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24.長女(小4)の成長

子供でも
大人でも
転んだら痛い
それでも大人が泣かないのは
痛みに慣れただけ
大人だって
経験がなければ
泣きたいくらい痛い傷を
負うことがある

初めての出来事で
転んだときの痛さは
子どもも大人も同じだ




長女(小4)は勉強は出来る。
けれど、だらしないところがある。
それは彼女の性格なので、本人が気にしなければ直らない。

これは、娘が学校への提出物をなくして、
初めて心底、後悔、反省した話です。

大人にとっては、たかがこれくらい、と思うことでも娘からしたら、初めての一大事でした。
だから、母親の私は娘の気持ちに寄り添い、支えたいと思ったのです。

今年、娘たちの学校は運動会はない。
縮小し、スポーツフェスティバルという名前になって、2学年ごと時間を分けて行われる。

コロナの関係で、見に行っていい人数は各家庭2人まで。
誰が行くのか、名前を書いて提出する。
長女が失くしたのは、その紙。

先生との行き違いがあり、紙をもらい直したのに、その当日失くした。

帰ってきて、ランドセルをひっくり返して探した。
クシャクシャのいらないプリントが5、6枚も入っていた。
一応、家中の雑紙も探したけれど、見つからなかった。

普段から、読みかけの本を開いたまま、あちこちに置いていたり、上着や帽子、筆箱も注意しなければ、なかなか決めた位置に置かない。

長女自身にも自覚があるから、猛反省した。
泣いて泣いて、久しぶりに泣き過ぎて吐いた。
長女はやっぱり泣き過ぎると吐いてしまう体質のままだった。

毎日練習している様子を話すほど、楽しみにしている行事のことなのに、
もらったばかりの提出物を失くしたのは、自分でも予想外だったんだろう。

食事はなんとか食べた。
でも、その後も吐いてしまうのではないか、と思うくらい泣くので、心配した。
長女を1時間以上抱きしめたのは、久しぶりだった。

明日先生に、何と言って再度、提出物の紙をもらうか悩んでいた。

私は長女を抱きしめながら、
「誰かを傷つけた訳ではないから、大丈夫。少し呆れられるかも知れないけど、そこまで悪いことをした訳じゃないよ」
と言った。

長女は学校では、しっかりしているイメージで
通っているらしい。
先生に呆れられるのも嫌だと泣いた。

私は、
「絶対、呆れられず、叱られもしない。
ママを信じて。先生と話すから。
もし、先生に叱られたら、
ママの嘘つき!って言っていいよ」
と何度も言い聞かせた。
その夜、長女は泣きながら寝た。

朝、いつも通り歩いて登校させた。
娘たちが家を出て直ぐに学校へ電話した。
担任の先生に、前日、何時間も泣いて、探して、反省しているので、紙を再度頂きたいと伝えた。

先生は、初めに行き違いがあったので、混乱させて悪いことをしたと、逆に謝ってくれた。

長女は昨日、笑顔で学校から帰ってきた。
先生にどう話そうかと思っていたら、先生から
声をかけてくれて、心配された、とはにかみながら言っていた。

自分の性格を直すのは難しい。
けれど、今回の涙がムダにならないようにして欲しい。

長女に、
「大人になるまでに何回か、すっごく後悔や反省
することが起きる。けど、そうして自分のダメなところと、向き合っていくんだよ」

と話した。

長女は初めて、自分のダメな部分を直視して、転んだ。
今回は手を差し出して起き上がらせたけれど、成長していくうちに、転んでも、自分で立ち上がれるようになるだろう、と見守っていきたい。



後ろを振り返らない
というのは
反省しないという意味ではない
後悔から学び
前を向き 失敗を
繰り返さないように努力すること
失敗を恐れて
立ち止まらないこと
と自分のメモノートに書いていたのを見つけた。

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