見出し画像

『神々が現れるはずの夜』ペーパーバック版、ついに発売!

2022年9月2日より、ついに『神々が現れるはずの夜』のペーパーバック版がアマゾンKindleにて発売されました。
価格は税込み1,700円(税抜き1,545円)+送料となります。私が校正刷りを取り寄せた際は、送料410円でした。

たかが小説1冊にしては高額ですが、これは何も私が暴利を貪ろうというわけではありません。このペーパーバック版の価格内訳は以下のようになっています(↓)。

価格設定

上記の通り、ロイヤリティよりもコストの方が高くなっておりますので、この価格設定で何卒ご了承下さい(※ページ番号の修正の際にページ数が2ぺージ増え、コストが815円⇒819円になってしまいました)。

書店に並ぶ本より価格は高めですが、『神々が現れるはずの夜』という小説は非常にボリュームのある本になっています。これはただ単にページ数が多いというだけでなく、内容面でもボリュームを感じられる物語になっていると、作者としては自負しております。

『神々が現れるはずの夜』の物語は起・承・転・結の四幕構成になっているのですが、一幕ごとに物語のジャンルを変えています。

まず「起」ですが、この章は不条理サスペンスです。
この章では、主人公がある日突然、何の前触れもなく、全く身に覚えのない事件に勝手に巻き込まれていて、急に追われる者・・・・・になってしまう様を描いています。
何気なかった日常が、徐々に得体の知れない不安に浸食されて行くのです。

起(※ページ数は販売前のものです)

例えるなら、フィリップ・K・ディックの作品のような物語です。特にディックの短編集「パーキー・パットの日々」に収録されている『にせもの』(※映画化の際の邦題「クローン」)に近いです(↓)。

次の「承」は歴史ミステリーです。
重要人物の秘められた過去と背景を調べ上げるため、日本とヨーロッパの近代史、日本の民間伝承や土着宗教、西洋美術と神話世界などへの探求が描かれます。

承(※ページ数は販売前のものです)

「転」は怪奇・怪談小説です。
この章から、主人公たちはオカルトの世界を彷徨さまようことになります。
クトゥルフ信仰という暗黒宗教の存在に気付き、それに巻き込まれていることを自覚した主人公たちは、その人知を超えた超自然現象に立ち向かうために、暗黒神の干渉に耐えながら対抗策を求めて奔走します。

転(※ページ数は販売前のものです)

そして最後の「結」は冒険活劇です。
何もかもを知った主人公達と、クトゥルフ信仰の狂信者達の攻防が描かれます。暗黒神の使い魔や呪文も出て来るので、クトゥルフ神話TRPGが好きな人も楽しめる章だと思います。
一気に読ませたかったため、小見出しは無しです(※ただし、要所々々で番号は降ってある)。

目次(※画像は販売前のものです)

このように、1冊でまるで4ジャンルの小説を読んだような気分になれるペーパーバック版『神々が現れるはずの夜』
2段組み構成で320ぺージという、読み応え十分な娯楽小説になっていますので、是非お手に取ってお楽しみ下さい。
北米・欧州・オセアニアetc…に住んでいても、商品価格と送料だけで紙の日本語小説(『神々が現れるはずの夜』)が購入できます!

【宣伝】
ナチス・ドイツ台頭の裏側で暗躍する深海からの使者――。
狂人たちの見た夢が、さだめられし夜に世界を覆いつくし、
百年に一度の七夕の夜に、織姫が天の川を渡る――。

怪奇クトゥルフ夜話『神々が現れるはずの夜 -ペーパーバック版- 』。
↓↓↓         ↓↓↓          ↓↓↓         ↓↓↓

怪奇クトゥルフ夜話『神々が現れるはずの夜 -電子版- 』。
↓↓↓         ↓↓↓          ↓↓↓         ↓↓↓

Kindle unlimited会員なら全編無料で読めます。
会員でなくても、試し読みで58ページ分読めます。

『神々が現れるはずの夜』についてはマガジンにまとめてありますので、興味を持っていただけた方は、マガジン(↓)内のnoteを参照して下さい。

よろしくお願いします。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?