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少女漫画を読むオッさん。オッさんはガラスの仮面が花とゆめコミックス版第40巻以降は蛇足…

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少女漫画を読むオッさん。オッさんはガラスの仮面が花とゆめコミックス版第40巻以降は蛇足だと思ってる。

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大谷翔平と羽生結弦の化粧品CMから女性向け商品CM「窮屈さ」を想う

プロ野球の大谷翔平選手がコーセーの化粧品シリーズ「雪肌精」のCMに起用されました。 コーセーは雪肌精シリーズでプロスケートの羽生結弦選手を「グローバルミューズ」(何だそれw)に女優の新垣結衣と共に起用されているので個人的には大谷の起用も想定の範囲内ではあったりする。 大谷と羽生の(芸能人ではないので)有名人としての共通項は ・男性的性欲の見えにくさ(ハッキリ言って「(女性への)性欲なんてありませんって表情が信じられそうなくらいの顔つき行動言動が多い、ということ) だと

    • 映画「THE PASS」(2016年)

      日本未配信。当方は米国iTunes Storeより購入。 白人と黒人の男子サッカー選手同士のラブロマンス…と謳ってるけど、元が舞台だったそうで、かなり会話で進む舞台劇のため英語得意じゃない自分は半分もわかっていない。けどキャラ設定(白人と黒人の男同士ラブロマンス)はかなり優等生的だと思う(現実にはそこまで多くないカップル構成だから)。この優等生ぶりは最後まで続くんだけど、日本人にはウケない気がする(実際日本未配信だし。 ウケそうにない要素 ①唯一の女性キャラが悪役のような役

      • 映画「GODS OWN COUNTRY」(2017年)

        男同士(ゲイ同士でいいんだよね?)のラブロマンス、と謳ってるけど、恋物語というよりイギリス人ゲイの自己肯定感を補強する理想の彼氏は寡黙で真面目な外国人(東欧、多分ルーマニア人?)でした!という多様性考慮つうか脇の甘さもあるが、結局「生活も性もダラシない男(ゲイ)にしっかりした男(ゲイ)がパートナーになりました」という古典的な破れ鍋に綴じ蓋な内容のゲイ版って印象も受けました。 逆にこれ男女のカップルの話としてはもう現代の商業映画としてはウケない(映画としてショーバイにならない)

        • りゅうちぇる・ペコ夫婦の離婚と池ジュン子「水玉ハニーボーイ」

          正直りゅうちぇるさんにも奥さんにも全く興味が無いのですが、離婚理由として >ryuchellは「女性を好きになることは、僕の人生の中で、初めての事でした」「一生一緒に居たいと思えたからこそ結婚して夫婦になる道を選択し、そしてその愛が形になり、最愛の息子も生まれました」とした一方、「“本当の自分”と、“本当の自分を隠すryuchell”との間に、少しずつ溝ができてしまいました」と告白した。 >さらに「父親であることは心の底から誇りに思えるのに、自分で自分を縛りつけてしまっ

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        • 武内条二ワーク
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          林月光a.k.a石原豪人画集 花咲くオトコたち~ボーイズ・ラブの悦び

          発行;エディシオン・トレビル 発売:河出書房新社 うーん、個人的にいただけない編集構成。すべてのイラストの初出、年月が未記載。寄稿エッセイの田亀源五郎先生と中山亜弓さん(タコシェ店主)が白眉くらいか(でもこのお二人は林月光先生も含めた画集や単独パンフレットを以前編んでいるからの豊かな経験知識なのであって)。 文句ばっかり言ってもしょうがないので、いいこと探しをしようとしても、判型小さいとか、目玉の「月光仮面劇場」の再録が「さぶ」掲載時とスタイル変えているのが微妙とか(※画

          林月光a.k.a石原豪人画集 花咲くオトコたち~ボーイズ・ラブの悦び

          「消えた初恋」第1巻 原作:ひねくれ渡 作画:アルコ

          集英社 別冊マーガレット連載中(2022年3月現在) 集英社 マーガレットコミックス 男子高校生同士の恋愛,がテーマなら少女漫画神代の時代から手を変え品を変え場所をかえど何度も繰り返し幾多の漫画家によって描かれてきましたが、自分が注目したいのは、少女漫画王道中の王道を行く集英社別冊マーガレットで連載し、人気があり、テレビドラマ化もされてたということ。 集英社は頑なに「少女漫画の主人公は女子!」を基本貫いてきた出版社なんですが、王道の別マはかなりアグレッシブで、「俺物語!

          「消えた初恋」第1巻 原作:ひねくれ渡 作画:アルコ

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          【有料】武内条二先生ワーク・アドン1984年9月号

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          【有料】武内条二先生ワーク・アドン1984年9月号

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          【有料】武内条二先生ワーク・アドン1994年6月号

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          【有料】武内条二先生ワーク・アドン1994年6月号

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          【古雑誌】砦出版 アドン 1994年6月号

          武内条二先生作品リスト作成のため購入 武内条二先生は 新規描き下ろしと思われるのが ①表紙イラスト カラー ②イラストレーション「PLAY」 モノクロ4ページ ③小説挿絵 モノクロ2カット 再録というか既存イラストの流用が何点かです。雑誌目録も作成しないとね。 あと後年テラ出版Badiで表紙イラストを長年担当したJonathan先生が投稿者かつ読者ページイラスト2点ほど担当されてます。Jonathan先生は投稿者のレベル超えてもうセミプロの領域ですね。Bad

          【古雑誌】砦出版 アドン 1994年6月号

          武内条二先生のイラスト

          日本のゲイ・エロティック・アート Vol.3 ゲイ雑誌の発展と多様化する作家たち  ポッド出版 2018年 個人的に木村べん先生と武内条二先生の作風が好きでした。出たら買うつもりだったのに、なぜか忘れてて今頃購入。 木村先生の原画などはきちんと著作権管理者にて保管されているそうですけど、武内先生のは散逸したと本書の前書きで書かれててちょっとショック。でも自分は原画至上主義者ではないので、雑誌表紙、絵物語、カットも含めてなんとか見つけて保存したい作家のおひとりです。 今振

          武内条二先生のイラスト

          LaLa2021年8月号レジェンドインタビュー

          LaLa創刊45周年レジェンドインタビュー第7弾は津田雅美先生。第6弾の安孫子三和先生が1983年デビューで津田先生が1993年デビューなので、ここで10年の空白がありますね〜。 コミックナタリーの45周年特集記事には挙げられてるのにインタビューされてない空白期間の漫画家にやまざき貴子先生や猫山宮緒先生や森真琴先生がいますが、やまざき先生以外は小粒だし、ケンカ別れのような出て行き方したやまざき先生にはインタビューもらえなかったんだろうなあ。ここが白泉社の悪いところ。 で津

          LaLa2021年8月号レジェンドインタビュー

          プチコミック45年企画

          小学館のプチコミックが創刊45年(周年じゃないそうだw)企画で創刊から今までの45年を1年1ページで振り返る企画が2021年4月号から掲載中。これ最初に企画知った時「テキトーに年表貼って終わりじゃないの」と穿った見方してたけど、現物はさすが小学館!大手は違うなあとすぐ分かる誠実さと確かさがありました。当時の現物雑誌からキチンと起用漫画家を取り上げて図版もモノクロながらキチンとつけてます。白泉社LaLaとの底力の差を見せつけられたw プチコミックは同じ小学館のプチフワラーとの

          プチコミック45年企画

          月刊Flowers2021年7月号

          創刊記念号特集第2弾はFlowers創刊号から皆勤賞の奈知未佐子先生のインタビューと新作二本立てにコミックエッセイと盛りだくさん! 奈知先生の同誌でのインタビューは多分二回目だけど、今回はショートメルヘンシリーズのきっかけがJuneだった!という歴史的事実が明らかに!!June編集長からプチフラワー紹介されたというくだりはある意味納得です。インタビューやコミックエッセイでも言葉の羅列やタイトルからお話が出てくるというくだりで、坂田靖子先生と似てるなあとも思いました。いや読め

          月刊Flowers2021年7月号

          白泉社デビュー漫画家の将来像

          LaLa2021年7月号のレジェンド漫画家インタビューは「みかん・絵日記」安孫子三和先生でした。今専門学校講師されてるという情報はビックリ。でも新作は5年くらい発表されてない? 今まで登場したレジェンド漫画家(成田美名子、ひかわきょうこ、樹なつみ、なかじ有紀、清水玲子)各先生が現役LaLa漫画家に全く触れてなかったのがある意味印象的だったけど、ここで安孫子先生がようやく緑川ゆき「夏目友人帳」に言及。ここがある種の断絶を感じるのよね〜白泉社が苦しんでる理由もこの世代縦断的作品

          白泉社デビュー漫画家の将来像

          三浦建太郎先生と少女漫画魂

          ヤバいよ!!三浦建太郎先生亡くなっちゃったよ!!! ベルセルク完結できないって何となく分かってたけどこういう形で未完結は厳しいなあ。美内すずえ先生は早くガラスの仮面完結させるように。 さて三浦建太郎先生はインタビューで結構少女漫画の親しんだ旨発言されてました。記憶にある限りでは、大島弓子先生作品全般、和田慎二先生「ピグマリオ」とか。ちょっと書庫漁って復習しておこう。

          三浦建太郎先生と少女漫画魂

          海野つなみ作品と「少女漫画」

          海野つなみ先生の代表作「逃げるは恥だが役に立つ」実写テレビドラマ版の主演ガッキーとおげんさんが結婚するそうです。おめでとうございます〜。 さてせっかくなのでヤングレディース(高校生以上を対象だと思うが曖昧模糊)雑誌であったKiss(講談社)で連載されてた「逃げ恥」は少女漫画なのでしょうか?を考えてみる。 オッさんの少女漫画定義は①少女向けに描かれた作品(内容及び発表媒体含む)、②少女(乙女と言い換えてもいい)が描いた作品の二種類があるます。契約結婚がオモテのテーマだった「

          海野つなみ作品と「少女漫画」