ワンルーム君

基本的には読書日記です。日々読んだ本の感想を載せていければいいなと思っています。ネタバ…

ワンルーム君

基本的には読書日記です。日々読んだ本の感想を載せていければいいなと思っています。ネタバレも少々。 何卒よろしくお願いします。 好きなもの:音楽(HIPHOP)、読書、野球、スケボー、お笑い

最近の記事

読書記録【ファスト教養(レジー著)】

こんにちは。本日は「ファスト教養」という本の読書記録です。 (毎度のことですがネタバレも少々あるのでご注意ください。) 近頃書店へ足を運ぶたびに「教養としての〇〇」といった本や、「〇〇は教養として身につける必要がある」という論旨の帯を頻繁に見かけるようになりました。 なんとなく今が教養ブームなのかなという雑感のもと、この本の帯に書いてある、「不安を餌にあなたに迫る教養は霊感商法の壺と同じである。」 というパワーワードに惹かれてこの本を手に取りました。 自分自身、今の教養

    • 読書記録【嫌われた監督(鈴木忠平著)】

      こんにちは。本日は「嫌われた監督」の読書記録です。この本は大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した大作です。 内容としては、2004年〜2011年に黄金期を向かえていた中日ドラゴンズの監督・落合博満が如何にして中日を強くしたのかが記載されています。 落合監督が就任した8年間、中日は全てAクラス入り(3位以内)。 日本シリーズに5回、日本一にも1回輝きました。 つまりめちゃくちゃ強かったのです。 かくいう私も愛知出身でちょうどその頃のセ・リーグを見ていました。 しかし私はその

      • 読書記録【ダイアローグ ヴァージル・アブロー】

        こんにちは。久しぶりの投稿になってしまいました。 今回の本はヴァージル・アブローの「ダイアローグ」という本です。 ヴァージル・アブローはオフホワイトというブランドの設立者で、黒人初のLV(ルイヴィトン)のデザイナーに就任したり、ナイキやIKEAと革新的なコラボレーションを生み出してきた、突出したファッションデザイナーです。 また、カニエの右腕として彼の作品の数々のアートディレクションを手がけていました。 彼は2021年に亡くなってしまったのですが、その際にBTSやフランクオ

        • 今更ながら奇奇怪怪明解事典が面白すぎる

          こんにちは。 今日は私が面白いなーと思うポッドキャスト「奇奇怪怪明解事典」の紹介です。 これはDos Monosのラッパー、TaiTanさんとMONO NO AWAREの玉置周啓さんの2人でやられているポッドキャストです。 2人の空気感は悪友のようで、ポッドキャストという音声メディアと言うことも相まって、クラスのインテリヤンキーの会話を聞いているような気持ちです。 学校にコミュニティを持たないで、2人で完結した世界を持つ、尖っている人に対する羨望のような気持ちになります。

        読書記録【ファスト教養(レジー著)】

          読書記録【何もしない(ジェニー・オデル著)】

          こんにちは。 本日は「何もしない」(ジェニー・オデル著、武内要江訳)という本の読書記録です。真っ白な表紙に「何もしない」とだけ書かれた本。 めちゃくちゃ面白そう!と思って手に取りました。 著者のジェニー・オデルはスタンフォード大学の講師であり、現代アーティストです。その著者がアメリカのトランプ大統領が大統領選に勝利した時、さまざまなメディアが炎上していた状況に嫌気が刺し、公園に逃げ出すところから本書は始まります。 本書は人の注意がSNSなどのツールによって、広告やビュー数

          読書記録【何もしない(ジェニー・オデル著)】

          読書記録【目の見えない白鳥さんとアートを見にいく(川内有緒著)】

          こんにちは。 今回は「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」の読書録です。 本書は2022年Yahoo!ニュース本屋大賞のノンフィクション部門の大賞の本だということで、ミーハーかつノンフィクション好きの自分にピッタリだと思い、手に取りました。 本書は目の見えない美術鑑賞者の白鳥建二さんとの美術鑑賞を通じて、 筆者が考えたことや見えてきたものについて書かれています。 「目が見えないけど、美術を鑑賞する」 この不思議な感覚は一体どのようなものなのでしょうか? ①全盲の白鳥さ

          読書記録【目の見えない白鳥さんとアートを見にいく(川内有緒著)】

          読書記録【M資金 欲望の地下資産(藤原良著)】

          こんにちは。 皆さんは「M資金」というものをご存じでしょうか? 「M資金」とは、旧日本軍の隠し財産で、それを戦後の日本を統治したGHQが押収し、管理運用した莫大な資産、とのことです。 この「M」というのはGHQで経済科学局長を勤めたマーカット少尉のイニシャルを取ったものとされています。 私たち一般の人々が「本当に!?」と思ってしまうような、しかし実際に起きている詐欺の世界の話のようです。 ノンフィクションですが、なんだか作り話のような面白さもある話なので、 ぜひ最後までお読

          読書記録【M資金 欲望の地下資産(藤原良著)】

          読書記録【哲学と宗教 全史(出口治明著)】

          こんにちは。 皆さんは「哲学・宗教」と聞いたらどんなイメージを持つでしょうか? 「難しそう」 「わかりきっていることを分かりにくく言うな」 「宗教?怖くない?」 完全に偏見ですが、こんなところでしょうか? かくいう私も理系の出身で、哲学や宗教にについて考えることはない人生を過ごしてきました。 正直学生時代は、 哲学・・・数式も使わないのに偉そうなことを言うなよ 宗教・・・正直気持ち悪いかも こんな気持ちを持っていました。(偉そうに!!) ⓪なぜ今更哲学と宗教に興味を持っ

          読書記録【哲学と宗教 全史(出口治明著)】

          インターネットの片隅で本屋への愛をこぼす

          こんにちは。突然ですが、私は本屋が大好きです。 昨日も本屋で本を開いては閉じてを繰り返して2時間を溶かしました。 目的もなく、本屋があれば寄ってしまう。 買いたい本はなかったはずなのに店を出る時には本を2、3冊手に持っている。 その魅力はどこにあるのか、自分なりに愛を込めて考えてみたい。 それを言葉にしてみたい。そんな欲求からこの文章を書いています。 またまた突然ですが、私はコミュ障です。 初対面の人と話すなんてめっちゃ疲れます。勘弁してほしいとさえ思ってます。 でも実は人

          インターネットの片隅で本屋への愛をこぼす

          読書記録【オリックスはなぜ優勝できたのか】

          こんにちは。初めまして。 読書日記として、今更ながらノートを始めさせていただきました。 記念すべき1冊目は、、 「オリックスはなぜ優勝できたのか」(喜瀬雅紀、光文社新書) パリーグ2連覇を成し遂げ、今季は26年ぶりの日本一を達成したオリックス。 かくいう私も中学生ぐらいからオリックスファン。 今季現役引退をした坂口智隆選手のファンになったところから オリックスを見ていました。 かっこいい選手はいる。カリスマ性のあるエースも、野手もいる。 なのに勝ちきれない。 華やかなプロ

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