テレワークゆり物語 (164)テレワーク屋のワーケーションは美味しいか?[実施編]
「そば屋のカレーは美味しい」に無理やりかこつけた「テレワーク屋のワーケーション」。
2023年8月25日を中心に実施した様子を「こだわり」スパイスと共にお届けします。
ちなみに、[企画編]はこちら。
それでは、[実践編]の、はじまり、はじまり~!
こだわりは『車座のハイブリッド会議』
ワーケーションの『ワーク』にこだわるテレワーク屋。今回のメインワークは、これからの我が社の方向をディスカッションする全体会議だ。
ただし、ひとりだけ「リモート参加」。そこで講演でいつも主張している『理想のハイブリッド会議』に挑戦した。
レイアウト(車座)にこだわった
リアルな会議も同様だが、ディスカッションを活性化させたいとき、私はいつも『車座』にこだわる。
司会(ファシリテーター)も、ゲスト(講演者)も、参加者も、みんなが向き合って話ができるからだ。
それは、ハイブリッド会議でも変わらない。
マイクとカメラにこだわった
現地にいる人は、みんなの顔が見えて、みんなの顔が聞こえる。
しかし、ハイブリッド会議では、リアルとリモート両方で
「声が聞こえにくい」
「顔が見えにくい」
という現象が起こり、その結果、
「リアル参加者はリモート参加者の存在を忘れがちになる」
「リモート参加者は参加感が低下し、内職を始める」
今回こだわったのは、
高性能なスピーカーマイクを真ん中に設置
広角のWebカメラ二台、全員が移るよう設置
だった。
リモート参加者の見え方にこだわった
そして大事なことは、リモート参加者の「顔」がいつも見えること。
Web会議で資料を共有した途端に、リモート参加者の顔が小さくなったり、見えなくなったりするのは避けたい。
そこで、2つのモニターを用意し、常時「リモート参加者」と「資料」が見えるようにした。
なお、今回はリモート参加が1名だったので、通常モニターにしたが、複数人の場合は、プロジェクタを利用している。
大切なのは、リモート参加者ひとりひとりが「実物大」に近い形で、離れていてもそこにいることである。
こだわりは『柔軟なバケーション』
金曜日(勤務日)の全体会議の後は懇親会で楽しい時間を過ごし、翌日は土曜日(休み)。ワークと同様、『バケーション』にも、こだわった。
地元の案内役にこだわった
地域の良さを案内できるのは、地域をよく知る地域に暮らす人である。
ただし、ずーっと地域に住んでいる人は、「観光で訪れる人が何を求めているか」が、なかなかわからない。(地元採用の自治体職員にありがち?)
奈良で生まれ育った私が、「お寺」や「歴史」に詳しくないのがいい例だ。
今回は、本州から、北海道オホーツクへ移住して25年。
北見市任命のきたみ観光大使である「田澤由利」がバスガイドを担当した。
その日の天候や気温にこだわった
北海道オホーツクは、まさに「壮大な景色」や「自然体験」などの観光素材の宝庫である。
しかし、それゆえ、天候が悪いと『残念な北海道観光』となってしまいがちだ。
「オホーツク屋のワーケーション」実施日は、2023年8月26日土曜日。
北見市は、嬉しいことに『快晴』。
北海道観光日和だ! と喜びたいところであるが、
その日の北見市の最高気温は、34.8度。
同じ時間の東京は、雨模様とはいえ、28.6度。
せっかく北海道まだ来たのに、猛暑の中での観光?!
こんな『残念な北海道観光』のパターンもあったのか~と、驚きつつも、きたみ観光大使のバスガイドは、あきらめない。
暑い北海道で、北海道の「涼しさ」を体験してもらうおう!
ということで、バケーションのメインは、「カーリング」と「流氷館」。
網走監獄博物館では、エアコンのきいた屋内の展示とシアターを中心に見学し、暑さ満点の五翼放射状平屋舎房は早々に切り上げさせていただいた。
ちなみに、涼しかった8月初旬に来ていただいた、大学ゼミのみなさんの観光日は小雨の降る曇り。最高気温25度だった。笑
地域ならではの食事にこだわった
オホーツクは景色も素晴らしいが、「また行きたい」と思わせるのは、やはり「食」である。
「食べる」ことは、現地でしか楽しめない。そして、美味しかった食事はまた食べたいし、家族や友人にも食べさせたい。
リピーターになってもらう、重要な要素である。
さて、今回のメニューは以下。
オホーツクビール(前夜祭参加者のみ)
北海道いえばスープカレー(前夜祭参加者のみ)
北見といえば、北見焼肉
日本一の回転ずしトリトン
知る人しか知らない「かに弁当」
こだわりまくった実施編、無事終了!
かくして「実践」は、無事終了。
ほとんど「北見自慢」に終始したが、
「こだわり方」は、他の地域でもご参考いただけるのではないだろうか。
とはいえ、所詮人のやること。ミスや不十分なこともあるし、改善しなくてはいけないこともある。
『テレワーク屋のワーケーション 振り返り編』にて、しっかり反省しようと思う。ということで、続きをお楽しみに。
※冒頭写真は、長年の夢が実現した光景。