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映画「GODS OWN COUNTRY」(2017年)


男同士(ゲイ同士でいいんだよね?)のラブロマンス、と謳ってるけど、恋物語というよりイギリス人ゲイの自己肯定感を補強する理想の彼氏は寡黙で真面目な外国人(東欧、多分ルーマニア人?)でした!という多様性考慮つうか脇の甘さもあるが、結局「生活も性もダラシない男(ゲイ)にしっかりした男(ゲイ)がパートナーになりました」という古典的な破れ鍋に綴じ蓋な内容のゲイ版って印象も受けました。
逆にこれ男女のカップルの話としてはもう現代の商業映画としてはウケない(映画としてショーバイにならない)のかもしれない。
ただし、田舎の閉塞感や親の看護、キャラ造型が脇役に妙なリアリティがあるので、ここは非常に現代的とも思える(ただし後半の山場の地元パブでの個室トイレまでのエピソードはちょっといただけない(エピソードがいただけないのではなく、保守的な土地の地元民が集うパブであんなことが起きることにしたのは工夫が足りない感じ))。
面白かったです。

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