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池上彰の世界の見方 中国・香港・台湾

書名:池上彰の世界の見方 中国・香港・台湾
著者:池上彰
出版社:小学館
発行日:2016年11月15日
読了日:2020年8月20日
ページ数:235ページ
8月 :9冊目
年累計:30冊目

こちらは池上さんの世界の見方シリーズの
「中国・香港・台湾」です。

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発行が2016年11月なので昨年の逃亡犯条例改正や
直近の香港国家安全維持法などの
最新状況は反映されていませんが
なぜ、中国・香港・台湾がここまでもめているのかを
理解する事ができる1冊となっています。

突然ではありますが
中国では下記アプリは当然使えません。

・LINE
・Twitter
・Instagram
・Facebook
・Google(Gmail/Google map)
・Youtube

信じられないですよね。
中国製のアプリしか使えないです。
それは、外の世界と触れられるアプリを使う事で
中国にとって都合の悪い情報が得られてしまうから。

だから中国の企業が運営している
「Wechat、Weibo、Tiktok、Baiduなど」
を使う事になりますが、投稿内容は全て検閲されて
政府を批判するような書き込みなどあれば
えらい事になりますね…。自由はなし。

こんな国が日本よりGDPが高くて
世界2位の経済大国というのはちょっと信じがたい。
まぁでもそれが事実なので受け入れるとしても
今後本当に長く続くのか?と言うと
続かないというのが私の意見です。

さて、本題へ。

細かな説明は割愛しますが
こんな疑問が全てわかる1冊です。

・なぜ台湾の人は親日なのか?
・なぜ中国と中華民国(台湾)は分断してるのか?
・日本は台湾を国として認めていない、国交断絶、なぜ?
・香港の一国二制度の成り立ちと理由
・「事実上の一党独裁」の理由、実は他にも政党ありまっせ!
・中国の憲法には”中国共産党の指導に従う”と定められている。
(中共は憲法より上なんです。こんな国ありますか?!)
・中国共産党員とは?
(なるまでに結構大変でエリートなんですよね…)
・中国の人民解放軍は軍だけど管轄は共産党
(これも一政党が軍隊を抱えているという異常な感じ)

これ1冊読めば、今起きている最新のデモや
中国・米国の争いについても背景がわかるので
理解しやすくなると思います。

もし興味あればお手に取ってみてください!

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