夏の騎士

「夏の騎士」読了感はマジ最高❗️

書名:夏の騎士
著者:百田 尚樹
出版社:新潮社
発行日:2019年7月18日
読了日:2019年9月1日
ページ数:256ページ

9月〜1冊目。今年〜97冊目。

こんなに読了感がスッキリ爽快なの久しぶりです。
文句なしに、良い❗️

読んでいる時もワクワクが止まらなくて
一気読みした時間があっという間でした。

発売後、約1ヶ月経過しているから
恐らく読んだ方も多いのかなと思います。

百田版「スタンド・バイ・ミー」

”勇気−それは人生を切り拓く剣だ。”

☑︎帰国子女の有村さんへの憧れ
☑︎口の悪い女子の壬生さん
そして、勉強も運動もできない3人男子
☑︎「遠藤宏志」
☑︎「木島陽介」
☑︎「高頭健太」

そんな個性、豊かな小学6年生。最後の夏。
3人は”円卓の騎士団”を結成して
有村さんをレディとし、崇拝し愛と忠誠を捧げる。

出される試練❗️

小学5年生の女の子が殺された未解決事件❗️

犯人探しを始める騎士団❗️

怪しいと思われる近所の人❗️

ページを繰る手が止まらなかったです。
男女問わず、小学生の頃の夏の思い出のひとつやふたつ
当てはまるところがあるのではないだろうか?

私も読みながら、騎士団と同じ気持ちになったりして
過去の自分と重ねていました。

小学生の些細な事から始まる、いたずらや悪口
秘密基地を作って遊んだり
勉強しようと思ってもついついドラクエや
少年ジャンプを読んでしまったり。

そんな誘惑に負けてしまう子供たちに感情移入しつつ
犯人は誰なんだろうか❓
壬生さんみたいな女子いたなぁとか
もう完全に私の心は小学6年生に戻っていました。

ラストにかけて緊張感・緊迫感が出てきて
最後の最後に〜ほっこり

いいなぁあぁ!!!っていう展開。

騎士団の結成から最後まで
彼らを後押ししたのは

”勇気”

仲間とともに、まだ成長していない心とともに
大きく育ったのは”勇気”

人間だれしも”勇気の種”は持っていて
それが花開くかどうかは自分次第。

そんなメッセージを受け取る事もできました。

勇気というのは人のために戦うとか
守る人のために使ったり
誰かに触発されて出てくるものでもあると思う。
但し、天から降ってくるものでもないし
待っているだけでは得られるものでもない。

大なり小なり、誰しもどこかで
勇気を出さなきゃと思った瞬間があったはず。

それを思い出させてくれると同時に
子供が勇気を出して頑張っているのに

大人が勇気を持って進んでいかなくてどうする!

ってなんか励まされました。

9月最初に読んだ1冊として
心にすごく残りました。



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