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20.いじめはなぜ起きる?

この記事は、一度公開しましたが私自身が何か
伝えきれなかった思いがあり、一部文章を加筆させて頂きました。


私の小学生の子どもたちには、
いじめが起きるのは
相手のことをよく知らないからだよ。
と教えました。

相手のことをよく知れば、
本当に嫌がっていると知ればしないはずだと
思いたいです。

そのためには嫌だと思ったら、笑って済ませず
ハッキリ嫌だという意思を伝える行動力が必要です。

直接クラスメイトに言える子は、ごく稀だと思います。
親や先生を信じて、出来るだけ早く相談して欲しいです。

何を好きで、何が嫌いか、相手を詳しく知ってしまったら、完全に嫌いになれる人なんて居ないと思うんです。

よく知らないから、相手の欠点や、自分と違う
ところを見つけて、攻撃してしまうんだと思います。

小学生のいじめは、初めは悪ふざけ程度なことが
ほとんどです。
その悪ふざけを聞いたクラスメイトも傍観者とならず、「これは何か嫌な感じがする」と感じる心を持っていて欲しいです。

いじめで大事なことは、その違和感に気付くことです。
悪ふざけで起きている「違和感」で済むうちに、いじめの芽を摘めば雑草のように、深くまで根がはびこることはないのです。

もちろん悪ふざけする側の子も、自分がされて嫌なことはしない。という基本的なことは大切です。

でも、あだ名にしろ、おちょくる行為にしろ、
ウケたから調子に乗ってしまう、ということが
小学生のうちには多々あると思うのです。
悪ふざけする側の心の問題で、人を傷つけることで自分のモヤモヤを晴らしている子も一部います。

いじめる側を庇う気は、さらさらありません。

ただ、いじめる側も、止めてくれる人が早めにいたら、そこまでの悪意は無かったと思うのです。

いじめはされた側はもちろん、加害者側も少なからず "そんなつもりじゃなかった" “誰も注意してくれなかったじゃないか"と思うのではないか?
と感じています。



娘たちの学校では、年2回いじめについてのアンケートが来ます。
その時、一緒に配布された紙に以下のような文言がありました。

たとえ、アドバイスとして言った言葉でも、
受け取った側がその言葉で追い詰められるなら、いじめになります。

今は昔とは、いじめの認識が変わったんだな、と思いました。

親、本人、クラスメイト、教師が、皆で何か変だと思ったら、いじめの手前で終わるよう、みんなが気付き、行動する。

そうすることが、被害者、加害者、傍観者、皆の心にしこりを残さない方法です。



私が経験したいじめは、30年近く前の小学生の
いじめです。
今はスマホからSNSが普及して、昔とはまったく違うスピードで誹謗中傷が広がってしまいます。
知ったかぶりは出来ませんが、一つ思うのは、

顔を合わせ、目を見て、声のトーンを聞いて
話すことが一番大切

ということです。

日本語は文章だけでは伝わりません。
「いいよ」 も「そうなんだ」も同意や賛同の言葉に聞こえるようで曖昧です。

SNSの文字のやり取りは、受取手の想像が入ってしまうから危険です。
本来伝えたかった意味で伝わらないことが、誤解を生むのではないか、と思います。
直接顔を合わせ、不満を伝え合わないから、
酷い言葉がエスカレートする
ような気がします。

SNSが普及している中では、たった一夜で
吊し上げるように、いじめが始まってしまいます。

本当の意味で相手をよく知ること。
それは顔を合わせた相手としか出来ないこと。

ではないかと思います。


心が育つ子どもの時期に、猛烈に嫌いな人が居た私は、もうこれ以上、人を嫌いになりたくない。
と思うようになりました。

嫌いではなく、苦手。
なるべく嫌いにならず、苦手な部分がある
と思うように考えを変えてきました。

嫌い、という感情は、一度抱くと、関係する物事すべてを嫌いで包んでしまう気がします。

たとえ、綺麗事でも、好きな物が多い方が幸せなはずです。

それで、自分の気持ちをまとめたのが以下の文章たちです。

自分に笑顔が向けられなくても
簡単に嫌いな人にしないこと
苦手、そりが合わないだけだ
なぜなら、苦手なあの人にも
愛する家族や友人がいて
笑い合う人がいるのだから


私は
自分と違う意見の人を
憐れむように見る人が
苦手
本当に憐れなのは
自分の意見しか
受け入れられない
あなたでしょう?

と思う


要領が良くて
お世辞が上手で
気が利く人は
少し苦手
今まで
要領よく人を見て
態度を変える人ばかり
見てきたから
不器用でも
裏表ない人と
過ごしたい


"集う"ならば好き
"群れる"のは
苦手
どこかに
属していれば安心
という恐怖

そんなのいらない
時々、羨ましくは
なるけれど


自分と
考えかたや感じかたが
違う人がいたら
ありえない
と排除せず
おもしろい!

と思える
自分でありたい


世の中の綺麗事を信じていたいです。

甘えても
たまにはいいじゃない
人生にも砂糖が必要
塩っぱいばかりじゃ
食べ飽きる
カラいはつらい(辛い)と
書くしね

と、塩からいにかけて、常に自分に甘々なクセに思いました。

いじめで自殺する子がいなくなりますように。
全ての人が、生きてて良かったと思える人生を送れますように。

サポートはお気持ちだけいただきます💖 記事を読んでくださってありがとうございました😊✨