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【ネタバレ】これDCEU最高傑作じゃない?『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』 の感想をネタバレ有りで語ってみる。

今更なのですが、やっと『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』 見ましたよ。
個人的に『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』がイマイチだったので、

「ザックスナイダーが監督したからって面白いとは限らないしなぁ」
とか
「別に無印ジャスティスリーグも楽しい作品で嫌いじゃなかったしなぁ」
とか
「普通に4時間って長すぎるよなぁ」
とか

色々言い訳して逃げてきたわけです。
しかし、DC FANDOME 『THE BATMAN』の新予告が出ることが明らかになって、異常にテンションが上がってしまって、何かバットマンに関するものが見たいなと思い、ちょうどいいやと見始めたわけです。

さて今作の私の感想なんですが、結論から言うと


『DCEUの最高傑作だ!!』


と言うのがいちばんの感想ですね。
ここからは最近DCEUを見始めたばかりのニワカのネタバレあり感想なので、突っ込みどころ多いかと思いますがご容赦を。

ストーリーとしては大雑把には無印と違いはないのですが、やはり無印の倍の時間がある分、各キャラクターの掘り下げが丁寧に描かれていたのがすごく良かったです。

味方サイドで言えば一番変わったのはサイボーグですよね。

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彼に関しては無印版では空気というか、僕は魅力を全然感じなかったんですけど、今作ではほぼ主人公レベルの扱いをされていて、彼はどういう人間だったのか、なぜサイボーグになったのか、なぜ父親を嫌っているのか、と言った彼のオリジンが丁寧に描かれていましたね。
そしてラストには自分がサイボーグであることに自信を持てたことでステッペンウルフとの戦いに勝利する。素晴らしいですね。
今作を見てサイボーグが大好きになりました。

次に良かったのはフラッシュ!

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フラッシュも最高でしたね、トラックに衝突した女性を救うシーンのガラスを割る表現やスローモーションの世界でソーセージを盗む無邪気さなどがフラッシュのキャラクター性をわかりやすく描いていて良かったです。
でも1番の見せ場はラストの光の速さを追い抜くことで過去に戻るシーンですね。
ここは凄かった、爆発した街並みがフラッシュとともに復元していく映像もすごかったし、「未来に生きろ」という最初に父親から言われた言葉を別の解釈をしてここで出してくるのが最高でした。
彼の単独作品である『THE FLASH』は22年公開予定です。ベンアフレックのバットマンも登場するようで、今から楽しみですね。

敵サイドの話もさせてください。
ステッペンウルフも無印版と違って魅力的なヴィランになっていました。
無印では彼がなぜストーンを狙っているのかなどの背景が詳しく説明されておらず、少なくとも魅力的なヴィランではなかったですね。
しかし今作では彼がなぜストーンを探しているのかが丁寧に描かれていたので、魅力が一層高まりましたね。
最後ワンダーウーマンに首を切られた時、ステッペンウルフにJLが力を合わせ勝利した喜びと同時に、少し悲しい気持ちにもなってしまいましたよ。
だってダークサイド様の元へ帰るためにめっちゃ頑張ってたんだもん..!
で、今話にも出てきましたダークサイド。
めちゃんこ強そうですよね〜、どうやら反生命方程式を求めて地球に来るらしいですが、おそらくその模様が描かれることはないでしょうね。

「おそらく今後は描かれない」
これがこの作品の唯一の不満点です。
エピローグでは荒廃した世界のナイトメアバットマン、メラ、フラッシュ、デスストローク、ジョーカーが描かれます。
敵と味方がごちゃ混ぜですね。
どうやら、その世界ではバットマンはロイスレインを殺してしまったらしいのです。
結果スーパーマンはダークサイドへと堕ちてしまい、敵と味方が力を合わせてスーパーマンを倒すことになった、と私は解釈しました。
これはバットマンがバットマンVSスーパーマンや今作ジャスティスリーグ スナイダーカットで何度も見ていた悪夢の世界ですよね。
また、今作ではサイボーグがワンダーウーマンとアクアマンが殺害される様子を見ていました。
つまり、最後に描かれた映像はザックスナイダーが今後ジャスティスリーグで描こうとしていた展開を見せしてくれた形ですね。
これは正直いらなかったかなぁ。
もちろんすっごくワクワクしますし、最高の設定だと思うんです。
ただ、このストーリーが見れる可能性ってとんでもなく低いですよね?
今回のスナイダーカットの公開自体が超異例の事態なワケですし、DCは正式にスナイダーカットは正史ではないと言っているので、今後のDCEUは無印の路線でいくのでしょう。
そうなってくると、ラストのこの映像、必要ありました?
どうせ作れないなら最後に全部入れてやろう、っていう考えに思えてしまって、ちょっと嫌でした。
作品として完璧なものにするなら、ラストのシーンは無い方がまとまりがあって良かったですし、時間も30分くらい短くできたのではないですか?
今回の映像を見せることで、また「#ReleaseTheSnyderCut」のようにファンが動いてくれることを期待してのことかもしれないですが、なんというか、監督自身からファンコミュニティに応援を求めるのは個人的には違う気がしてしまいます。

いや、ただ本当に監督がこのシーンを入れたかった気持ちもよ〜く分かりますし、このスナイダーカットの公開のために動いてくれた人たちのために今後このようなことを描こうとしていた、というのを見せてくれたのは素晴らしい判断と取ることもできます。
個人的にはジャレットレトのジョーカーがもう一度見れて嬉しかったし、もしスナイダー監督が描こうとしたジャスティスリーグが今後作成されることになったら最高に嬉しいです。
なので、こう、すごく複雑な気持ちですね。

ただ、全体的に完成度は非常に高く、DCEUの中でも1番の傑作と言ってもいいのではないでしょうか。
正直私の中ではアベンジャーズエンドゲームと互角、少なくともこの作品を劇場で観ていたらエンドゲームよりも好きになってたと確信を持って言えますね。

あと、これすでに多くの方が言われていますが、このスナイダーカット ジャスティスリーグ と ジョス・ウェドンが監督した無印ジャスティスリーグ の出来を比較するのはあまりにフェアじゃないのでしません。
というか、この作品を明るいテイストで2時間にまとめたジョス・ウェドンめっちゃすごくないですか?
監督が変わるだけでこんなにも作品って変わってしまうんだと知ることができた非常に面白い体験でした。
というわけで、雑にダラダラと書いてますので読みにくい部分多かったと思いますが、ここまで読んでいただいてありがとうございます。
DCはTHE BATMAN、THE FLASH 、BLACK ADAMなど、多くの劇場公開作品が控えています。
今後のDCの動き、そしてスナイダー監督の動きには注目していきたいですね。
それでは、また別のNoteでお会いしましょう!SeeYou!

サムネイル画像引用元↓
https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=57551

Note内画像引用元↓
サイボーグ
https://warnerbros.co.jp/franchise/dccomics/characters/cyborg.html
フラッシュ
https://warnerbros.co.jp/franchise/dccomics/characters/the-flash.html




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