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【第1回】エコアーティスト綾海さんによる講演・ワークショップ開催!

こんにちは!第1回目となる講演・ワークショップを開催いたしました。

記念すべき第1回目のゲスト講師はエコアーティストの綾海さんでした!

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【プロフィール】
1996年:長崎県生まれ
2015年:佐賀県立有田工業高校デザイン科卒業
2017年:グラフィックデザイナーになる
2019年:画家を本格的に目指す。NY展示会
2020年:エコアートに取り組む
2021年:文化芸術循環機構エコアートを立ち上げる

綾海のポートフォリオサイト  https://atelier-ayami.com/

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語らい座大原本邸にて

会場は語らい座大原本邸を利用させていただき、感染対策を行い開催いたしました。

綾海さんには「画家の生き方と画家の社会とのつながり」をテーマに講演を行っていただきました。

講演の中では

デザインとアートの違い
デザイン=問題解決
与えられた制限の中で求められる最大の結果を出すプロセス
・アート=自己表現
制限のない自由な発想正解がない見る人によって変わる

絵の業界が難しい理由(画家側)
・美大卒じゃないと有名な画廊や百貨店に飾ってもらえない。コネがないと
・展示会のお金がない。など

絵の業界が難しい理由(そのほか)
・絵は生きるために必要ないもの
・ギャラリーとは契約制。専属画家になると他の展示、販売ができない
・投資価値として買う人は、フリーの画家から買うのはリスク
・アートフェアに出せるのはギャラリー専属画家のそのまた一部
・日本のアートの教育が薄いため、わかりやすい絵が売れる

どうしたら絵が売れるか
どう売るか、という売り方を考えるのは画家のエゴ
画家が社会に必要とされることが重要!

など
業界の現状を経験を元にして分かりやすく解説を行っていただきました。

そして綾海さんが取り組まれている「エコアート」の活動もお話しいただきました。

エコアーティストとして綾海さんはフィールドワークで全国をまわりながら、地域の廃材で絵の具を作り作品を制作しておられます。また、一般社団法人を立ち上げ、アーティストの活躍の場を創出するなど勢力的に取り組まれております。

エコアートについて知る
https://ecoart-cac.art/

事例:農作物を荒らす害獣として処分される鹿に価値を生み出し、鹿をまちの財産に変えている鹿肉加工の工場に鹿の角を使った壁画を制作。
既に食用肉、革製品、鹿の角インテリアとして様々な活用をされていますが活用法のひとつとして絵の具への変換しアートに生まれ変わらせました。

害獣が出ている理由を考える、ジビエに興味を持つきっかけに

また、活動を通しての課題や問題点もありのままお話いただきました。

その中でも協力していただきたいことは以下の5点!

□ 全国旅のクラウドファンディングの応援
□ 壁画がかけるところ、無いでしょうか
□ 環境、化学、生物学に詳しい方ご紹介ください
□ 絵の具作ってくれる人いないでしょうか
□ エコアートについてお話しする機会をもらえませんか

講演後は質疑応答が行われ、画材の素材への向き合い方、画家としてのゴール、教育について、廃材の循環についてなど多岐にわたるディスカッションが行われ大変盛り上げりました!

講演後は綾海さんが廃材から生み出した絵具を実際に参加者の皆様に使用していただき、思い思いに絵の創作を行っていただきました。一般的な絵の具とは違うため悪戦苦闘されている方もおられました(笑)

素晴らしい講演・ワークショップを行ってくださった綾海さんですが、今年から全国でエコアートを生み出すため、キャンピングカーでの全国1周の旅をスタートします!

なぜ、綾海さんがエコアートを始めたのかなどはこちらのクラウドファンディングページ(目標金額に達成。現在は終了。)にも記載れておりますので是非こちらのページを一読いただき、応援していただければ幸いです。

綾海さん素敵な講演・ワークショップをありがとうございました!

アートを盛り上げる会(仮)ではこれからも定期的にこのような講演・ワークショップを開催していきます!参加費は数千円程度です。

ぜひ、皆様のご参加をお待ちしております!


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