生命式

生命式

書名:生命式
著者: 村田沙耶香
出版社:河出書房新社
発行日:2019年10月16日
読了日:2019年12月31日
ページ数:272ページ
12月 :14冊目
年累計:129冊目

大晦日に読んだ本はこちら❗️
今年は129冊で打ち止め〜❗️
ちょうど1年前からインスタの読書垢をはじめて
フォロワー様も500人を超えました。
読書を通じたやり取りや
皆様のPostを通じて手に取った本もたくさんありました。
ありがとうございました。

さて、

2019年最後「生命式」

2ページ目から私の常識が崩壊(笑)。
ちょっと読んだ人いたらこの気持ちわかるよね?

これ、大晦日に読んでよかったのか。
そもそも”ふつう”ってなんだっけ?
って頭の中がパニック。
年越す前で良かったかもしれない。

短編の12篇からなるのですが
どのストーリーも相当変人が出てきます。
逆に読んでる私が変人なのかもしれない。
彼の住む世界が生命感あふれていて
あるべき姿なのかもしれない。

”コンビニ人間”も好きな作品だけど
これも独特というか、この世界観は
価値観が揺さぶられる傑作な気がします。
ありとあらゆる”生命”を考えさせられます。

ひょっとしたら葬式も誰もが疑わなかったけれども
もしかしたら本書のような生命式が
いつか当たり前の世の中になるかも?!
え?まさか?!って考えさせられるほどの
村田さんの筆力です…。
私は生命式に参加してくはない(笑)

俺のフレンチではなくて俺のカシューナッツ炒め。
読んだ人ならわかるはず。
今思うと”俺の”って意味の捉え方を変えると
結構おそろしーいー❗️

羽毛や毛皮ってあるけれども
人毛を使った衣服や装飾品ってないよね?!
それが当たり前の世の中で、人毛を嫌う人がおかしい。
死んだら火葬するほうが侮辱している。
え?お!?まじ?!

食の好みも人それぞれじゃないですか
結婚して夫婦になって、家族になって
みんな同じものを食べなくても良いのでは?
そんな事もふと思うシーンも多々あり。

人にはキャラというものがある。
もしかして環境やその場に応じて「呼応」して
合わせているだけなのかもしれない。
そうなると自分自身の性格ってなんだ?!

仕事の自分、プライベートの自分。

でも私は固定観念に囚われていたのかもしれない。
大晦日に私の価値観・脳は揺さぶられる事になった(笑)

特に
・生命式
・素敵な素材
・素晴らしい食卓
・パズル
・孵化
の5篇がものすごくインパクトあったのと
私の価値観が揺さぶられました!

それでは明日・元日から読書していきますので
来年?明日からもよろしくです💫


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