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大学教員公募裏ワザ白書~短編エッセイ:泥船~

このnote記事では、大学教員採用の選考対策に関する情報を公開しています。
43大学に応募し、16大学から面接に呼ばれた筆者が、どのように書類選考を突破したか、どのようなことを面接で聞かれたかなど、大学教員志望であれば喉から手が出るほど欲しい情報を暴露中。

皆様ごきげんよう、某私立大学で専任教員として勤務している「裏ワザ暴露太郎」です。

今回は短編エッセイ的に、「泥船」についてお話したいと思います。
無料なので最後までお付き合いください(*^-^*)

2022年度も残すところあと1ヶ月となり、JREC-INの公募情報も徐々に2024年度向けの公募が増えてきていますね!(^^)!
2022年度の公募戦はうまくいかなかったけど、「2023年度こそは!」と思っている方も多いのではないでしょうか。

そんな公募戦士の皆さんは、どのような大学を希望されていますでしょうか?
「中規模以上、かつ絶対に自分の専門分野ドンピシャ!」
「絶対MARCH、関関同立以上!」
「最低でも日東駒専、産近甲龍レベル!」
などなど、一定の基準を設けて公募に挑戦されている方もいるのではないでしょうか。

このような人気大学を狙っている方々を含め、全ての公募戦士にお伝えしたいアドバイスは、
「どんな泥船でもまずは乗ってみましょう!!」
です。

どういう意味かと言いますと、どのような大学であっても、採用通知を頂いたらまずは入ってみちゃいましょうということです。

まだ私が大学教員になる前、お世話になっていた教員と大学公募のお話をしていた際に、「どんな泥船でもまずは乗ってみなさい。あとのキャリア構築は簡単だから」と言われたエピソードがあります。
当時は、大学の教員世界はそんなもんなのかなと思っていた程度なのですが、私自身が大学教員になって以降、この言葉を骨身にしみて感じるようになったのです。

私の仲良くしている他大学の教員は、地方の小規模大学に勤めていました。
この大学は経営状態が芳しくなく、待遇が悪いことでも知られていたのですが、その方の同期の新任教員6名中4名が1年以内に他大学に移られたとのことでした。
この4名は大学教員生活1年目だったそうです。

つまり何が言いたいかと言うと、どんな泥船のような大学でも、大学での勤務実績さえ作れれば、他大学への転職は案外楽ということなのです!
上の仲のいい教員曰く、1年以内に辞めた4名の教員は、大学教員になる前は公募でかなり苦戦していたようですが、転職活動は嘘のようにトントン拍子に事が進んだそうです。

地方の弱小大学、経営不振な大学、悪名高い問題ありの大学など、このような大学を「泥船」と例えるのは失礼極まりないのは重々承知ですが、自分の希望のレベルの大学に落ち続けるより、希望に沿わない「泥船」のような大学でまずは実績を作るというのも一つの手なのではないでしょうか。

公募戦士の皆さん、どんな泥船でもまずは乗ってみることをお勧めしますよ(^O^)/!!!

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