが1番」僕がこの会社に飽きない理由

ーーこれからテックビズの仲間になる方へ、期待することはなんですか?

テックビズの歴史や現メンバーのあり方に捉われることなく、新しい風を吹かせていただきたいです!そして、現メンバーのポジションにどんどん入っていただき、現メンバーはさらに上のポジションへ。
各々のキャリアもテックビズも一緒に次のステージを目指せると嬉しいです。

ーー今後の目標や実現したいこと、チャレンジしたいことはありますか?

中期的には、事業を支える基幹システムの改善やセキュリティ対策強化、より膨大になってくる数をさらに効率よくさばけるような機能の改善、残りの属人的な業務の排除などを行っていくことで、安心して挑戦できる様なサポート体制をつくりたいです。

テックビズを支える社内のコンサルタントやコーポレートのメンバーは、これから300名、400名と増えていきます。

長期的には、テックビズフリーランスと並ぶ会社の柱となる事業の構築に貢献したいと思っています。新卒時代に起業を経験したこともあり、新しいことにワクワクする性格なんだと思います(笑)。

新規事業の選択肢の一つとして、海外を拠点にするのもいいですね!入社当時のように、もう一度海外に羽ばたいてみたいです。

ーー辻内さんが再び事業サイドに挑戦される可能性があるとは、ワクワクします!

僕、ある時ふと考えたことがあるんですよ。僕が別の会社ではなくテックビズにい続けるのってなんでなんだろうと。辿り着いたのは、「成長し続けられる環境がある」「面白い仲間と切磋琢磨できる」という2つの理由だったんです。

僕が初めて中島さんと出会ってから7年が経ちますが、全然飽きないんです。テックビズがやっていることにも、仲間にも。中島さんをはじめとして、僕にはない考えを持つメンバーが多いので、テックビズを飛び出したとしてもこれ以上に面白い環境ってたぶんないんだろうなと本気で思うんです。社外の方と話していても「やっぱり、テックビズが1番だな」と毎回思うので。

ーー最後に、テックビズに興味を持つ方へメッセージをお願いします!

手前味噌で恐縮ですが、テックビズはちょうど面白い時期に差し掛かっていると思います。事業が成長し、優秀な方とご一緒できる機会が増え、その方がさらに優秀な方をリファラルして......と、組織が大きく変わろうとしているフェーズです。

もし僕たちに興味をお持ちいただけたら、少しでも早くジョインいただく方が「テックビズライフ」を楽しめるんじゃないかなと。ぜひ気軽にお話しさせていただけると嬉しいです!

06/おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

テックビズは、本気で「働き方を変え、世界を変えていく」仲間を探しています。

会社についてより詳しく知りたい方は、ぜひ、下記の採用ページをご覧いただき、カジュアルにお話しさせていただけると嬉しいです。

>>カジュアル面談はこちら

▼テックビズ 採用サイト

■おまけ■ テックビズの仲間からメッセージ

テックビズの仲間から、TECHBIZ STYLEに登場する仲間へメッセージ!
今回のメッセージテーマは「今だから伝えたい!辻内さんへの "ありがとう" 」
メッセージを届けてくれた皆さん、ありがとうございました!

セールス部門 部長 森岡祐介

それでは、次回のインタビューもお楽しみに!

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