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何暗
2019年6月2日 22:00
《私訳》雲もなく、風もない朝。それが私なのか。ただ晴れに晴れた空として、ただ疎まれて、この世を暮らすのか。《出典》古今集・恋五・753、紀友則古今集は恋の歌を恋の段階の進行順に即して分類し配列している。すなわち恋一は恋の始まり、恋二はつらい片思い。恋三は成就しても揺れる心、恋四は終わりゆく恋。この歌の含まれている恋五は、もう終わってしまった恋である。作者は紀友則。「ひさかたの