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濃茶(こいちゃ)の美味しさ


お茶というと抹茶以外にも、緑茶・ほうじ茶・玄米茶・ウーロン茶‥など、様々な種類があるが、抹茶の「お茶」にも濃茶(こいちゃ)と薄茶(うすちゃ)がある。おそらく大半の方々が想像する抹茶は、茶筅でシャカシャカして泡立てる薄茶のことだと思う。
もう一方の濃茶とは、抹茶の中でもより品質のよい物を、濃く練るように点てた抹茶である。練られた濃茶は鮮やかな緑色が映え、液体自体にとろみがあり、これ本当に飲み物ですか?と、初めての方は衝撃を受ける。しかしながら、口に入れた瞬間、アミノ酸のうまみがダイレクト広がり、なんとも美味い。いただいた後の余韻も、微かな甘みが口中に広がり、なんとも心地がいい。


そもそも抹茶には、たくさんの栄養素が含まれており、スーパーフードと言われている。
茶カテキン・ビタミンE・ビタミンC・食物繊維‥などが含まれ、主に抗酸化作用(アンチエイジング)や美肌効果・腸内環境の改善・口臭予防‥などに効果があるようだ。
その中でも必見なのは、雑誌「和樂」の中で、裏千家 鵬雲斎大宗匠が紹介しておられた、「抹茶には体の毒素をみな流し、コロナなどのウイルス予防に効果があると、スイスの医学会が証明している」という内容の記事だ。
アンチエイジングなどの美への効用とともに、免疫力向上にも効果がある。
濃茶は文字通り濃い分、よりダイレクトにその栄養素の恩恵を受けることができる。

この感動を、多くの方々に味わってもらいたいと思い、盆点前で濃茶を供する事にチャレンジしている。

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